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最近の自分の部屋

2019/10/11 13:00

 なんでぼくが小型のものが好きになっていったのか・・・、この写真を見るとわかっていただける部分も多いのではないでしょうか。
 要するに、いろいろなものが欲しいけれど、「小型化しないと部屋が狭くてものが入らない」という理由がミニチュア実用品好きの根源なのでした。

 ちなみにぼくが居場所にしている部屋は小さめの6畳で押入れ等の収納スペースのない部屋ですので、実質四畳半の部屋と同等の広さの使い勝手ですが、多機能部屋で、楽器倉庫・ぼくの寝室・家族の居間・洗濯干し場の通路・映画鑑賞室・録音室・物置等の用途を満たしています。

 写真に写っている長椅子の下には、エフェクター数種・マイクスタンド・ミニマイク・ギターアンプ(Lunchbox Jr)・8チャンネルミキサー・サンズアンプ3つ・マルチエフェクター2つ・シールド3本・洗濯ばさみ一式・カゴ・ゴム草履等が格納されております。
 なお、この長椅子の左には赤い椅子があり、その二つの椅子にまたがって古い夏用寝袋とハーフサイズのマットレスをのせてぼくの毎日寝ている寝床が完成です。

 さらにその手前左のラックには現在使っていて、すぐに弾けるギターが数本スタンバイし、壁の逆側には使っていないギターや民族楽器が山積みになっています(笑)。

 その横の写真、長椅子に寝っ転がった頭の上側にはCDラックと照明器具、おまけに小さなクルマ(Volkswagen UP!)に荷物を入れやすくするために外してしまったトランクのトノカバーも頭の上にあります。
 トノカバーの下にはラック式のギターアンプヘッドとギターシンセサイザー一式が、これまた寝ころんだ頭のすぐ上にあります。地震の時には非常に命の危機を感じています・・・。

 そして別側の壁にはOrangeの60WアンプとTech21の30Wアンプ。レコードが・・・うーん200枚くらいでしょうか・・・、レコード棚の上にはレコードプレイヤーとBOSEの小型モニター・レコード棚の下にはわずかに残った古代史を中心とした趣味の本。
 なんとパソコン本体はレコードの上の隙間に無理やり押し込んでいます。

椅子から向かいの壁側のギターを積み重ねている横は、パソコンラックで妻の関係のものや家族の重要書類等で埋め尽くされ、まるでパズルのように物が詰め込まれている部屋です。

 普通だったら、窮屈で足の踏み場も少なくて、電磁波だらけで、直射日光が差し込む激熱な夏、薄い天井や壁は夏は暑くて冬は寒い・・・直射日光のあたる倉庫?のようななんとも過ごしやすいとは絶対に言えない部屋なのですが、ぼくにとっては居心地の良い部屋です。

 子どもが生まれて部屋を改築して作ったこの部屋で暮らして30年くらい・・・。
ここで何曲作って来たのか、何曲録音して来たのか、どれだけ酒を飲んだのか、何人の人が訪れたのか・・・、もうまったくわからなくなっていますが、思い出すと随分の方々との楽しいお喋り等が浮かんで来ます。
ぼくは腰が重くてあまりアクティヴな方ではないので、特に自分の居場所であり活動場所としての自分の部屋に居ることが多かったと思います。(だから太ってしまう・・・)

 よく考えて、ぼくの音楽をやっていた空間として居ることが多かった場所のベスト5を考えてみると・・・

1. 今、または以前の自宅の自分の居場所
2. 今バンド練習に使っているので村上の経営する喫茶店「カフェムジカ」の閉店時間後
3. 新宿のラブホテル「楽苑」の地下室(当時所属していたKenmi-MissTonesの練習場所)
4. 大学の510番教室(大学時代軽音の練習場所)
5. 中学時代にドラマーだった西野の家

 「5」中学3年の頃は、平日でも西野と家に泊まりっこをしていて、毎日が音楽とバカ話ばかりで楽しく過ごしていたため、一緒に勉強する・・・という名目でしたが、音楽の事以外はこたつでミカンを食ってた、とても幸せな時間でした。

 「4」は、その後もあって先輩宅でギター指導をうけたり、これまた楽しい大学生時代でしたが、学校にいっても面白い授業しか受けないので必須科目がとれずに中退しました。。。

 「3」は、大学3年からでしたがKenmi-MissTonesに加入したところ、ドラムの鎌田さんの家には地下室があってバンド練習はそこでやればお金がかからない・・・ということで、そのお宅に行ってみたところ家ではなくて新宿は歌舞伎町のラブホテルの地下だったのです。
 練習した後に酒を飲んで遅くなると、よくベースの中ちんと無料で回転ベッドのある部屋に泊まりました(笑)。

 「2」さすがにドラマーが通常のドラムを叩くバンドの音量では苦情を言われて音をだせませんが、今のぼくたちのリズムオケ使用の演奏であればライブの時とそう変わらない音量で演奏出来ます。しかし、この地域は駅のすぐそばなので駐車場代が高めなのが厳しいところですが、スタジオ代を考えれば安く済んでいるので、村上に感謝です。

 「1」は今までのお話のとおりです。

 きっと皆さんは同じ地域にずっと暮らしていたり田舎があったりすると、中学生の頃からフェイバリットで今も続いている出演場所や食べ物屋さんなど、心安らげる場所があるのではないでしょうか。
 ぼくはちょこちょこと引っ越しが多かったりもしましたし、ずっと家にこもりがちだったりでしたので、長い期間通った店も、長い期間出演し続けたライブ場所もありません。
 いや、ぜんぜん無かったわけではないのですが、たとえば関内店のローマステーションだとか、地元の喫茶店だとか・・・みんな無くなってしまいました。
 回数で一番多くライブをやったのは渋谷のヘッドパワーかもしれませんね。わずか1年ちょっとですが週に2回さらには1日2ステージやっていたので・・・。

 なんだか還暦を迎えて、そんな自分の古くからの居場所がないのが寂しいなぁとか、居心地の良い場所が落ち着いた場所とは限らないのではありますが、そう感じられる空間が欲しいなぁ(金が要らない場所だともっと嬉しい)なんて贅沢を思っています。

 今月から定年退職後のシニア社員になったため手取りの給与額は14万円くらいになってしまうので、土日に美味しい店に行ったりすることも出来なくなり、ただ近所を運動のため散歩するだけじゃ楽しみがないなぁ。。。なんて思っているのかもしれません。

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