真夏の炎天下。
アスファルトから陽炎がただよう。
都会の喧騒からエスケイプしたい僕は一軒のカフェへと逃げ込んだ。
そのカフェはアンティーク調であり、ほどよくクーラーが効いていた。
店内のBGMは、静かなインストナンバーだった。
僕は窓際に座る。
店内は、ほのかなライトアップだけで薄暗かったが、窓から見える外の日差しは眩しかった。
アイスカフェかジンジャエールか…。
メニューを広げながら少し考える。
汗がまだひかない僕は、無性に炭酸が飲みたくなった。
僕はジンジャエールをオーダーすることに決めた。
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