chai

『金魚』　作詞：nokko　作曲：つー


雨のにおいがする
ガラスの向こう
きみの口が･･
ゆっくり･･と･･動く

漂うだけの部屋
しなやかなきみ
赤い服が
ここだよ･･と･･揺れる

空を知らないきみと･･
空を見ようと思う･･
だけど･･ふたり
一日中･･雨を見てる･･


ぼくをさがしている
ガラスの向こう
きみの口が
さよなら･･と･･動く

空を探している
しなやかなきみ
赤い服が･･
寂しい･･と･･揺れる

ぼくになりたいきみと･･
きみになりたいぼく･･
きっと･･ふたり
イレカワル･･夢を見てる


ぼくにもどりたいきみと･･
きみにもどりたいぼく･･
ずっと･･ふたり
繰り返す･･ユメノナカで･･

『月の笛』　作詞：nokko　作曲：つー


十六夜の空
隠れ月
風の音を紡ぐ
遠く月の笛

群青の闇
迷い水
時を刻む鼓動
何を歌おうか･･

姿無き月の放つ
青白い光
閉じた瞼にあびて
昨日の夢を想う


十五夜の跡
欠ける月
水を揺らす息吹き
通う月の笛

転生の宵
深い夢
雲を払う響き
何を歌うのか･･

余さない程に満ちる
月の美しさ
閉じた心に染みて
光に身を預ける


転生の月が放つ
透き通る光･･
指の先まで受けて
うたう月のうた

響く月の笛

『風の森』 作詞 nokko　作曲つー


形無き･･鎮守森　
神眠る･･鈴の森
寂しい人に響けよ･･と　　
風に乗せた詩の声

風の笛･･音隠し
雲の笛･･色隠し
寂しい耳に届くのは
遠い人を想う文

幾重にも　　
幾重にも･･祈る
幾重にも　　
幾重にも･･想う

木霊になろう･･　
返らぬ記憶･･その時は･･
声を失おうとも　
森に誓う･･


すれ違う･･時間の拍
紡ぐ過去･･深い森
澄ました耳に響くのは
遠い時間を刻む音

森の笛･･音探し
闇の笛･･色探し
未だ見ぬ人に届けよ･･と
御空に預けし想い･･

幾千の
幾千の･･祈り
幾千の
幾千の･･想い

木霊になろう･･
戻らぬ記憶･･その時は･･
森の土になろう･･と･･
時と契る･･

木霊になろう･･　　　　
木霊になろう･･