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「コロナは減少して世の中は平常に戻りつつありますが、ライブでの配信は続けるつもりです」

2021/11/14 21:00

 先日のライブ報告でもちょっと書きました内容ですが、当初はコロナの状況が改善したらTwitter Liveからの配信は辞めるかまたは、映像なしの音声のみの配信にしようかと思っていました。
 現在、その考えはなく、今までどおり主催ライブに於いては動画中継配信して行こうと思います。
 今日はその辺の事について書きます。

 経緯として、ライブ配信自体は最初の考えでは会場にいらしてくださる方との整合性を考えて有料配信を考えていましたが、アンケートをお願いした結果、有料では2人しか見る方がいない事が判明し、最終的には低音質での音声のみ配信の方向に進んでいました。

 しかし、状況は変化し、コロナ禍での無観客ライブで仕方ないという発想となり、全くお客様が来ないことを想定してTwitter Liveにて中継動画配信をはじめました。
 現在はコロナはワクチンで押さえられている状況となり、他の皆さんのライブにはお客様が戻って来ている環境になりました。

 コロナ状況が改善してもお客様を積極的には呼ばない状況が続けばライブをさせていただいているお店に対して申し訳ないし、ただ演奏を動画中継配信するだけならば、ベース村上の店でバンド練習の際に配信すれば良いだろう…と考えられる点はあり、本来ならばほぼ通常の状態に近い状況に戻っている現在であれば、実際にご来場されるお客様を大切にすべく、また、実際にご来場されるお客様を増やす努力をする必要から、配信はやめるか、来場の優位性を保つために音声のみの配信に変更するか…等が必要と考えるのが正論だとは感じてはいます。

 しかし、現実は難しくて、コロナ以前からお客様としてご来場いただける純粋なお客様は毎回平均して2人くらいしか居ませんでしたが、先月、今月とコロナ改善後のライブではお客様がゼロになりました。

 残念ながら、ぼくが職を失って金銭苦で音楽活動を辞めなければならないであろう2年後の9月まで、お客様がライブに来られる事はたぶんもう期待できない状況であろうというのが現状です。

 ぼくにあと残された時間は2年(2年後の9月まで)…、毎月コンスタントにライブ実施できたとしても、あと最大で21回のライブでぼくの音楽人生が終わる可能性が高いわけです。
 所持する楽器をゼロになるまで売却し続け、その間に得た財源で音楽を続けたとしても、残念ながら半年もすれば底を着くでしょう。。。
 心筋梗塞で病院通い、糖尿病やその他の疾患で週に2回以上通院が必要な65歳になる老人を雇ってくれるところはありませんからね。。。

 音楽活動が続けられる期間内、お客様ゼロならば、特にライブは行わず、ベース村上の店でバンド練習する際に動画配信すれば良い…と思われる方もいらっしゃるでしょう…。
 けど、頑張って集客したけれど結果ゼロと、見には来ないと決定して実際のバンド活動を終了してnet内だけのバンドになっていく…とは全く違うものだと思います。
 結果ダメ…はかなり確実なものではあっても、残された短い期間の活動を完全に諦めるのは嫌だと感じています。

 今のままで配信を辞めたら…、誰にもご覧いただけずにただ音楽をやらなかったのと同じこととなって、2年後の寂しい終わりは、本当に人知れず消滅という感じになってしまうかと思います。

 でも、配信は少なからず、どんなに最低でも月に20人以上の方々にはご覧いただいていますから(だんだん減っている感はありますが…)、見に来るほどまでは興味なくとも、net録画をチラ見する程度の低い興味の方は居るという事を考えると、コロナ禍同様にちゃんとしたライブを実施するとは考えず、「バンドでSammy'sで昼食するついでに演奏もする。」という軽いノリで続けさせていただこうと、集客ができないお店に対する申し訳なさは感じつつも、その辺は2年後までぼくの薄給が続く限りは家族を連れて飲み食いで勘弁してもらい、中継動画配信も続けながら可能な限りライブをやって行きたいと思います。

 まぁ、2年と言っていますが、もし美妃に彼氏が出来たら、もう結婚を考えなくてはならない年齢なのでバンド活動は卒業となりますから、その際にはもっと早い時期にバンドの終わりは来てしまいます。
 しかし、それはぼく自身も望む事なので、はやくそうなってほしいという気持ちもあって複雑な気持ちです。

 願わくは、せっかく美妃はバンドでボーカルをやって来たので、声帯結節という爆弾は抱えているものの、ぼくの考えていた「普通の女の子の飾らない普通の素直な歌声をロックに調和させる」という挑戦を実行して来てくれたなと思っていますので、ぼくが続けられなくなっても歌い続けて欲しいと願っています。
 この「普通さ」は、「どうだうまいだろ路線」とは真反対な、保育士的な歌い方に繋がり、職業的にも結びついたと思っています。
 ぼくが活動できる時間はあとわずかですが、できることならば旦那さんになる人が楽器をやっていて美妃に歌わせてくれる人であってほしいなと…父親としては思ってしまうところです。
 なぜ「普通の女の子の飾らない声」を求めたのか…ですが、ひとつは、楽器も歌も…上手いだろう合戦に魅力を感じなくなり、インパクトばかりでなくフラットにナチュラルに届くもの…という発想が元にあったためです。
 映画で言えば主人公ではなく、心に響くイントロやエンディングの語りのような魅力…。音楽自体もそういう方向に持って行きたかったわけです。

 もうひとつは、美妃の将来。
 ジャンルを定めた上手い歌は、そのスジの方に認められれば評価もされるでしょう…。
 でも、伴侶となる人が作曲する人だったとすれば、だれか他人に曲を書くとすれば、その曲のデモを録音する際、ある程度誰でも歌えるようなサンプルボーカルが役にたつとぼくは考えました。
 娘になるべく長く音楽を続けて欲しいし、音楽活動と家庭と夫婦が崩れないやり方をして欲しいと思ったから…。
 素直な自分は表現しながらも、必要以上に主張しない歌は、また、そういう生き方の表現でもありたいな…と…。
 そういう美妃の旦那さんになってくれる方を強く募集しています(笑)。

 かなり話が脱線してしまいました…。


 そのような訳で、配信を辞めたら単純に見聞きしてくれる可能性もゼロになるためやめられない…というのが本当のところで、配信視聴者が5~6人を割ってしまったら配信を辞める検討をしますが、それまではあとわずかな活動期間しかないので続けさせてもらいます。

 コロナが明けたならば、対バン形式のライブを復活すれば…という考えもありましたが、ぼくたちのお客様がゼロで、ジョイントしていただく方々のお客様が数名となると…、ぼくらのライブにジョイントで出ていただくのではなく、先方主催のライブにこちらが出していただく企画をこちらが組む事と、本末転倒となってしまうのは非常におかしいと感じます。
 なので、先方主催のライブにお誘いいただいた方がいいかな…と考えていますが、先方もお客様を集められないバンドには興味なく、呼んでいただける機会はここ10年で3回程度でした…。

 先方の方のオリジナル曲を1曲ぼくらがアレンジして、ぼくらのライブにゲスト出演し、歌っていただく…という企画も考え、ぼくらのライブに遊びに来ていただいた際に打ち合わせする…という方向もブログで発表したのですが、たった1曲歌いに来ても仕方ないという事で「ぼくたちと音楽をやる」ことを遊びに来る魅力には感じてもらえなかったようです。
 それどころか、書いた内容は逆効果で、どこぞのマネジメントの方から「無料で歌い手のデモ音源を作成する企画」と勘違いされて「譜面と希望するアレンジの方向性を送るから、出来上がったら音源をCDで送れ」等と言われてしまいました…。
 当然ぼくは「譜面は読めないので…」とお断りしましたが、まさか、ぼくらのライブでゲストも自分たちも楽しむ企画を考えていたのに、まさかこちらの無料奉仕で自分の仕事の経費節減を考える方がおられるとはビックリでした(笑)。

 そのようなわけで、ジョイントもゲスト出演もお願いできる環境ではなくなってしまったなと感じています。
 ジョイントのご希望がもしありましたら、日曜日に企画している近郊のライブでしたら出演できる可能性が高いので、そちら様主催のライブに呼んでくださいね。
 11月までは職場からの規制で、複数バンドの出るライブ場所への来場禁止等されていましたが、このままコロナ罹患者の減少が続いてくれていれば12月からは解除となると思われます。

 ぼくたち主催のライブは、もうライブを見に来るというよりも、ライブを見てその後に落ち着いてぼくたちと話をしたり、何か企画を話しあったり出来る場になればいいなと…考えています。第一日曜日の午後が第二の自分の部屋みたいなものになっていたらいいな…と…。
 実際は興味を持って来てくださる他ミュージシャンの方は皆無なんですけどね…(笑)。

 特にジョイントとして主催ライブを組むことは諦めました。
 バンドのお客様として遊びにいらしてくださったミュージシャンの方に飛び入りしていただいたり、ライブ後に打ち合わせして、別の機会のライブでセッションする予定を考えたり…そういう時間が持てれば良かったなぁと思いますが…、できなかったなぁとちょっと残念な気持ちはあります。

 音楽をやれる時間も、音楽をやれる体力も、音楽をやれる環境も…どんどん小さく萎んでいってしまうのですが、それでも月に1回の演奏に魂をめいっぱい注ぎ込んで最後まで懸命にギターを弾きたいと思います。

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