BLOG

 

「あった。探していたピック。」

2022/03/28 00:00

 探していたピックをネットで見つけたので12枚、たまったTポイントを使って買いました。

 皆さんはどのギターでも気に入った同じピックを使っているかもしれませんが、ぼくはギターによって相性の良いものに使い替えています。

 なぜならば、スケールも弦間も張力も、音の立ち上がりもトーンも違うそれぞれのギターに対し、ひとつのお気に入りピックで全て対応できる器用さを残念ながら持っていないからです。

 ミディアムスケールでテンションがキツくない"Gibson SG junior"と"Vanzandt Bronson"は、ほぼちょっと前(2010年頃)のGibsonのティアドロップ型ミディアムの黒の形状に近い谷口楽器オリジナルのピックを使っています。
 現在のGibsonよりほんの少し小さくて、材質がサラッとしているため、弦間の狭めなギターで他弦を引っかけにくく、所持する2台の特徴であるガリッとした倍音のコントロールに長けたサラッとした弦に当たる感覚がとてもあっています。

 通常のフェンダーギターは、もっと弦間もあり、張力もあるため、ピックはオールドタイプの少し大きめで同じミディアムでも硬めなフェンダー・ティアドロップの白を使っています。
 ただし、気に入っているプレイヤーシリーズのテレキャスターについては弦の張力が弱めなので、カジってしまわないよう、もっとツルっとした材質で、ちょっとだけ硬さも柔らかい方が良く感じるのですが、今のところ市販品にドンピシャはなく、プレイヤーシリーズの宣伝用に作られた市販されていないピックが相性が良くて気に入っています。

 今回購入したレインボーカラーのフェンダーのピックですが、シンラインで使う予定です。
 改造したシンラインは強烈に倍音が出るため、かなりピギーに暴れる特徴をもっており、また、スケールもフェンダーとギブソンの中間のダンエレクトロと同じ長さのスケールですので、普通のシンラインよりも1cmくらいボディー側にネックが食い込んだような位置感覚で、弦を強く弾き過ぎるとキンキンしたり、失敗してカジると音がボコボコに出たり引っ込んだりして聴きづらくなりますが、かといってスルッとした引っ掛かりの無さすぎるピックではヘナチョコになってしまうので弾いていて面白くありません。
 倍音が少なめで暴れ過ぎないけれど、サラッとして弦も捉えやすい割にはスムーズ・・・という感じのピックです。

 不思議ですよね、同じセルロイド製のピックなのに、色が違ったり加工が違う?と、弦にあたった時の音や、倍音の量や、音の立ち上がりとかもかなり変わって聞こえます。
 いや、正確には「聞こえます」ではなくて、弾いている本人の感触と感覚なので、「感じます」の方が正解かもしれません。

 けど、ネットでこのピックを見つけられて良かったです。1枚だけお茶の水で買って試していたのですが、これにしようと決定して買いに行ったら、もうお茶の水の楽器屋さんには置いていなくなってしまっていたので・・・。

この情報をシェア

COMMENT

何らかのエラーがあり登録できませんでした。
入力に不備があります

↓↓ 2022年3月の記事 ↓↓

ARCHIVE

TAGS