![]() AFTER THE SQUALL
急に降り出した雨に 光る町をすり抜けて 雨宿りできる場所まで 僕らは少し走った 空で鳴く雷鳴とアスファルトを叩く雨音と 濡れてはしゃぐ 子供たちの声が 雨をやり過ごしている 僕らの間を今 すり抜けて通り過ぎた 手に入れたものがあって 失ってしまったものがある そのどちらの方が重いとかではないんだ 雨の残した香りは変わらずに あの日と同じように 夕暮れを彩る 光る町に吹く風が この胸 焦がすのは何故 僕らはただ眺めて 雨をしのでいた 夕立ちが運んだ来たのは埃の匂いじゃなくて 君と僕が知らぬ間に築いた壁の 隙間を照らして そっと埋める 大事な何かを動かした あのビルの隙間に見えて いたはずの星達の群れの 瞬きは街灯の光で 消えてしまった 一瞬の重なりで描く未来図に 変わらずまた笑い声が 響くように 繰り返した一瞬が やがて熟して行けばいい 僕ら雨上がりの町を 遠回りして帰った 滴で光る町に 生まれたての風が吹いた 帰り途中の僕らは おそらく同じことを考えているのだろう あの頃見えた景色は 変わらず胸の奥にあるから 今だから描ける地図を描こう 夕立が残した香りは変わらずに あの日と同じように 夕暮れを彩る 街灯は等身大の僕らの影を映して 夕空には白い月がポカリと浮かんでいた |
![]() ストーリー
変わらない 思いは あの日と同じ 道の上で ゆっくりと交錯するようにまた アイドリングをして 繰り返しながら その期をうかがいながら 曇り空の下 傘の無い街で 何故か胸は やけに高ぶってる 裸足のまま駆け出した 僕らの矛盾がいつか こじれたこのストーリーを 紐解いて 行くから 変わり行く 景色に あせる胸の奥を 見透かされた 随分前に飛び立ってからは もうどれくらい過ごした? 気が付けば僕の 隣には君がいて 曇り空の下 傘の無い街で 不確かないまを 確かに噛み締めあおう 想像よりも ずっと甘く 苦い蜜を味わいながら イメージをもっと鮮やかに 映そうよ さあ行こう 約束など交わさないでいい 同じようにそれ以上に 深いものを分け合おう 意味などは無くていい だからまた歩こう 疲れたら少し休んで 流す涙がこのストーリーを 紐解いて 行くまで |
![]() 情熱の果実
生ぬるい風たちが 吹き溜まりであぐらかいてる 空はピントの少しずれた 星達が幾重に重なってる まだ熟さないの情熱の果実 熟れたらすぐに落ちるだけだから 冷めないうちに今燃やそう 消えないように育ててゆこう 止まらない時計の針に 置いていかれないように 僕らまた今日を越えてゆく 明けない夜を抜け 見たことの無い朝を迎えに行こう ドライバーは君さ 時を越えて 望めば朝はすぐそこさ you can go through the night next morning shine if you want to 失った物全て 意味のあるものにしなくちゃな その痛みとその経験が 過去というものになった時に 僕ら少しはましでいるかな? 変わらずに今日を過ごしてるかな? 育てたその情熱の果実の 甘い果汁を分けられるように 止まらない時計の針に 置いていかれないように 僕らまた今日を越えてゆく 止まない雨を抜け 分厚く垂れる雲の向こうへ 錆付いて響かなくなった 胸の鐘を磨いてまた鳴らすんだ you can go through the night next morning shine if you want to きっと飛べるよ君となら また今日を越えられるさ 海 風 雲 未来 情熱の果実も また涙流し合って 笑って暗闇を越えて まだ まだ はじまったばかりの旅 明けない夜を抜け 見たことの無い朝を迎えに行こう ドライバーは君さ どこまで僕ら行けるか確かめに行こう you can go through the night next morning shine if you want to |