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ぼくのギターアンプは・・・

2017/12/18 00:00

 KEY渋谷店でTECH21社の”Cali Fly Rig3”を弾いてみて、良さそうだったので購入したのですが・・・。
うーん、ギター単体で弾いている時は良かったのですが、演奏に合わせてみると、ソロにあわせた音づくりだとバッキングに向かないし、バッキングにあわせるとソロが聞こえにくいという感じで、ディレイ部分は非常に使いやすいものの、プリアンプ部分はイマイチぼくにはコントロールしづらいものでした。

 そこそこ高額ですし使用を諦めたくないので、歪みセクションは使用せず、サンズアンプセクションもなるべくすべてのトーンをカットして、仕方なく、いつも使っている同TECH21社のサンズアンプ・クラシックを前段に接続したところ、うーん、問題なくいつもの自分の音だ~ということになりました(笑)。

 日々進化しているはずのエフェクターやアンプシュミレーターですが、どうもギターアンプシュミレーターとして以上に1993年に購入した(1989年発売)サンズアンプ・クラシックで作るサウンドがぼくのギター音色になってまったようです。残念ながら生産完了品です。

 当初自分には録音しかバンド活動がなかった1993年頃ですから、ライン録音で手軽にギターを録音したいと考えて購入しました。

 サンズアンプ・クラシック、当時のものはクラシックと記載されておらず、ただSANS AMPでしたが、後に簡略化されてパワフルになったGT2や様々なバリエーションのサンズアンプが発売されて初代のサンズアンプは製造終了し、たまに再版される際に「クラシック」と表記されているという具合です。

 サンズアンプ・クラシックは、右側面でマーシャルタイプ・ブギータイプ・フェンダータイプの選択スイッチがあり、それぞれの歪みに対応するトーンキャラクターを最初に設定します。
 ぼくはフェンダー系ギターではマーシャルタイプ、ギブソン系ギターではブギータイプにセットしています。
 大きなツマミは4つで、右上は出力ボリューム、右下がマスタートーン、左上がプリアンプのボリューム、左下がパワーアンプ(を模したトーン)のボリュームになっていて、プリアンプで歪ませた小さな音をイメージすることも、プリアンプだけでなくパワーアンプめいっぱいで歪ませたパワフルなトーンまで自在にコントロール出来ます。

 さらには小さな8つのディップスイッチによるオンオフがあり、これがとてつもなく便利で、まさに痒いところに手が届くという感じです。
 まず、ぼくは1・2のスイッチをオンにしていますが、ミッドハイとミッドロウのブーストスイッチで、これをオンにしておくとシングルコイルのギターでもしっかりと歪ませられますし、ロックギターにとっては美味しいトーンでベースとかぶらずに、尖った音は緩和されて中域重視になるところからシンセの音ともかぶりにくく、また、ぼくにとっては自分のトーンを出力する上で非常に重宝するスイッチです。
 ぼくは使いませんが同様にベースブースト・トレブルブーストのスイッチもあり、ドンシャリが好きな方にも対応しています。

 クリーンスイッチもありますが、演奏中にこのスイッチを切り替えられない(スイッチが小さくて無理)のが残念です。
 同じセッティングの同じアンプの音で歪みを抑えられるので、オンオフスイッチがサンズアンプのオンオフスイッチでなくてクリーンとの切り替えスイッチだったらもっと良かったのに・・・と思っています。

 それから特殊なスイッチで、ちょっと古くなってヤレちゃったスピーカーのアンプをイメージしたスイッチもありまして、これは「なんか音の混じりが悪くてギクシャクしている」なんて感じた時に使ってみるとシックリしちゃったりします。ライブではほぼ使いませんが、録音ではたまに使います。

 ライブでは使いませんが、録音ではよく使うスイッチはもうひとつあり、7番のスピーカーのエッジにマイクを立てて録音しているイメージを追加するものです。バランス的に小さい音でバッキングを録音したいけれど聴こえなくならないようにしたい・・・といった時に便利です。

 それとは逆の効果の8番は、今のぼくにとってはなくてはならない大切なスイッチです。
 はっきりいって、強い爆音ギター音色じゃないぼくのギターが、小さい音のライブなのにそこそこ迫力がある音で聴こえる秘密のスイッチなんです。
 これはアンプの前方上方離れたところからコンデンサーマイクでひろったイメージをトーンに加味するスイッチで、スイッチを入れるとやや音はボケますが、空気感が出て音が広がりやすくなります。

 そして、大体いつもプリアンプボリュームは75%、パーワーアンプイメージのボリュームはフェンダー系の場合75%・ギブソン系の場合60%くらいにセットし、マスタートーンは30~40%くらいにセットしています。

 サンズアンプクラシックは「アナログアンプシュミレーター」という分類のものですが、ぼくにとってはそんな単一価値のものではなくなってしまいました。

 スピーカーとパワーアンプが無いけれどシュミレーターではなく、普通にギターアンプのプリアンプとして使っていますし、それ以上にプリアンプ+オーバードライブエフェクトとしても使い、ライン出力ではシュミレーターとして使っているので、結局「いついかなる時でもエレキギターを弾く際にはサンズアンプ・クラシックを使っている」という状態が続いています。

 スイッチが多くてわかりにくい・・・とサンズアンプ・クラッシックについて言われる方がおられますが、マイクシュミレーション以外は、基本的に3つのアンプキャラクター選択、ハイ・ミッド・ローのブーストスイッチ、1トーンの3ボリュームのアンプ・・・という構造ですから、本物の3ボリュームのギターアンプがイメージできる人なら簡単にわかり過ぎるくらいわかる内容だとぼくは思います。
 少なくとも、難しいデジタルの機器よりははるかに簡単だと思います。

 サンズアンプ・クラシックとは一生縁がきれそうもありません。。。

<直近ライブ情報>

■2017年12月24日(日) 18:30~
 マホガニー (渋谷駅井の頭線出口そば) チャージ無料+1オーダー
 ※出演 コバーン 18:30~19:15くらい
     Beware of Moving Wax doll 19:30~20:15くらい

■2018年1月21日(日) 19:00~
 Sammy's Hawaiian Cafe (東横線「白楽」駅) チャージ無料+1オーダー
 ※出演 高雄文 19:00~19:50
Beware of Moving Wax doll 20:00~20:50

■2018年2月4日(日) 時間・出演者未定
 こびとさん(横浜市営地下鉄「吉野町」駅そば)

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