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新車のUP!

2019/05/06 00:00

 連休は、買ったばかりの新車「Volkswagen Move UP!」の最廉価版に乗って西伊豆に5泊6日のキャンプに行って来ました。

 そこで、感覚を忘れてしまわないうちに、約800km強を走り終えての印象を書いておこうと思います。

 西伊豆オートキャンプ場への道程は昨年までRover~BMWで走っていた基本のとおりで、行きは西湘バイパスから熱函道路をぬけていく海岸線から伊豆のへそを横断するルート、帰りは伊豆縦貫道から新東名をぬけて横浜に戻る道でした。

 伊豆では、松崎から修善寺を行ったり来たりしながら、合計700km以上も6日間で乗りましたから、大体このクルマのイメージがつかめました。
 なんと、納車された翌々日からキャンプということで、わずか16kmしか乗っていないクルマの状態で、荷物満載・4人フル定員乗車、かつ、峠道の登り下りという過激な環境をならし運転として強要してしまいました・・・。

 行きの峠道中心の運転では、まぁ、登り坂は5~4速はまったく使えず、下り坂でのエンジンブレーキについても2速までダウンしたい状態が多かったため、常に2速と3速をマニュアルで切り替えて・・・という走行になり、3000~4000回転で常時走っている感じになり、うーん、ならし運転は出来なかったなぁ・・・(笑)。

 昨年まではBMWで何のストレスもなくガンガン80kmくらいでかっ飛んでいた同じ道ですが、アクセルべた踏みでも50km出すのが精一杯で、いやはや、今までのクルマはどれも速くてパワーがあって楽をしていたんだなぁ~(笑)と、昔乗っていたAustin Rover miniを思い出しました。
 この遅さやバワーの無さ、それなのに運転していてなぜかそこそこ楽しい感覚は旧miniかこのUP!でしか味わえないと思います。

 AGS(マニュアルトランスミッションを自動クラッチ化させたもの)のオートマチックモードはどうも登り坂では的確なタイミングでのギア選びをしているとは到底思えない変速タイミングですし、ぼくはもう少し2速と3速で引っ張りたいので、通常はマニュアルモードでの使用、渋滞時のみオートマチックモードを使用することとしました。
 そんな感じがこのクルマの運転には一番あっている気がします。オートマではなく、ノークラ(ノークラッチマニュアル)と考えた方がすんなりと楽しく運転できますし、変速ショックも小さくできます。

 さて、BMWの足に慣れてしまっているぼくにとってはUP!の足はかなり柔らかく感じました。
 峠道を中心に走るならば、足回りをもっとカチッと固めてしまいたいところですが、もう60歳になりますし、ゆっくり走ろうと思いますので、ノーマルでオーケーです。
 コーナーではそれなりにロールしますが、クルマの状態はつかみやすく、危険を感じる事はありませんでした。
 車体はサイズの割にしっかりした剛性感があるので、サイズの大きなクルマに乗っているような錯覚を感じるところは、以前乗っていたPOLOに近いところがあります。

 履き替えたタイヤ「YOKOHAMA ブルーアースGT 185/55-15」ですが、いわゆるエコタイヤなのにスポーツタイヤというものです。
 しかし、思っていたほどスポーツ製のある感じではなく、エコタイヤと普通のタイヤの中間くらいかな・・・という感じでした。でも、まぁ、許容範囲かな・・・。
 荷物積み過ぎでお尻が重過ぎたっていうこともあったし。。。

 と、ちょっと峠道ではノンターボ1000ccのアンダーパワーを露呈してしまったUP!ですが(遅くても旧miniのように楽しいけど)、これが高速道路では信じられないくらいピッタリの乗り心地だし、素晴らしい安定感!
 とても160万円定価のクルマとは思えない高い質感のある走りをしてくれました。90~110kmくらいで流している状態がこのクルマでは一番心地良いかもしれません。

 あと気になった事は・・・、ヘッドライトが暗いこと・前席のシートベルト取り付け位置が高いので、椅子の高さを一番低く設定しているぼくの場合、シートベルトが首にかかって苦しいこと(後日、シートベルトストッパー購入で解決)・肘乗せコンソールがないので肩が凝りやすい、などがありました。

 気になるだろうと思っていたフットレストが無い点についてはベンチに座るようなポジションになるため、あまり気になりませんでした。
 ステアリングはウレタン丸出しだったのですが、美妃が革巻きを編んでくれたのでかなり良い握りになり、ツルツルすべることもなく良い感じです。

 不思議だなぁと思う事は、国産車なら軽自動車でもインパネやダッシュボード等の部分がソフトパッドになっていたりして高級感があるのに、UP!は安っぽいカチカチのプラスティック製、ドアの内側などはカバーされておらずにボディーの鉄丸出しと、本当は安っぽいのに、ビートルの内装に見た目が似ているせいなのか、なぜか安っぽく見えず、心地よいシンプルに感じさせてしまうところはさすが小さくても(安くても)ドイツ車なんだなぁと感じます。

 ナビの取り付けもなく(ナビ装着しないつもり)、まだETCも装着していない状態でシンプルなクルマですが、センターコンソールやシートカバーなどを装着予定です。
 すでに購入したパーツ等は、タイヤとアルミ、ショートアンテナ、ステアリング革巻き、ドア当て止めモール、1900円のフロアマット、シートベルトストッパー、シガレットライターソケットに挿すUSBポートなどです。

 リッター当たりの燃費は約18kmとかなり良い感じでした。
 これなら渋滞込みの街中走りでも14~15kmくらい走ってくれそうです。

 これからリーズナブルで楽しいカーライフをエンジョイしたいと思います。

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