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「ミニストラトをライブで使います」

2022/05/31 00:00

 最近はミニストラトに凝ってしまっているので、インドネシア製のイマイチパーツ多数搭載の民芸お土産品に近い、玩具と楽器の際どい線を行く小学生サイズのギターではありますが、スクワイアーのミニストラトを中心とした話、もう少し続けさせてください。

 この19,800円で購入したミニギターがちゃんとライブで使えるかどうかは、6月5日(日)のランチライブで実際にライブすべてをこのミニストラトで通してみて、結果を出したいと思っていますが、現在、音色や音圧等については不安を感じておらず、たぶん大丈夫だと感じています。
 この部分については、たぶんストラトのように3ピックアップ化したテレキャスター?かのように音が聞こえるのではないか…と予想しているくらい大丈夫だと自信を持っています。
 まぁ、どう調整してもビビって音詰まりする箇所が3箇所あるので、それは仕方ないとして…(笑)。

 かえって通常のストラトキャスターよりも自分には向いている音だとすら思っているくらいです。
 アーム無しなのでボディーに穴が無く、基本はストラトよりもテレキャスターに近い形状なため、中抜けした根性の無い?ストラト特有のピックアップ的な枯れたサウンドではなく、ゴチン・バキンとしたテレキャスターっぽさがある(ピックアップ音色はストラトのままで…)みたいな感じなので、弦長も短くて鳴りが乏しくて低音足らずなのではないか・・・という不安をド返しするような迫力のあるハードロック的なサウンドになっています。

 大丈夫かな…と不安に感じる部分はチューニングに関する2点です。
 とにかく価格圧縮のためでしょうが、ペグが酷い…。
 ロトマチックタイプの形状をしていますが、チューニングの狂い具合や、遊びだらけでしばらくギアが回っていないと思われる状況から、中身はたぶんロトマチックではないと思われ、チューニングが合いにくいです。

 さらに超ショートスケール20フレットのローポジションでは、ちょっとでも強く抑えたり、バレーするコードで1本の弦に指が2本乗ったりするとチューニングが不安定になります。

 解消法はその場で様子見して調整するしかないのですが、チューニングの際に5フレットを抑えてチューニングすると、押し込み方でちっとも合わないので、メーターで解放のみでチューニング。
 途中でチューニング直す際も解放と倍音のみで合わせる…。
 コードはどうしても不安定な音程になりやすいので、バレーをなるべく避けて解放の音をなるべくコードに含めてそこに音程を合わせて調整しながら弾く…という対応がきちんと出来るかどうかが、お客様に不快感を味あわせずにお聴きいただけるかどうかの勝負になろうかと思っています。

 また、弦長が短いので簡単に短三度のチョーキングが出来るという利点はあるのですが、やるとチューニングは狂うので、やるならば曲のエンディングに限るとか…(笑)。

 また、ピックアップが年寄りには扱いにくいセラミックマグネットと思われるため、ヌケの良いゴリゴリのハードなドライブ音のみしか使えないな~と思っていたのですが、ちょっとだけコンプをかけてギター側のボリュームを90~80%くらいに下げて弾くと嫌なゴリゴリチョキチョキ感が薄れて普通の音に近くなることを発見!
 歪んだバッキングの際の嫌な煩ささも解消です。

 大丈夫かなの2点目は、ピックアップセレクターがボロくて、ハーフトーンの位置で止まりにくく、その位置にセットしてもセンターのみの音が出力されたりしてしまい、何度もピックアップセレクターを操作しなおす必要が生じる点です。
 これはもうどうしようもないので、切り替えが必要と思われるよりも前のシーンで音が抜けてもいい場所があれば、そこでセレクターを切り替えておく…くらいしか手段はありませんね…。まぁ、この手の不調はこのギターだけではないので(笑)。

 最大の大丈夫かなポイントは、やはり小学生サイズで、20フレットしかないので上から下までまんべんなく弾くことになり、しかもフレット幅は狭いし、ネックが身体に近過ぎて腱鞘炎になってしまいそうなくらい窮屈である点。
 それによって非常にミスしやすくなる点です。・・・が、もともとぼくの場合はミストーンも多いし、ミスそのものよりも、自分らしい高めのポジションのままで弾きにくさの回避をするべく対策としてストラップピンの位置を変更し、短いネックで小さなボディーのテールエンドに引っ張られて余計に狭苦しくならないよう、ボディーのホーン部分の先端にあったストラップピンをホーン部分の中央くらいに移動し、身体の正面にギターが来るようにしたため、窮屈さはあるものの、ネックを握る手の位置の違和感はかなり解消できました。

 ネックの仕上げは酷い…まるで中学の技術家庭科の授業程度の加工レベルで、刃物の削り跡がそのまま残っているような凄いものだし、建築材料のような木材ではありますが、それがまた手作り感があっていいというか、案外手に馴染むネックで悪くないです。

 さて、そんな訳で6月5日(日)昼12:30からのランチライブでは、そんな「大丈夫かなポイント」を一緒に確かめながら楽しくお聞きいただけるかと思います。
 ぜひ、東横線「白楽」駅下車徒歩3~4分、六角橋商店街ふれあい通り内"Sammy's Hawaiian Cafe"に遊びにいらしてくださいね。

 なお、ライブの中継配信として行っているTwitter Liveですが、次回の配信から通信の安定化をはかるため、またコロナでの規制も排除されて充分に会場にお集まりいただける環境となったので、動画配信は終了し、音声のみの配信に切り替えさせていただきます。
 動画中継については、末娘が主催しているInstagramのページでは配信します。
 動画での視聴をなさりたい方はそちらから↓お願いします。

https://instagram.com/ai.blanche?utm_medium=copy_link




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