BLOG

 

「11/7ライブの報告」

2021/11/08 00:00

 恒例の毎月第一日曜日のお昼のランチライブ、11月7日もやってまいりました。

 残念ながらお客様は2人のみ(花屋洋品店さんとカーナビーツ越川さんなので、正確にはお客様ではなくていつもお世話になっている我々のサポーターというのが正しいですね…)という訳で、あとは自分の家族ですから、実質のお客様は前回に引き続きゼロでした…。

 まあ、ワンマンのライブなので対バンの人がお客様を呼んで来るシュチュエーションは無いわけで…、知名度もなく、懇意にしてくれるファンの方も居ない自分たちとしては、「コロナが落ち着いても実質無観客ライブ」になってしまうことは周知の事実なわけで…、お店のメインとなる夜のライブにはおこがましくて出られませんが、こんなにお客様を呼べない我々でも好意的に1時間以上のライブを続けさせて頂いている"Sammy's Hawaiian cafe"には本当に感謝です。

 以前はお客様が居ない中でのライブは、出演させていただいているお店への申し訳なさ、劣等感と実施意義の喪失感と自己嫌悪に辛さを感じていましたが、我々の音楽に興味がある方は遠方に住む2~3人しか居ないのが事実で、それはもう変わりようはないので、残念ですが諦めて「自分たちが月1回、食事するために集まる際についでに演奏する」というスタンスに気持ちに切り替えました。

 ぼくもあと2年半で定年再雇用も終わり、完全無職になると経済的に音楽活動を継続することは不可能なので、2023年9月にライブ活動を断念するまではそんなワガママで、無観客でもお昼のお店の利益にご迷惑をおかけする度合いが少ない時間帯でライブを続けさせてもらいたいと思っています。

 なので、実際のライブに来てくださる方はほとんど居られませんが、実況中継でライブ配信している"Twitter Live"については、なんだかんだで毎回40~50人くらいの方(当日20人くらい、録画視聴が1ケ月後くらいで+20~30人くらい)がご覧くださっているようで、あれだけライブの迫力が削がれる悪い音での配信でも興味を持ってご覧くださる方が居るのならばそれでライブ実施意義はゼロではないので良いか…と思うようになりました。

 少なくとも、「遠方で見に来れないけれど、強く見たいと思っている方たち」には聴いていただくチャンスがあるし、見ていただいている数を考えると「わざわざ見に行く気はないけれど、チラ見したい気はする」という程度の方は居るという事なので、完成に無視されてしまったわけではないのだと思えば、寂しい気持ちはかなり緩和されます(笑)。

 今回のライブの実況中継録画は下のリンクからご覧いただけます。1時間20分くらいあります。
 コピー曲があるので、指摘があれば動画を即刻削除しなければならないので、ご覧予定の方はなるべく早くご覧いただきたく存じます。

https://mobile.twitter.com/masakazuakutsu/status/1457189281739382788?s=12



 さて、今回のライブでは40年以上前に所持していた"Campbell製ES-335のコピーモデル"が自分の元に戻って来たので、はっきり言って、トラスロッドがダメになってネックの反りは直らず、フレットはすり減ってしまい、ハイポジションは音詰まりだらけで使えず、ローポジションはネックの反りで極端に弾きにくくなってしまっていて、正直、楽器としてはもう終わってしまっているギターではありますが、なんとか音だけは出る状態に修復して、ライブの前半に無理やり使いました。

 前半に留めた理由は2つあり、ひとつはその後の曲がハイポジションで弾く曲なので使えない事と、もうひとつは、全てカチカチのバーチ材でボディーが出来ているこのギターは重くて身体がもたない…という理由でした。
 実際、ライブ翌日の今日はかなり腰にズシンという重い痛みが残ってます。

 もうこのギターを人前で弾くことは無いと思いますが、久々にセミアコギターを弾いて思った気持ちを、今日の日記の中心内容としたいと思います。

 やや逆反り気味のネックが好みな自分にとっては、とにかくネックの反りとフレットの減りが激しくて、ちゃんと演奏に使うのは不可能だ…という点は仕方ないとして…、バーチ材ボディーとメイプルサンドイッチネック材の、レスポールなみの重量の重さは、年寄りになった自分にはかなり拷問に感じる辛さはありました。

 しかし、そのカチカチに硬い材と、セミアコの空気感のバランスの絶妙さでしょうか…、音は、たぶん所持するハンバッキングピックアップのギターの中で一番好きな音がします。

 それから、ES-335の形状ですが、とにかく立って持ちやすい。
 バッキングもソロも、ポジションが一番ピタッと楽に決まります。
 昔もそう感じていましたが、今でもその感覚は変わらないんだなぁと実感しました。

 セミアコの魅力って何なのかな…って改めて考えてみると、どんな音楽でもそれなりに対応可能と思われる幅広いトーンがまずあると思いますが、その幅広いトーンとは何だろう…と考えてみました。
 ぼく的には、ソリッドギターでは表現できない空気感を利用した後ろに引っ込むボケた音(硬い音でもボケた音?)がトーンの幅を広げ、音量調整が音量を超えて存在感の有無を調整できる感覚がある点かと思います。
 と同時に、歪まない音のふくよかさは、空気感あってのものだなぁと、改めて感じました。

 更には、ギターを抱えたポジションの弾きやすさです。
 特に強く感じるのは、ファンキーなバッキングプレイでのギターの安定感による弾きやすさです。
 そこからちょっとネックを手前に引くとソロも弾きやすくなり、SGと同じようにダブルカッタウェイなので、無理なくハイポジションでプレイしやすい形状だし…。

 安いギターでしたが、40年前に自分がメインに使っていたのは確かな選択だったなと、今も感じる事が出来ました。

この情報をシェア

COMMENT

何らかのエラーがあり登録できませんでした。
入力に不備があります

↓↓ 2021年11月の記事 ↓↓

ARCHIVE

TAGS