Beware of Moving Wax dollになる前、ドラマーが居たバンド時代、siloamと名乗っていた頃に演奏していた組曲がありました。
「赤い竜組曲」「ユニコーン組曲」「ウンディーネ組曲」なのですが、そのうちの「赤い竜組曲」「ユニコーン組曲」をレパートリーとして復活させたいなと考えています。
当然、当時はドラマー入りのバンドでやっていたので新たにアレンジをし直してリズムトラックのオケを作り、新たな作品としていかなければなりませんので、かなり時間はかかるかと思います。
1時間〜1時間半程度のライブに対応できる曲数にしたいという事もありますが、現在作曲中の「続・人形大戦組曲」の進みが悪く、これは、ぼくの体調を含めた作曲能力の低下が招いている状況に違いないと思われ、このままではバンド活動自体がフェイドアウトしてしまう…という恐怖に襲われています…。
55歳、夜は早めに寝ないといけない病気な身体になりまして、今まで音楽作業をしていたような真夜中の時間が全く使えなくなりました。。。
過去やってきたものもうまく取り込んでやっていかないと残り少ない人生の時間…ダメだな…という考えになりました。
とはいえ、何でもかんでもという訳には行かないし、ドラムレスとなってオケでライブを進めていく今の自分たちの条件で演奏する上で、皆様に楽しんでいただけるであろう組曲をチョイスしなければなりません。
チョイスについては、「演奏の迫力や醍醐味を中心に考えたもの」等のバンド中心の曲は残念ながら避けなければなりません。
なぜならば、ライブといえる演奏はボーカル・ギター・ベースだけであり、ドラムやシンセのバッキングについては録音物を利用するライブなので、ダイレクト感や強いライブ感を表現することは不向きなためです。
そうなりますと、演奏の醍醐味は中心と出来ず、「組曲としてのお話がおもしろい」「曲がストーリーの中で聴きやすい」「ひとつの組曲が約30分程度である」という必要が最重要視すべき内容となります。
「ひとつの組曲が約30分程度である」については、30分以上の組曲では「こびとさん」含めて多くのライブハウスのブッキングライブが30分以内となっているためで、ストーリー化した組曲を演奏するバンドにとっては、途中で組曲をやめるわけに行かず、さらにはオケに合わせて演奏しているのでテンポを速めたりソロをカットしたり等の調整も出来ないため、「演奏時間」は死活問題となります。
なので、ステージ時間を「30分」「60分」「90分」の3種類と考えているのです。
「赤い竜組曲」は4曲なのでやや短い組曲ですが、1曲目の「空飛ぶ自転車」から「Wrap it!」「赤い竜」「Dream」と曲の流れも良く、曲自体もポップで粒ぞろいではないかと思います。
「ユニコーン組曲」は後で曲を追加して「プロローグ」「おじいちゃんの夢」「手紙」「闇の矢」「空飛ぶユニコーン」「ペガサスの囁き」「伝説」「騎士ランスロット」8曲としたため、かなりバンドらしい作りのステージ組曲になっており、時間的には苦しいところもありますが、お話の完成度がピカイチでした。現在の「人形大戦組曲」もかなり良いと個人的には思っていますが、お話のスピード感でははるかに「ユニコーン組曲」が勝っていると思います。
30分以内でステージ構成するのはかなり工夫しないと苦しいかもしれませんが、最初に復活させたい組曲ではあります。
「ウンディーネ組曲」は単純に組曲のストーリーがイマイチだった点、当時のドラマーの技術レベルにあわせて曲を作っていた点もあり、見合わせるべきと考えました。
そんな具合であります。
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