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今更ながらライブの反省点

2014/09/30 17:05


 反省するのはあまり得意ではないのですが、自分の覚えとして思ったことを記しておくことにします。

 まず1点目は、なぜか今までハウることのなかったPA(マッキーの超小型)がハウってしまった…という件です。

 理由としては、もう片方のPA(Roland)と併せて使ったのははじめてだったが、なぜか、RolandのPAの音をマイクが拾い込み、それがマッキーのPAでハウる原因になっていたようです。

 RolandのPAを使う必要が生じたのは、エレアコの出力とリバーブ付のボーカルをもう1本増やすためでしたが、この方法は芳しくないようです。

 また、PAがらみでもうひとつ問題点がありました。

 PAの正面に座っている人の耳の高さにPAの位置があったため、正面の人だけがキンキンとうるさかったとのこと。。。

 正面が煩いという点については、ぼくらはモニターしにくくなるけれど、PAの置き位置を下げることで対応するしかなさそうです。
 スピーカー位置が下がるほどモコモコになってしまうし、ボリューム感が下がってしまいますが、仕方がないところですね。。。

 また、PAの位置を下げることでハウリングはしにくくなるものと思われますので、それも解決できるかな…という感じです。

 ただ、自分たちの演奏方法に合わせ、かつ、超小型器材でセット化しているため、アコースティックデュオ等に対応したアンプセット、ボーカルセットを考えていかないといけないなぁ…と思います。

 とりあえずは、カフェムジカの場合、エレアコ用にヤマハのTHR-10を1台と、マイク用に別の簡単なリバーブユニットを用意するかな…。

 それから、ライブのビデオでもわかるとおり、かなりベースの音がシビアだな…という点です。

 バランスとして、ベースはバスドラムと同音量が基本であることは何れのバンドでも同じだと思います。

 しかし、G&Lのベース、ちょっとでも弦が老朽化すると高域がなくなり、逆にはっきりしない低域がモコモコ出て来てしまいました…。
 高音弦と低音弦でのボリュームがかなり変わってしまいました…。

 その音が気持ち悪かったベース村上はリハーサルの時にアンプを床置きにしたのですが、これがまた、さらにベース域を拡張してしまい、余計に高域は聴こえないにもかかわらず、低域を弾いた時にはオケを消し去ってしまうほどの音量になり、まるでバランスがとれない…。

 このベースは、どうも10〜15日くらいで弦の劣化が明らかに音に出るので、ライブの前日に弦を張りかえないとダメだな…と感じました。

 最後に、これは個人的なところではありますが、当日使ったギターのことです。

 写真の右側の「Gibson SG Standard 2013」を使いましたが、この日にあわせてピックアップをリア・フロントともディマジオのブルースバッカーに交換し、復活した2007年組曲にあった音色を構築してのことでした。

 しかし、ああ…、しかし…なのです。。。

 やっぱり左の「Gibson Cuctom shop SG VOS」の方が弾いていて楽しいのです…。

 ピックアップを入れ替えて音を硬くしたGibson SG Standard2013を使用したのですが、なんというか…、生真面目に安定感があって無難なその音は…、まったく問題ないのですが、どうもその、なんていうか、なんとなく面白くない…。安定し過ぎて楽しくないのです…。

 なので、やっばり次の地元六角橋で10/26に予定しているイタ飯屋「ラフィエスタ」のライブではGibson Custom shop SG VOSの方を使おう…と思いました。

 もちろん、雨が降っていれば、塗装が薄くて雨でネックの安定感が非常に悪くなるGibson Custom shop SG VOSではできないので他のギターということになりますが…。

 なんというか、現代のStandardっていうのは、本当に安定感もあり、様々な環境下にてお仕事をするには良いギターだと思うのです。

 けれど、もっと暴れてほしい時に平均的な幅の音に補正し、消え入りそうなピッキングの音の時にしっかり聴こえるように補正してくれちゃって、ぶっつぶれるはずの音をそれなりにつぶしきらずに聴こえる音に直してくれちゃったりしてくれるんです。
 いや、パニックになるようなこともなく、いつも安定して使えるという意味では本当に良い楽器だと思います。
 でも、それってつまらない。。。

 なぜだろう。。。

 それは、楽器に求める「良い音」…というより「心地よい音」でしょうか…、プレイヤー個々でかなり変わるのかなと思いますが、ぼくの場合は、「心地よい」っていうのが音的には「心地よい悲鳴」とか「壊れそうな限界を感じる音」だったり、手触りが「心地よい」だったり、「自然な感じがする」だったりで、「適度なボロさ」とかが音に加わっている必要があるようです。

 いや、高額なCustom shopのギターの方がボロい音…というと語弊があるとは思いますが、VOSは「ビンテージ・オリジナル・スペック」という意味で、いわば「とっくに朽ち果てちゃうはずの年代のギターがまだ使える状態だったら…」を想像して作られた「疑似骨董品ギター」なわけですから、「最新鋭の…」とか「安定した」とかではないわけです。

 「最新鋭の…」という世界とは真逆の「手づくり」だし、高額なのはその人件費によるものなわけで、優れているがための価格…というわけではないと思います。

 マホガニーという材の音が自分に向いているのか…というとかなり難しい問題ですが、現状、この落ちた体力の中で持って立っていられるのは軽量のSG以外に無いので、他の選択肢はないのが現状です。

 2007年組曲を演奏するにはGibson Custom shop SG VOSでは音が柔らかすぎる…という問題はあり、ミニハムの硬い音が欲しいと感じるところはありますが、ミニハムが装着されたSG special '70s Tributeのレフティは日本に入荷されなかったんだから仕方ないです…。

 ちょっと音がブワついたとしても、気持ち良く弾けるGibson Custom shop SG VOSを弾くのが一番かな…と思いました。

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