Squierのミニチュアストラト(19,600円)、ボリュームノブを変更し、トーンコントロールを削除し、トーンがあった位置にジャック位置を移設して、改変終了!
ベース村上にやってもらいました。
いつもならボリュームポッドをCTSのAカーブのものに変換して、回転を右用と同じにするのですが、逆周りだけれどボリュームの落ちが良かったのでポッドはそのまま。
でも、左利き用回転だと、ボリュームを下げる際に10~1のメモリが関係なく、10~1~2~3…とどこにいるかわからなくなるので、数字表記のないテレキャスタータイプのノブに変更しました。
最近は明るい日差しや、暗いところでボリュームノブがピックガードと同色だと見にくく感じるので(年齢のせい)、ピックガード色と逆の黒いノブにしました。
座って弾く事が多くて、サイドのジャック位置は非常に邪魔で、特に自宅で座って弾く際にワイヤレスの送信機は余計に邪魔に感じたので、ぼくの場所は使う事のないトーンポッドを削除して、その位置にジャック位置を移設しました。
小さなボディーから大きな突起になっていて持ちにくかったのが、やっと持ちやすくなりました。
ギターの音色としては価格が価格なので「素晴らしい」というわけにはいきませんが、低価格な小学生サイズのミニチュアストラトと考えると、おもちゃよりもはるかに楽器に近いレベルのクウォリティがあると思います。
楽器が小さい割には生音が大きくて、ピックアップもカリッとしていながら低域が強いパワーのあるものなので、20フレットしかないショートスケールなのにロックに合った強い音がします。ビックリです。
ケチをつけるとすれば、フレットはやや残念な仕上げで、かなり凸凹しちゃており、引っかかりがあるので、神経質な方は擦り合わせをしまくるかなと思いました。(ぼくはズボラな性格だし、少しでもフレットが高い方が良いので、やや状態が悪くても擦り合わせはしないけど…)
また、フレットが細くて高めなため、フレットの減りも早そうだなと感じるところと、細くて高めなフレットとショートスケール、さらには遊びが多過ぎて安定感に欠くペグという問題もあり、オトナが弾くとやや弦を引っ張ってしまって音痴になる…という欠点があるため、ぼくの場合は予めチューニングを低めにしておいた方が音痴に聞こえない感じがしました。
まあ、009~042のセットを張ろうとするからチューニングが気になるので、010~046のセットを張る方はさほど気にならないかもしれませんね。
オクターブ等はきちんと合いますし、特定の音域でパワーが落ち込むようなこともなく、小さいけれどちゃんと楽器です。
大きな(普通な)フェンダーギターに比べて持ったイメージを比較すると、見た目として自分の身長が25~30cm伸びた感じのような錯覚を覚えます(笑)。
190cmくらいの身長の方がストラトを持つときっとこんな感じなんでしょうね。
蚊の鳴くような小さな音で演奏する時、このルックスはバランスに合っていて非常に良いと思います。
このギターはインドネシア製なのですが、なぜかインドネシアやタイ製造のものは「安っぽくてボロい廉価商品だったとしても、感覚的に自分に合っていて気に入ってしまう。」ものが多いです。
そういえば、末娘が高校生の頃にSquierのBronco Bassを買ってあげたことがありました。それがインドネシア製廉価版だったわけですが、かなり良い感じのベースだったため、バリ島のインドネシア料理も好きだからというのもありますし、なんとなくガムラン音楽とかもいいなぁとか思うし(笑)、自分の好みのツボにはあっているという印象があります。
ピックガードを外してボディーのザクりを見たり、ピックガード電装品設置部分の絶縁の仕方を見ていると、とても合理的でどういった改変もしやすい感じがなんとなく昔のフジゲンの廉価版に似ているように見えるのはぼくだけのひいき目でしょうか・・・(笑)。
指板は、なんだかカサカサした粗悪なウォールナット?みたいな木が使われていますが、なんだかよくわかりません。カサカサしているのはイマイチですが、音はメイプルほど硬くはなく、ローズウッドのように柔らかくはなく、中間のような感じでしょうか…。指板の色は着色なのか木目の色なのかわかりませんが、着色だとすると色が薄すぎるのでたぶん木目の色なんでしょう・・・。
ボディー材もわかりません。安めなモデルはポプラかバスウッドが多いと思いますが、この価格ですし、もっと安い合板かもしれません。
また、小さなボディーでショートスケールで20フレットまでしかないので、ハイポジションはとても弾きにくいし、キーがAの曲まではなんとか弾けるけど、BやCの曲ではフレットが足りなく感じます。
しかし、いろいろ足りないところがあっても、このギターには他に変え難い魅力的なところがあります。
一応ストラトの音が出る正規ブランド品の中で最低額、最軽量、最小であり、ボディーの厚さはストラトではなくムスタングと同じ薄さになっています。
この異常な軽さや(普通のギターの半分くらいの重さに感じる)、ボディーの薄さは、高齢ギタリストにとってはかなり魅力的に感じます。
ただ、フレット位置が他のギターと感覚的に違っているので、慣れは必要ですが…。
また、関係ないと思われるかもしれませんが、公園などでの超小音量ゲリラライブをやろうとした時、普通の大きさの楽器で配線をいろいろセットしているだけで、まだ音を出していなくても苦情を言われることがありますが、小さな楽器でなるべくシンプルなおもちゃ的楽器でチンマリやると文句が出にくい…という部分があります。
そういう意味では野外で軽く音を出す器具として最適ですね。
実はそれを目的としてこのギターを購入しました。
コロナ禍で対バンと組みでのライブも行えずワンマンライブなので、新たなお客様も期待出来ないし、また、来ていただけない理由になっていますので、本当に決まりきった方々だけが集まってくださるのみのライブになっています。
ぼくは職場からのコロナ対策の命令で、防音設備のある空気流通の悪いし場所(ライブバー、ライブハウスなど)、対バンのある人数が多く集まるライブ、90分以上お店に居続けること、夜間に飲酒できる店への出入り、それらを禁じられているため、ぼくはライブハウスでない通気の良いコロナ対策を充分に施した普通の飲食店で、昼間にワンマンで90分以内のライブをやるしか出来ないので、月1回の第一日曜日のランチ時間にSammy's Hawaiia Cafeで約60分のライブをワンマンで観客数最大8人までで実施するしかない状況です。
しかし、その16人から半分の8人に減らした観客数にも毎回まるで満たない3人程度の集客でライブを行なっています。
集客不足はコロナ禍の中、なかなか解決できない問題ですが、ぼくが音楽活動を継続できるであろうあと数年の間に、まだ見ぬ方々に聴いていただけるチャンスもこのままでは潰えてしまいそうです。
ほんの一瞬だったとしても聴いてもらいたい・・・、もし気に入っていただける方に出会えればぜひ"Sammy's Hawaiian Cafe"でのランチライブに来ていただきたくお誘いしたい・・・、そんな気持ちをこめて、近所の公園等でのゲリラライブ・・・というよりは、公園等での「超小音量公開練習」を行い、「六角橋商店街仲見世"Sammy's Hawaiian Cafe"にて、毎月第一日曜日のお昼にライブを行っています。」の立て札でも立てて少しでも集客に向けて行動したいと思います。
また、緊急事態宣言が解け、各地の蔓延防止が解けても簡単には今まで通りの生活を許してもらえずに、職場からの厳しいしばりのある生活が強要され続けると思いますが、昼間に小さな音で野外で対バンごっこまでは禁じられないかと思うので、そういうカタチで「ピクニックde勝手にライブ」みたいなカタチで対バン企画ライブを蚊の鳴くような小さな音でやってもいいかな・・・とも思っています。
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