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源流をもとめて 2

2011/10/05 09:10



4、5km走ったあたりから
重大な失策に気がついた。

クッション付きのサドルカバーを外したまま出てきたこと・・・

この頃既に
尾てい骨に鈍い疲労感を 覚え始めていた。


時刻は 午後3時半。


また、4、5km川を下って
そこから家まで JR3駅の距離。

天城越えを 幾つか。


帰りの行程を急ピッチで
シュミレーションしたあげく

はあ〜

ため息が出る。


河口は遥か彼方。
源流はもっと 遠かった・・・


あそこかあそこで コーヒーを飲もう。
それだけが 唯一の願い。


苦笑・・・& 忍耐・・・・



河は迷わない。

迷っているのは こちらだけ。

いつだって 途中の道のりだし

世界は あまりにも広いから。

でも ときどき
迷うのを楽しんでる自分がいる。


不安の中で
出会う風景。

揺れる水面。

とりとめもない空。

見知らぬ生き物。

路傍のあざやかな草花。

風の音。

永遠の今・・・



ちいさな凪のからっぽな時間に

体を疲れさせたら

こころは 遥か かなたにとんでゆく。



この2、3日は 夢うつつに 
ここと どこかを何往復か していたような・・・







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