今日は七夕なんですね。
ぼくは「棚ぼた」が好きなものですから、「なんの努力もしないでこのユニットが好かれて、ぼく自身が良いロックギタリストだとたくさんの方に勘違いしていただきたい。」と願掛けすることにします。
さて、昨日のLIVEについて、昨日の日記では新曲お披露目の話題で書かせていただきましたが、今日は対バンの方々のこと、楽器のことについてなど、書きたいと思います。
まずは対バンの方についてですが、ぼくは立って直接見ている体力がなかったため、楽屋から聞かせていただいていました。
その辺、ビジュアルは一瞬チラッとしか見ていない点、ごめんなさいです。
トップに出演の【奥田美弥子さん+ジャズギターの旦那様】は、ボイトレ講師とヤマハのジャズギター講師のご夫婦らしく、技術力は抜群でした。
演奏的には最近耳にすることの多い軽いジャズボッサを中心としていたように感じますが、歌はボソボソではなく、完全に歌いきった歌なので、そこに独自の世界観があったように思いました。
好き嫌いは別として、ボーカルとギターのアコユニットをやられている方でたまに感情だけで押し切ってしまい、技術的な面での裏付けを持たずに進めていて「それでいい」にしてしまっている方を見受けますが、こういった方の演奏を見て技術的な表現も勉強されるというのも大切かな…と思いました。
個人的にジャズギターは苦手で、ペンタトニックとイオニアンスケールのみ元気よく…で生きている自分としては、ガットギターでスケールからスケールを行き来するフレーズは聞き慣れもないため、真剣に聞いちゃいました(笑)。
二番手に出ていただいた【木幡千尋さん】は東邦音大ピアノ科出身とプロフィールにありましたが、やはりピアノが上手でしたね〜。
でも、ピアノ音色でプレイされていたのですが、ぼくの聞いた感じではエレクトーンっぽいアレンジをされていたりしている気がしました。
左手の低域のグルーブ感が弾き語りというよりは一人バンド的に良い感じでした。かなり気持ちよかったです。
時代を反映して戦争の話題の曲があったり、やや暗いイメージがありましたがそれが良い感じで、ぼく的には好みでした。
ぼく個人的な音楽の好みとしてはどちらかというと木幡さんの方が好みではありましたが、二組とも技術的にレベルが高く、昨日のLIVEはかなり買い得感の高いLIVEだったのではないでしょうか…と思いました。
こびとさんマスターのブッキングに感謝!
さて、ぼくらの今回使用した楽器の件のお話ですが、ステージ上に見える大きなアンプ類は一切使っておらず、喫茶店での小音量LIVEで使用するアンプ類をフルボリュームで稼働させる…という方法で、コンパクトな器材で臨みました。
ボーカルはいつもと同様にTCヘリコンのエフェクターとLINE6のワイヤレスマイクですが、ギターもベースも、ギター本体以外は小さなバッグに入った小型アンプ、極限まで最小限化したギターエフェクターのみとしました。
ベースは超小型のPhil Jones70Wアンプを使用、ギターはZT amp Lunchbox Junior 30WアンプにSans amp、ボリュームペダル、Pandra mini(リバーブとディレイとして使用)のみでしたので、実はギター・ベースともアンプは膝頭より低い位置でセットされており、画面に映っていません(笑)。
PAへはギターはマイクで、ベースはラインで接続しましたが、実は今までのLIVEで一番思い通りの音が出せました。
ベースについてはフジゲン製G&Lのベースが非常に村上のプレイにあっていたことが良かった一番の点と思われます。
ギターについては、GibsonヒスコレSGのギターとしての質…と言いたいところなのですが、現実にはぼくの場合、TECH21社のギターアンプシミュレーターSans ampによるところが大きいようです(笑)。
実はヒスコレのSG、かなりネックが神経質で、雨が2日続くと2フレットがビビりまくり、弦のアクションを限界まで低くセットするぼくにとってはかなり大変で、本番寸前までブリッジの弦高調整に追われてしまいました。
実際に、前の出演者の方のLIVE中に、まだブリッジいじってました(笑)。
音的には所持するギターではダントツに良いギターですが、環境条件の中での安定感という点ではGibson SG Standard2013の方が上で、LIVE向きという点ではStandardなのかなぁ〜などとも考えさせられました。
あと、ディレイとリバーブを固定してPandora miniで…という使い方の場合、ハードな曲中心のLIVEでは問題なしですが、バラード曲が多くなるとディレイのセッティングに変化がほしいかな…と思うので、エフェクターにはもう一工夫したいと思いました。
さて、長々と反省会的なプログをお読みいただきありがとうございました。
つきましては、昨日のLIVEよりもう1曲、いつもより出来が良かったのでご紹介いたします。
組曲「人形大戦」最後の「Avo magiisto〜Magical doll house」です。
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