購入する新車はVolkswagenで一番安いMove UP!の2ドアですが、船便で日本到着予定が4月中旬なので、3月30日で今のBMW320iを引き渡ししなければならないため、3月30日からUP!納車予定の4月末週まではディーラーから代車を出してもらいます。
どんなグレードかはわかりませんが、代車にはニュービートルを用意してくれたとのこと・・・。
おおっ、ぼくは旧miniにも乗っていましたし、代表的なクルマで乗ったことがないのはビートルだけだなぁと心残りなところがあったので(ビートルの正規販売は今年まで・・・)、最後に乗れて嬉しいなと感じています。
よく輸入車好きだから「高級車志向」だと勘違いされますが、ぼくは世界的な大衆車やそれをベースにしたスポーツモデルが好みなので、高級車志向ではありません。
1959年に生まれたminiは皆さんご存知のとおり、現代のFF技術最初のクルマ・最初の四輪独立懸架・最初のタイヤハウスが外に飛び出していない箱型車種等として、まさに現代の母体となった最初の庶民車でした。miniの後継はMGメトロ→Rover100と位置づけられ何度も本国英国では製造が終了しましたが、イタリアでイノチェンティのminiが作られたりして生き延びました。しかし、BMWの傘下となった際についに長きにわたったクラシックカーだったminiは新しく大きなボディーとなって違った現代のスポーティーカーに生まれ変わり、表記もmini→MINIへとなりました。
その旧miniより前の時代のRR、飛び出したタイヤハウスの前世紀的庶民車がビートルだったわけで、ビートルはminiの出現でゴルフ・パサートへと変化を遂げて行くわけですが、その人気の高さからポルトガル等で作り続けられ、ついには旧mini→新MINIになったMINIに対抗すべく、ニュービートルが復活したわけですね。そして今年、本当の意味での大衆車の地位をUP!に譲ってニュービートルも引退していく。。。
当然、外観のルックスは昔のビートルに似ていますが、RRではなくFFだし、パワーだって非力ではなく充分なパワーの現代車です。
でも、ぼくの生まれた時期に世界の大衆車として君臨していたminiとビートルという二つのクルマに乗れるのは、何というか感慨無量かも。。。
しかし、不思議なことに、そんな一番底辺の庶民車としてビートルを継いでいるはずのUP!の乗り味は、逆に昔のminiの持っていたイメージに非常に近いという、とても皮肉な結果ですね。
ギターで言うとGibsonはFenderの合理性とトレブリーな音に感化され、FenderはGibsonのぶ厚いハムバッカーの音に憧れる・・・みたいな感じなんでしょうか・・・。
理想を考えていたら、宿敵の素晴らしさを感じさせるものを作ってしまったみたいな・・・。
ところで、今日は娘の美妃の誕生日です。
いつの間にかどんどん子どもたちはオトナになってしまい、ほとんど心はピーターパン状態のぼくですが、やはり年齢を感じますね~(笑)
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