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「ギターシールド購入で思ったこと」

2021/12/02 07:00

 カスタムオーディオジャパン製のギターシールドを初めて買いましたが、なんというか、とてもナチュラルで、どこかをブーストした感じが無いけど音が引っ込むことが無く、中高域が澄んだ感じの音でなかなか良いシールドですね。

 特にカスタムオーディオジャパンのシールドを買いたいと思っていたわけではなく、探していた3mのL型ジャックからL型ジャックのケーブルを検索したら、これしかヒットしなかったんです。
 当初は安いのでライブラインとかでないかな…と探していたのですが、立ち寄って探した石橋楽器横浜店にはLからLは短いエフェクター結線用しかなく、ちゃんとした長さのものは取り扱いしていないとの事…。

 仕方ないので3mのLからLでネット検索したら、このカスタムオーディオジャパン製のみがヒットしたというわけでの購入となりました。

 両端がL型のジャックのシールドにしたかった理由は、"Vanzandt Bronson"・"Gibson SG junior"ともボディーの前面にジャックがあり、今回購入の"Legend TLE 69-TL"は普通のテレキャスターと違ってレスポールのようなジャックになっているため、サンズアンプ側は踏みつけにくいようにL、ボディー側も邪魔にならないようLにしたかったのです。

 本題はここからなのですが、LからLのシールドが石橋楽器横浜店に無かったことは驚きですが、ネット上で見つけた楽器店の価格は申し合わせたように同じ価格で、送料もかかりますが、なんと送料無料で本体価格も数百円安かったのはビックリすることにヨドバシカメラだったのです…。
 たしかにオーディオ用のケーブルと抱き合わせで入荷すれば、楽器店よりはるかに安く仕入れる事が可能なのかもしれませんが、楽器屋に無い楽器がヨドバシにある・・・さらにはある楽器店と比較してヨドバシの方が安い・・・これは楽器屋さんの将来というか、なにかネット通販時代の商売の違って来かたに唖然としました。

 昔は、自宅そばのレコード店や、ライブ場所そばのレコード店でギター弦やストラップやピックも売っていて、価格は高めだけど急場しのぎに助かっていました。
 しかし、レコードからCDになってレコード店の客は減り、楽曲のネット販売やYoutubeの普及等で軒並みレコード店はなくなっていきました。
 それからは替え弦や余分なシールドのストックを持ち歩かないと、ライブ場所のそばですぐに手に入れるというような事はしにくくなりました。

 そうなると、ぼくもそうですが、大概の方たちはネット通販で格安な複数セット買いで弦を買っているかと思います。

 しかし、ギターシールドとかは、音の傾向もあるので、楽器屋の店員に聞いてみる…できれば現地でベルデンやカナレやライブラインなど自分が使った事があるブランドのものと比較して弾かせてもらう…等の古い考えをしている自分にとっては、商品の説明が出来ないカメラ屋で、しかもどんな感じか確かめずに買う…というイメージがピンと来ませんでしたが、今はその傾向もネットで調べ、Youtubeで確認の時代なんですよね…。

 そうなると、比較的多く流通する消耗品や定番人気商品は、楽器屋よりもカメラ屋や家電量販店の方がネットを含めると販売の中心になって行き、楽器店はいわゆる高額な木工製品のギターやベースやドラムの本体のみを販売するところになってしまうのではないだろうか…。
 中古品もすでに楽器店よりもハードオフとかの方が掘り出し物を探せる環境になって来ているし、楽器店のメリットはリペアや改造なのか・・・と思いつつも、ほとんどの楽器店では受け付けるだけで作業は専門業者に委託が多いのでメリットとは言えない感じもします。

 そうすると、益々人は自分の耳や感覚ではなく、信じるYoutuberの言いなりになり、実質は関係なく、Youtuberを雇う資金力を持つブランドの思いどおりに志向が統制されちゃうのかな…等と勝手に不安に感じました。

 たかがシールドからの想像でしかありませんが、低品質・超低価格ギターとアンプのセット等をスーパーマーケット等で買えたり、コンビニでエレキ弦が買えたりすればそれは嬉しいし楽しいと思うのですが、それはほぼ玩具感覚での入口の供給だったり急場しのぎが出来る環境の提供だったりの事で、やっぱり、ちゃんとした楽器(消耗品も含め)は楽器屋で見定め、購入がネットだったとしてもやはりなるべく最安値は楽器店であって購入したいな・・・と思いつつ、最安値のヨドバシで買ってしまいました。
 うーん、気持ちは非常に複雑な想いです・・・。

 しかし、購入した激安ギター"Legend TLE 69-TL"ですが、マジでとても気に入りました。とにかく極端に軽いことと、木目がとてもきれいな点が素晴らしいところですが、ボロいなぁ~と感じていたペグは、精度としてはそう悪くなく使える感じがして来ました。
 ナットだけは削り方が酷いし、深く彫り過ぎていたりしていることもあり、2~4弦の2フレットは完全にヒビッてしまいました。
 できればブラスのナットに変えてみたいなぁ。

 何はともあれ、今年最後のライブになる今度の日曜日のランチライブでLegendを使ってみます。
 またお客様はいらしてくださらないかもしれませんが、落胆しないようにして、Legendシンラインがこれ以降も使えそうなのかを確かめていきたいと思います。

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