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家族ができるわよと ママから聞いたのは 桜にはまだ早い早春の夜だった 思わず手を伸ばしママのお腹へ 震える掌から伝わる君の息吹き 肌寒い夕暮れの街 見つけたオモチャのピアノ 呆れ顔のママ 気が早いわねと笑った そうかとつられ笑い いいさ気長に待つさ いつか奏でておくれ パパとママの歌を 時折パパはとても不安になる 何もできないし 自信もまるでない そんな時ママの お腹に耳をあてる 君は言ってくれるね もうすぐだよと まだ見ぬ君よ初めて逢う時に なんて言葉をかけよう きっと声にならないだろうが 生まれてくれて ありがとう 蜩がさんざめく夏の買物帰り 縁日の明かり ふとママが足を止める 来年は三人ね そう呟くママの 手を強く握り返し重なる影法師 初雪舞うクリスマス 産まれそうとママの電話 ドラマではないが もうあたふたするばかり 病院へ向かう中思わず神頼み どうか無事で元気に 生まれておくれよと 時折パパはすごく不安になる 親になるなんて なんかピンとこない そんな時ママの お腹に耳をあてる 君は言ってくれるね 早く逢いたい まだ見ぬ君よ初めて逢う時に なんて言葉をかけよう きっと声にならないだろうが 生まれてくれて ありがとう 生まれてくれて ありがとう |