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「苦手だけど挑戦してみる」

2024/02/19 00:00

 ぼくはアコースティックギターが苦手、かつ、弾き語りがとても苦手です。
 理由は、

1ボタンエレキギターからギターをはじめたため、アコースティックギターの経験がないので。

2ボタンアコースティックギターのきつい弦の張りや高い弦高に根性なしの指や手首が対応できないため。

3ボタンブロンズ弦のバチンという音が好きになれず、音が小さくてシャランというサスティーンのあるニッケル弦(エレキ弦)の音が好きなため。

4ボタン元来、自信がないので歌は本当は歌いたくない事に加え、弾き語りというひとりぼっちのステージに心細さと不安を感じるため。

5ボタンこれまで他人とのリズムコラボレーションで演奏を作って来たが、弾き語りでは自分だけのリズムとなってしまいポリリズムも何も使えず、シンプルに「歌と伴奏」を主とするのが正論の音楽となってしまい、いわゆるロック的な「リフの作成こそが曲の原点」という自身の音楽観と合わない世界観で音楽をしなければならなくなる点。

 そのように、アコースティックギターに対して劣等感のあるぼくですが、65歳に到達して職を失う目前となり、貯えのない貧困で苦しむ少ない額の年金生活をあと数か月で迎えなければならない状況は、音楽どころか様々な生活費をかけないように生活していかなければなりませんので、今までのようにお金を使っての音楽活動も出来ません…。
 加えて、バンドメンバーは日曜日以外は仕事ですから、月~金曜日の貧困で時間ばかりが有り余る中、音楽をやりたければひとりでやらざるを得ず、そうなるとオリジナル曲をやりたい自分としては嫌でも弾き語りのような事に挑戦せざるを得ないと感じているところです。

 しかし、とにかく普通のアコースティックギターは自分には無理だろう…と感じるので、何とか楽器だけでも普通のアコースティックギターは避けて他の何らかの楽器でプレイしたいと思いました。

 最初に考えついた対応策は、ギターシンセサイザーで様々なアコースティック系の楽器の音色でプレイするという方法。
小型のギターシンセを購入してみたのですが、どうもしっくり来ませんでした…。
 それにこの方法では結局「エレキおことわり」になってしまう可能性も大きいわけで良い方法とは言えませんでしょう…。

ならば、玩具レベルの民族楽器をメインに出来ないか、ウクレレサイズのミニギター?、などいろいろと考えても見たのですが、仮に普通のライブバーのようなところで弾き語り的にプレイするとなると、対応できるようにピックアップを装着する必要とか、ハウリングへの対策とか、また、どれか一つに決めると結局サウンド的に飽きがきてしまうだろうとか…現実的でなく感じました。
 ミニギターだと「ナメてんのかこらぁ~」とお客様に思われてしまうかもしれませんし…。

 で、どうもこの方法におさまりそうだと現時点で思っているのが、元祖エレアコとも言える、まだピエゾピックアップなど発明されていなかった1959年に製造されたダンエレクトロ社のコンバーチブルというエレアコの使用です。
 通常のダンエレクトロギターにサウンドホールを付けてアコースティック化し、出力のとても低いピックアップを装着したチープなギターです。
 アコギの音もエレキの音も出なくて、この楽器特有のペラペラなサウンドです。エレキ弦を張るとちょっと民族楽器に近く感じないこともない響きがします。
自分の使うエレアコとしてはコレが合っているように感じました。
 実は以前からこのギターを所持していましたが、ネックは歪んで取り付けられ、テールピースもセンター位置から外れて装着されており、10フレット以上の1弦は完全にフレットの外にはずれてまともに弾けない状態でした。
 テールピースの位置をずらして付け替え、ブリッジの高さも調整しなおしましたところ、なんとか楽器として使えるレベルに出来ました。
 面白いところはチープだけれど独特な響きのある音色なところです。
 ダメなところは、基本は通常のピック弾きは不可なところ。強く弾くとブリッジがズレたり外れたりしてしまうくらい弱いのです。また、大きく出そうとピックで弾くと悲鳴のような音になってしまうので…、薄いナイロンのピックを試してみたところ、それならなんとかいけそうです。けれど弾き語りの際は基本は指弾きかな…。バンドのアコースティク企画でピックかな…。

 サスティーンも悪く、音はカサカサした感じで、良い音とは言えないギターなのですが、エレキ弦仕様で張りが弱くて弾きやすいこと(弦高の調整もアコギよりは出来る)、ボディーが薄くて抱えやすいこと、個人的には大好きなギターのルックス、うまく使えばローポジションであればエレキギター風の歪んだ音もまったく出せないわけではない(良くはないけど)、普通のエレアコよりは雑に扱えるライブ仕様の楽器であるところなど、ぼくにとっては利点が多いエレアコです。

 さて、楽器が決まれば…、曲を作ることと、平日も休日も昼間に演奏させていただける反町・東神奈川・東白楽・白楽(六角橋)・妙蓮寺あたりの店…、集客ノルマとか参加費とかお金を自分が払うことなしで自由に演奏させていただける場所はないかなぁ…。最低限の音響機器は持参しますんで…。

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