Nervous Act Ends

NAEです。 デンマーク情報機関が米国を「潜在的脅威」と位置づけたのは、同盟国が前線化・消耗させられる現実を、公式文書で認めたという意味を持ちます。米国(NSS)が想定している米国にとっての抑止成功とは米国が大戦争に巻き込まれないことで、日本にとっての抑止成功とは一致しません。軍事面では中国と最前線で対峙し、 経済面では中国経済の安定化に関与し、その結果として中国からは敵視・報復対象となるという 極めて危険な立場で設計されています。これは抑止の強化ではなく、日本へのリスク移転です。同盟破棄でも、核武装要求でも、反米でもなく、政府は同盟として米国へ国益の主張をするべきです。

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