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ストーンズサウンドに思うこと

2018/12/02 00:00

 写真のジャケット・・・派手ですよね~。1月のライブで着ちゃおうかなぁ。
 昔、一緒にバンドをやっていたボーカルの宮崎謙実(ぼくの兄貴分の方です)にもらったものです。
 当時の考えではストーンズとザバンドのイメージの中間を行きながら、ややジャクソンブラウンを意識したバンドを目指していたような・・・そうでもないような・・・。

 たぶん謙実氏はストーンズ色の強いイメージを好んでいたので、なんとなくぼくにキースリチャード風の衣装を着せたかったのでしょう。。。
 でも、バンドをやっている時には着る事がありませんでした。ぼくは当時なぜかカントリー&ウエスタンみたいなカッコを好んでしていました。。。

 当時はRCサクセションのブームで、サンハウスや村八分などに繋がる日本的なストーンズ解釈が流行り、ぼくの感じているストーンズイメージとは隔たりがあったため、ぼくはあまりストーンズが好きとは言いませんでした。
 でも、中学生の頃からなんとなく「聴くのはビートルズだけど、やりたいのはストーンズの曲」という感覚が強いぼくでした。

 ストーンズそのものに感化を受けるのではなく、他のバンドがストーンズの曲をやっているもののカッコ良さからでした。

 最初にウォ~カッコいい・・・と思ったのは、グランドファンクレイルロードのギミーシェルター。

https://youtu.be/NcipEu3900g


 ウルトラハードで中学生になったばかりのぼくには凄く刺激的なサウンドで夢中になりました。
 グランドファンクというバンドについては、ハードなのにえらいファンキーでタイトな演奏という、他のバンドにはあまりない心地よいスカッとするサウンドで、ぼくがギターよりもベースやドラムをバンドサウンドの中心に考えるようになった根本的な影響を与えてくれた大好きなバンドでした。

 グラムロック真っ盛りの1970年代はじめ・・・デビッドボウイのこれも刺激的でした。

https://youtu.be/fNkf4TS_MMw


 ぼくは中学生当時、デビッドボウイやT.Rexにも夢中になりましたけれど、それよりもスレイドやジョーディーという、なんか他のグラムロックバンドが女性的なコスチュームで登場する中、なんか勘違いのようなハロウィーンの衣装のようなカッコで演奏している悪ふざけのように見えるロックンロールバンドが好みでした。

 今でもぼくのロックンロールバンドの衣装についてのイメージはそういった感覚を頭にイメージしているかもしれません。。。

 音楽舞台が英国からアメリカに移って行きだした頃、リンダロンシュタットが歌うストーンズ曲がありました。
 それこそ、ぼくの大学時代のRCサクセションブームの時にストーンズファンを自称していたややパンク色に影響を受けた人たちは大嫌いなアメリカ西海岸を代表するプレイヤーたちの演奏、かつ、彼らが嫌う奇麗なコーラスで構成されたサウンドなので、超気に入らないサウンドだったことでしょう。
 でも、ぼくはそのたまったタイトさに魅了されてしまいました。

https://youtu.be/2I7GkHy5iOA


 このメンバーはカーラボノフやJDサウザー・ジェームステイラー・ソロになったスティーヴィーニックス等、数えきれない西海岸のミュージシャンをサポートしていますが、この辺のギターを聴いてぼくはこのギターのワディーワクテルのようなミュージシャンになりたいなとど高校生時代から思うようになります。

 ワディーワクテルはその後、キースリチャードのソロ活動にはなくてはならないサポートギタリストになっていきます。

 そういえば、娘が中学のときにバンドを一緒にはじめたのですが、最初にこういうバンドにしたいとイメージしたのは、バネッサパラディちゃん。
 かなりぼくははまってしまいました。
 とくに、ストーンズのこの曲。

https://youtu.be/yMPJ8nyE74U


 どこが一番気に入ったのかっていうと、曲を歌い終わったあとの妙に元気な「メルシー」っていう挨拶。

 実は私たちBMWdの最初のライブでも、1曲終わるごとに「メルシー」と真似してやってみました(笑)

 そうそう、極めつけにはこれもありましたね~。
もう、メンバーオンパレードです(笑)

https://youtu.be/dQkrLpwj1vk


 アレサかっこいい~。いや、これはストーンズ参加ですね(笑)
 天使にラブソングをのウーピーさんも出てます。

 さぁ、ストーンズ以外の人のストーンズ曲が気に入っているからって言って、じゃあミックジャガーが歌ってるのが気に入らないのか・・・・っていうと、ぜんぜんそうではなくて、これなんて大好きです。
 逆にモータウン(マーサ&ザバンデラス)のヒット曲でストーンズではないけれど・・・。

https://youtu.be/HasaQvHCv4w


 ちなみにちょっと逸脱しますがこの曲は、コンテストでカーペンターズが優勝してデビューにつなげた曲でもあるようです。

https://youtu.be/-PAy6Ab3CcQ


 カーペンターズのギタリスト、トニーペルーソのプレイもとても好きでした。
今でも「一番好きなギターソロは?」と聞かれれば、変わらず「カーペンターズの愛にさよならをのギターソロ」と即答します。

 さて、本題に戻ってなぜ「ビートルズは聴き、ストーンズは演奏する」という発想にぼくがなっていったか・・・ですが、ビートルズの曲は誰がやってもビートルズの曲というイメージのままな気がするのに対し、ストーンズの・・・特にミックテイラー在籍時の頃の曲は、プレイするそれぞれのミュージシャンのカラーに順応して変化していて、その人たちのものになっていく寛容さがあると感じるからです。
 それはちょうどオールディーズR&Bを全くそれぞれのアレンジで様々な人が演奏しているのと同じような感覚で・・・。

 今日はぼくなりのストーンズサウンド考をしてみました。

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