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春夏秋冬ー2011ー

2011/12/30 22:25


ーつづれ織り風に・・・

 早春。

  千両の赤い実ほどの希望ありやなしや
   雪の上に こぼれ落ちた
    赤ワイン 数滴。


  春。

   凍り付いた時間。
    花吹雪を観ず 山桜思う。
     過ぎる横顔。
      見送ること しきり。
       地を離れる 彗星ひとつ。


     青夏。

      内側の刺 外側の刺
       白黒、正邪、天と地、独楽で廻して 立ちくらみ。


        盛夏。

         風穴をあけ 空に逆噴射。不時着。
          高い空に 飛行機雲行く。


           晩夏。

            ひとり、呼吸。
             向日葵のやさしさ、雄々しさ。
              その黄色のいのちの水、
               口元に注いでくれる人あり。


          仲秋。

           浮き島の名月。
            天体観測熱。
             息をふきかえす。
              空と紙ヒコーキのやさしい関係。


        初冬。

         塩湖のほとりのカフェ。
          夜と朝のはざまの集会&ダンス。
           月☆ショー。


      冬最中。

       終わる暦、最後の数字。
        永遠の味方でいましょう。
         地球最後の日にも
          一緒に気球に乗って 
           大気圏を廻りませんか。


     冬の陽は 慎ましく 蒼いから
      少しエーリアの火をね。

   空に向かって気を上げる
    夏の花一輪。
     部屋に飾って、
      その 心意気と薫りで
       火を熾して。


        秋・冬元気暦より・・・・





      

      

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