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「2台目のグレコ」

2023/10/10 00:00

 買ってしまいました~2台目の"Greco WST-STD"。
今度はローズウッド指板ではなく、メイプル指板のモデルです。

 どうしてもっと良いギターを持っているのに、Grecoのビギナーズモデルを、しかも2台目を買ったのかですが…。

1. いろいろなギターの重さに腰も肩も足も耐えられない非力な身体になった。(総重量3kg以下が必須)

2. 強い張力の弦に指の関節が悲鳴をあげる残念な神経痛・腱鞘炎のある手や腕になった。さらには弦価格高騰で、気に入っているバランスドテンション弦は高くなったため、通常の009~042の弦を張ることになり(しかも廉価弦)、弦のテンションはきつくなったので、テンションが弱めのギターが良い。

3. 野外での使用に適した仕様のギターが欲しい。(ポリ塗装・メイプル指板)

4. あわよくばテレキャスタータイプで、自分がコントロールしやすい音のギターであってほしい。(特に素晴らしい音でなくとも、多少ガサツでもコントロールしやすい音ならばそれで良い)


 そのような4つの観点ですが、特に来年65歳以上はサラリーマン生活も強制終了し、毎日、お金も無く、やる事もなくなると思われるけれど、近所のお店で毎日のようにお客様を呼べずにライブをやらせていただくようなわけにも行かないので、近くの公園で小さな音で日向ぼっこライブみたいなことをひとりでするのかな…とも思うし、野外(公園)でギターを弾くことが多くなると思いますから、今回は「野外で使う」を一番のメインにおいた購入でした。

 それと同時に、どう思っていただけるかはわかりませんが、2台のGreco ビギナーズモデル(右利き用ならば6万円程度の比較的廉価版な中学生くらいをターゲットとしたであろうギター)を、人生最終期な64歳がメインとして使う…というのは面白いと感じています。
 奇しくも重量の軽さや弦のテンションの楽さから、Greco以外の選択肢はありませんでしたが、いろいろなギターを経て、中学~高校時代にお世話になったGrecoブランドに(それも高額なモデルではなくて現行のビギナーズモデル)に戻っていく…。なんとも感慨深いです。

 当ギターはセラミックマグネットのピックアップなので、繊細な音は表現しにくいのですが、硬めのトーンのギターなのでコントロールできないわけではないし、バスウッド材の腑抜けた根性のないボケた音の弱点をセラミックマグネットのガリガリした強すぎる音が中和してくれている感もあります。

 また、この手のギターはネックが音色の7~8割なんじゃないの?と思うくらいネックで音が変わると感じていますが、以前に購入したローズウッド指板のメイプルネックのメイプル材は、USAフェンダーに劣らないくらい良い材なのでバリバリと豊かな倍音を響かせて音もデカいですが、こちらのメイプル指板の方は倍音は少なくてツーンという感じの音ですが、テンション緩めでサスティーンも良く、弦高も低くセットできて押さえやすくてとても弾きやすいため、ギターの軽さによる取り回しの良さも手伝って、結果的にはかなりコントロールしやすいギターです。
 たぶん、ぼくの所持するギターの中で一番弾きやすいギターかもしれません。
 弾きやすいと、トーン変化がやや乏しかったとしても、ミュートやその他のいろいろな工夫で多彩な音色を出そうとする余裕も生まれて来る気がします。
 結果的には良いプレイができると思う。

 ただ、ぼくはツルツルに腕の汗がボディーに乗ってしまうと発汗性の湿疹が出てしまう体質なので、そのうち、ボディーの表面はヤスリをかけてサラサラにしたいと思っています。

 先般購入したローズ指板の方も、今回のサンバーストの方もGrecoギターを気に入っていますが、どうも気に入らない箇所が2つあります。
 両方とも対処しましたが、ボリュームにAカーブのPodが付いているのに、左利きだからと言って逆回転にされているのですが、これではボリュームコントロールじゃなくてON/OFFスイッチになっちゃうじゅないですか…。Aカーブのままならば右利きと同じ回転方向にしてほしいし、逆回転ならばCカーブのPodをつけてほしいです。
 あと、ストラップピン!
 どうしてあんなにデカくてストラップの穴を破くような太い頭のピンなのでしょうか…。
 速攻でフェンダータイプに取り換えましたよ…。意味不明です。

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