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THR100Hを買った

2016/11/14 00:00

 イシバシ楽器横浜店で店頭展示品が老朽化して中古品扱い(税抜55,371円)になっているヤマハのアンプヘッド「THR100H」を購入しました。

 ほぼ新品同様なので得は得だったとは思いますが、付属品のフットスイッチも何もなくて電源ケーブルしか付属しない・・・とか言われたので、正規付属品欠品価格でこれならばちっとも安くないとゴネたところ、ちゃーんと探せばあるじゃないですか!
 重くてデカい専用フットスイッチを捜してもらいました(笑)。ボロボロになった箱に入っていたようです。展示品と一緒に置くのを忘れてただけですね。
 でも、これがあるのかないのかが、後で非常に重要な問題となりましたので、本当にあってよかった・・・っていうか、なかったら絶対買ってはいけないアンプでした。

 さて、このアンプヘッドを買った理由は以下の用途でした。

1. 壊れてきたマルチエフェクターの使用を制御し(使用中止し)、アンプとディレイとボリュームペダルだけでプレイする。

2. 軽量な100Wのヘッドならば、ライブハウスなどのライブではスピーカーだけ借りれば大きな音でギターが弾ける。

3. ZT-ampの100W用スピーカーと組み合わせれば、カートでコロコロと運べるノンエフェクトでも高音質でボリュームペダルをループして使える小さな大音量アンプが出来る。


ライブを想定した考えではそんな感じです。
ラインの音色もスピーカーシュミレーションをオレンジ風にすると良い感じなので、ラインでのNETライブや録音でも威力を発揮すると思われます。
 けれども、壊れて調子の悪くなってきたマルチエフェクターが完全に壊れきるまで使わずに温存して、もうマルチエフェクターではなくてアンプ中心に音づくりできないかな・・・と思ったというのが本当のところです。

 しかし、今まではギターアンプもベースアンプもPA代わりに使ってきましたが、これからはギターは単独となりますから、リズム隊とシンセのオケの出力が8cmスピーカーのミニPA1台からではペラペラで無理がありますので、そういった対応も考えなくてはなりません。
 現在のところ、同じマッキーのミニPAをもう1台購入してカスケードし、ベースもそこから一緒に出力する予定です。
 従って小型PA2台(150W×2台)からボーカル・オケ・ベースが出力されて、ギターだけが単独で100Wで鳴らすということになる予定です。
 これならば、全体の楽器の占有面積もたいして変わらず、何とか手持ちで器材が運べ、もっと良い音で出力できそうです。

 ヘッドホンジャックからの音については昨夜好みの音を作れましたが、まだ100W用のスピーカーを調達できていないので、ちゃんとした音づくりした音は後日ビデオで報告させていただこうかと思っています。
 基本はメサブギータイプの中域が強くてよく歪むアンプで、クラスAタイプの落ち着いてジューシーな歪みの音をオレンジのスピーカーから出力したイメージした、ちょっと大きめなコンボタイプのアンプをとても小さい姿で構築したいと思っています。

 このYAMAHA THR100Hの購入を決定づけたのは、割安で販売されていたというだけでなく、ZT-ampのミニスピーカーと組み合わせればもっと小さく便利なアンプが構築できると考えたからです。
 まだZT-ampの100Wミニスピーカーと併せて出力していないので相性はわかりませんが、良ければ素晴らしいアンプになると思っています。

 さて、先程のフットスイッチの重要性の件をお話します。

 ぼくは、バッキングからソロ、オブリガード、曲想によって、細かくボリュームをコントロールする必要を感じています。
 大音量のPAを使い、PAオペレーターが譜面を見ながら適宜ギターボリュームをコントロールしてくれるようなライブはぼくらにはありませんから、一番大きなボリュームを一番ハードな曲のギターソロのボリュームとして、その他のシーンではそれより適宜ボリュームを落として他とバランスをとって演奏するのが普通になります。

 そうなると、アンプ自体で歪み音色も作った場合は、エフェクトセンド~リターンにボリュームペダルを接続する以外に細かくボリュームコントロールすることは出来ません。

 で、このYAMAHA THR100のエフェクトセンド~リターンにボリュームペダルを接続してみてビックリ・・・。まったくエフェクトセンド~リターンに接続されないのです。
 で、試しにフットスイッチを接続してみたところ、ループをオンにすることができました。なんと、THR100Hはフットスイッチ無しではエフェクトループが使えないのです・・・。
 もしフットスイッチが見つからないまま購入していたら・・・と思うとゾッとしてしまいました。冷や汗ものです。

 またおまけに、フットスッチのおかげでループはオンになったものの、とんでもない一大事が発生。。。なんとパラレル接続となっており、ループの音はブレンドされるだけ・・・。
 これを通常のシリアル接続にしてボリュームペーダルを挿せるようにするにはコントロール用のソフトをパソコンにインストールし、本体とパソコンを接続して、そこからシリアル接続に変更しなければならないという面倒な作業が待っていました。

 一応、それらの作業をやってやっと使えるようになりました。あ~結局、マルチエフェクターのセッティングも面倒だけど、デジタルアンプも自分の使い勝手にあわせるのには同様に面倒だなぁ~と思う昨夜でした。

 しかし、実際にはぼくの場合は、そこそこかさばって重たいフットスイッチ(たぶん1.5kgくらい)って起動時にエフェクトループをオンにするためだけに持ち運ぶということになるという、すごくバカバカしい現実があるわけです。
 たしかアンプヘッド本体が3.2kgだからその半分近い重さのものを余計に持つという訳のわからない行為を強要されるわけですよね。。。
 あまりにバカげていると思ったので、デフォルトでエフェクトセンド~リターンがオンになるように設定できないかYAHAHAのホームページにメールで問い合わせしてみました。
 たぶん、どうでもいいオヤジの希望は無視されちゃうと思いますが、機能追加で選べるようになったら嬉しいんだけどなぁ。。。

【追伸】
ヤマハから回答があり、やはり思ったとおり、不便でもこの器種はフットスイッチが無いとエフェクトループできないとの事で、フットスイッチを常に携帯しなければならないアンプとのことでした。
 じゃ、3.7kgとか書かずに5kgって書いてよ。。。

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