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「小音量楽器セットのアップグレード」

2024/07/07 15:00

 父親が92歳で6月28日に肺炎で急遽死亡してしまい、ちょっとバンド活動も不安定になっていましたが、まだ納骨はしていませんし、いろいろと手続きでバタバタしているものの、葬式も無事終了してつかの間の落ち着きを取り戻しています。

 さて、先月購入して設定等を放置していた10W充電式小型デスクトップギターアンプ「Positive grid Spark MINI」と、そのワイヤレスフットコントローラーの「Spark control X」をバンド練習で使ってみました。

 このような感じです。↓



 ベースとリズムトラックオケの出力は35Wの充電式ベースアンプ「NANO BASS X4C」から行い、ギターは「Positive grid Spark MINI」をほぼフルパワーで使います。 
 ボーカルは今回「Roland micro cube」で出力しましたが、総体のボリュームによって、たとえば可能な限り小さな音で演奏する場合はマイクにスピーカーが付いたカラオケマイクからボーカル出力しても良し、最大時にはこのmicro cubeで出力します。(キーボードを使う場合にも、このmicro cubeに接続します。)
 なお、コーラスは生声です(笑)

 ギターアンプはフルパワーとは言っても、ボリュームペダルにて操作できていますので、ギターソロのみがフルパワーで、その出力に合わせて他の器材のボリュームをセットするというやり方になっています。
 逆にボーカルがスピーカー内蔵カラオケマイクを使う場合は、たぶんさらに半分くらいのボリュームになると思われるため、それに合わせて各機器の出力ボリュームをセットするという感じです。

 主な使用用途としては、充電式または電池仕様の器材のみでの演奏なので、当然、野外での小音量ライブは当然なのですが、完全なゲリラではこの音量でも大きすぎるかなと思いますので、スピーカー付きカラオケマイクのボーカルに合わせた音量で演奏し、このムービーでの出力方法は、「私有地でその場所での演奏を予め場所のオーナーから許されている場合」や、「大きな音が出せず、アコースティックでの小音量のライブしか出来ない(またはライブは通常やっていない)そのようなお店でのライブ」を考えています。

 地元で拠点のサミーズハワイアンカフェも若干の苦情の心配が発生し、今までのように普通の音量でガンガン演奏して良いものか・・・ぼくらにも迷いがありますので、ここは、個人の弾き語りの方々のボリュームとほぼ変わらないボリュームで演奏してみてもいいのではないだろうか・・・と、考えており、8月14日(日)18時からのサミーズハワイアンカフェでは試しにこのミニミニ充電器材でのライブをやってみたいと思います。

 はたして、迫力の「は」の字も感じられないチンケなものになってしまうのか、それとも、やっと聴こえる程度の小さな音でも、しっかり変わらず迫力のある音作りができるのか、少しでも客席でお喋りされてしまえば演奏がかき消される可能性もある小音量ですが(客席に人が居なければ演奏は聴こえますね・・・苦笑)、いろいろな可能性を考えてチャレンジしてみようと思います。

 このギターアンプ「Positive Grid Spark MINI」は、様々なギターアンプのアンプシュミレーターやディレイやコーラス等のエフェクターも内蔵しているため、このアンプを使う際にはこの25年くらい必ず使ってきたアンプシュミレーター「Sansamp Classic」を使わずにアンプ直接続で使うことになりますが、やや苦手なデジタルな歪みではあるものの、RATのディストーションらしきディストーションが良い感じなので、なんとかなるかな~と感じています。
 ただ、Sansamp Classicのように、ギターの相性は関係なくギターごとに最適な音色を瞬時にアナログで簡単に調整できるという訳には行かず、ギターが違うとかなり違う音となって、下手すると毛色の違う音色になってしまうので、なるべく太くない音で(小さなサイズのアンプらしい音で)出力し、歪みは強めでもオールラウンドに対応できやすい音をセットしました。

 それから、「Spark control X」フットスイッチのおかげで4つの予めセットした音色を切り替えられるだけでなく、エクステンションペダルの接続でボリュームをペダルコントロールできるようになり、そのおかげでギターの音量バランスを的確に調整できるためにバンド演奏で使えるようになったのは素晴らしいところなのですが、ちょっとそのボリュームペダルの設定については難もありました。
 大きく分けて3つの問題点に感じる部分があり、1つ目は、エクステンションペダルを使う際にはいちいち毎回、ベダルの最大位置と最小位置をセットし直さなければならないところ(かなり面倒です…)。
 2つ目は、これがまた困ったところで、ペダルの最大ボリュームはアンプの最大ボリュームになってしまい、アンプのボリューム位置を最大としてそれを下げるというようなコントロールではないこと。
 これね、本当に蚊の鳴くような小さな音でボーカル生声でやろうと思うときついんですわ…。最大ボリュームを定めて小さくしておかないとギターソロの際に音を大きくし過ぎてしまう可能性もあり、コントロールがシビアになります。
 本当に小さな音でのプレイの際には、最大踏み込みをセットした後にペダルに何か挟んで踏み込めなくするとか、何か工夫しないといけませんね。ペダルのボリュームが踏み込み〇〇%・最小〇〇%とか数値でセットできればいいんですけどね…。
 さらに3つ目、エクステンションペダルの反応が遅~い!
曲中でコントロールする際、ソロやオブリガードでボリュームアップする際に上げ過ぎてから慌てて下げる、ソロからバッキングへとボリュームダウンする時に下げ過ぎてしまう…などのトラブル多発。まぁ、正直、メチャクチャルーズな反応に慣れるしかないのかな…。

 まぁ、文句は言いましたが、それでもこのサイズのアンプでフットポリュームコントロールができるのは本当に素晴らしいと思っています。

 このセットで演奏してみて、特にギターアンプに関しては、フルパワーだったこともあり、かなりワイルドだなぁという感じです。(ベースは余裕綽々ですが…)でも、そのいっぱいいっぱいさ加減は1970年代ロック的?で個人的には好きかもです。
 問題は所持する各ギターとの相性ですが、シングルコイルのギターで音色を作ってしまったので、どうもハムバッキングとの相性がイマイチなのが…、また、作った音色によって合うギターも違うという感じで、Sansampの音作りのように簡単にはいかないかな。。。
 Fenderアンプっぽいトーンでは断然「Vanzandt Bronson」「Fender Telecaster」が良く、その他の強い歪み系ではもしかしたら「Grecoのテレキャスタータイプ」の方が合っているかもしれませんが、細かい表現力などは廉価版モデルでもFenderの方がいいですね~。
 どんな場所で、どのギターを使うのか…、けっこう迷いそうです。

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