ローズマダー
![]() 優しい風が 傷口に染みて
まぶしい光 指から差し込む ずっと忘れていた あの時の約束 守れなかった 君との拙い日々 独りきりの部屋には 安らぎなんて見付けられなかった 君だけを守りたかった その綺麗な瞳が 決して色を失くさないように 悲しみに染める日が ずっとこなければ良いのにと もう 叶わないけど… 溜息の数 静かに増えてく度 広がる距離を 止められなかった 背を向けたのは 君の方じゃなくて きっと弱すぎた あたしだったのかもね… 独りきりの部屋には 君が流した涙だけが残る 君だけを守りたかった その唇から こぼれ出す音だけ聞いていたかった 固く繋いだ指が 解ける日がくる事 予期出来ずに… 独りきりの部屋には 安らぎなんて見付けられなかった 君だけを守りたかった その綺麗な瞳が 決して色を失くさないように 悲しみに染める日が ずっとこなければ良いのにと もう 叶わないけど 君だけを守りたかった その唇から こぼれ出す音だけ聞いていたかった 固く繋いだ指が 解ける日がくる事 君は 感じていたの? |
![]() 貴方を見失った日と 同じ風が心の奥刺して
淡い色彩の揺らめく 分れ道があたしを惑わせる 天を仰ぐあたしの手は 何一つとして守れなかった 壊れやすいその心の はかなさも全て知っていたのに 苦し紛れにあえぐあたしの 姿横目に去った貴方は 何処へ・・・? 消えてゆく足音は 想い出に影を残して落ちる 動けずに溺れてく いまさら 「アナタノアイニキヅイタトシテモ」 苦悩だけを誘うように またあの季節が近付いてくる 目を背けたくなる程の 「コドク」だけが身体を包み込む 苦し紛れに見上げた空は 無様な心見透かしたまま 嘲笑う・・・ 消えてゆく温もりが 残酷に時の終焉を告げる 忘れられない もう二度と聞こえる事の無い 「ハナレナイデイテズット・・・」 貴方の愛していた華の香りだけが この場所に今もずっと残ったままで にじんでく夕日も直視出来ずに ただそっと呟いた 風に消されそうな 「サヨウナラ」 戻れない 戻せない 傷つけた・・・貴方の瞳を 消えた足音は 想い出に影を残して落ちる 動けずに溺れてく いまさら 「アナタノアイニキヅイタトシテモ」 |