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"Vanzandt Bronson特注"2019.2.15

2019/02/16 00:00

"Vanzandt Bronson特注"2019.2.15


https://youtu.be/WnG3qrOb3Ik



■税抜価格200,000円

■Bronsonの特徴
(1) 下地処理まですべてニトロセルロースラッカーの極薄塗装。
(2) コピー元の"Fender Duo sonic"が22.5インチのショートスケールなのに対し、Bronsonは24インチのミディアムスケール。
(3) Moonギターの製作元PGMで製造される超高品位なビギナーズモデル(右利き用実売価13万円)。

■特注ヶ所
(1) ボディー材をオリジナルのアルダーから、ライトウエイトアッシュへ。
(2) 配線を1ボリューム・1トーンから、各ピックアップごとの2ボリュームへ。
(3) ポッドはAカーブで右利きと同じ回転に変更。
(4) ピックアップのセンター位置での配線が、オリジナルは直列ハンバッキング、特注では並列テレキャスターと同じ。
(5) カラー、マッチングヘッドでバーガンディーミスト。
(5) ピックガード、赤べっ甲柄(なんとなくJazz Bassっぽい)。

 定年退職寸前で定年後の再雇用では年収が1/3になるため、このギターが本当に最後の購入になります。
 それだけに妥協せず、自分の思い通りなギターになるよう注文しました。

 ぼくが人生の最後にたどり着いたギターの理想は、意外にもビギナーズモデルでした。
 制約を受けずに今思ったことを自由にやりたいけれど、ちょっと懐かしいイメージがするものを欲していました。
 見ている方もギターを弾く方も誰もが懐かしさ(温かみ)を感じる道具(ギター)とは、それぞれの少年時代の流行は時代によって違いますが、一目でわかる初心者用の簡素なギターであれば、誰もがギターを持った瞬間に天才的に弾けたわけではなくてビギナーの頃の自分が居たわけで、それを思い出すという感覚が湧き温かな気分になるのではないだろうか・・・と思いました。

 少なくともその感覚は自分にはあり、その時代の好きだった曲を今も聴き続けている自分にとっては「変わらない事、変えない事、変わらない気持ちの意義」を継続させる力になります。

 そして、音色的好みであるテレキャスターを簡素化したようなものをイメージしていました。
 指の力も弱まったし、Gibson SGとの持ち替えの違和感も解消したいのでミディアムスケールを選びたかったし、シングルの2ピックアップで、メイプルネック・アッシュボディーは必須でした。
 以前はフェンダー系ならばメイプル指板を選んでいましたが、Gibsonとの持ち替えなしでライブをやることを考えるとローズウッド指板を選択したいと思いました。

 Vanzandtギターは、アメリカ南部のピックアップブランド"Van Zandt"のピックアップの特性を活かしたギター制作が目的となっているブランドであり、本来は"Moon"のようにカスタマイズギターの制作を目的としていないのは重々承知しているのですが・・・、最初からすべてをカスタムギターとして制作したのなら50万円以上の価格になるのは当然のことですし、基本はVanzandのギター内容が気に入っていましたし(特に塗装とネックの仕上げと全体的な見映えが・・・)、どうしても譲れないアッシュ材のボディでのカスタマイズをお願いしたのです。
 さらには、いつも配線をいじってもらっているKEY渋谷店の田辺さんが福岡にヘルプで行ってしまっているためにお願いできないので、ついには最初から好みのAカーブのポッドで好みのコントロール配線もお願いすることになりました。

 Bronsonのコピー元であるFender Duo sonicは、まだGibsonがハムバッキングピックアップを発明する前の時代に、2基のピックアップを直列接続してハンバッカーの音を出したパワフルな音が特徴のギターなのに・・・、また、それに最適なピックアップをVan Zandtでは作っているのに・・・、それを無視して古い考えのシングルコイルらしい並列のテレキャスターと同じ配線にすること(さらにはトーン無しの2ボリューム)をお願いしたのですから・・・、また、BronsonではおろかDuo sonicでもアッシュをボディ材に使った事はなく、ピックアップの相性だってきっとアルダーボディにあわせて作っていることでしょう・・・。

 もしかしたら、「何でこんな注文するのか?」「オリジナルのままの方が音は良いのではないか?」と思われて作っていたのかもしれないと思うと申し訳ない気持ちがしますが、ぼくが使っているところを見てくだされば必ずや「こう作って良かった」と思っていただける自信があります。

 そう言えるくらい、自分としてはかなりこのギターを気に入っています。
 とにかく丁寧な仕上がりにビックリ。

 ピッキングの力やピックの好み、その人なりのピッキングのスピードやシャープさや粘り・・・、力がある人が力を抜いてサラッと弾くのか、力がない人が強く弦をひっぱたくのか・・・、結果は同じように映っても、イメージしている世界と現実にはみんな開きがあると思うのです。

 ぼくはあまり冷たい音でギターが弾けないし、かなり硬いギターの音でも中域に太さのあるモコッた音になる特徴があります。
 また、ぼくは歪んだ音を基軸に音色を作り、ギター側のボリュームで歪み具合を調整し、リアは基本的に歪みっぱなしで80~100%のボリューム、フロントはクリーンなバッキング用に20~40%のボリュームをデフォルトとして、そこからボリューム操作で欲しい音をコントロール(たとえばリアを30%に落としてミックスとか・・・)しています。これがすべての曲で一番合理的な音色が出せる設定だと思っています。

 アンプを使わずにSans Amp Classicをアンプとしてミキサーに直で使うことも多く、ギターアンプからの迫力ある出力ができるとは限りません。
 ギターのトーンはギターではなく、Sans Amp Classicの方でコントロールします。

 このギターは、ボリュームを下げていっても高域・低域が落ち込まず、音のグレードを保ちながら歪みをコントロールできました。

 オールドギター的音色でありながら、オールドギターにありがちなチョーキング時の音詰まりもしにくく、とてもぬけの良い、ミディアムスケールとは思えない低域の張り出しもあります。

 ピックアップの位置や角度の妙か、またはピックアップの素晴らしさなのか、ボディーをアッシュにしたせいなのか・・・、まったくDuo sonicの音色とは違い、テレキャスターとストラトキャスターの中間よりややテレキャスターに近い音色になっています。

 まさにぼくが想像したとおりのサウンド!

 とにかく、この極端に細いネックにはやくなれてバリバリ弾きまくりたいと思います。

 ぼくは新しい物好きな旧人類だと自分では思っています。新しいテクノロジーをいかに古い脳みそで使うか(笑)
 そんなぼくに可能性を与えてくれるギターだと信じています。

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