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「こうなりたい」の先にある「こうありたい」

2016/08/22 00:00

最近、ようやく「こうありたい」自分が実践出来るようになってきた。

 若い時分は、常に「こうなりたい」ばかりを思い描いていたような気がする。

「こうなりたい」は、漠然とした何かへの憧れを抱きながら彷徨い続けるだけだ。

 そして、いつしかその志さえもどこかに置き忘れ、結局何も出来なかったか、やろう(行動)とさえしないで終わっている事が、殆どではなかっただろうか。

 人の目を気にし、人の評価に怯える。

 とりあえず、誰かがやっている常識を基準にしてしか行動出来ないのが、「こうなりたい」という憧れが指す意味なんだと僕は思う。

 ところが「こうありたい」を見つけられた途端、肩の力が抜け、周りの事が一切気にならなくなった。

「こうありたい」は、究極の自己満足である。

 自分がやり続けたいと願う正義、信じる道を進み続けるだけ。

 だから見返りは望まない。

 誰かに評価されずとも、気づいて貰えずとも、己が「こうありたい」という生き方を、全うするだけで満足ができる。

「こうなりたい」の先にある「こうありたい」を見つけた時、その人は何者にも負けない心が備わるのである。

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