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「えーい、やってしまえ」

2022/06/16 00:00

 レジェンドの改造シンラインモデルの強いハウリング問題と、リアの高域がこのギターとしては強すぎてハウリングを抑えながらのフロントとのトーンバランスが難し過ぎるという問題点について、とりあえず、改変前はハウリングはなかったのでデフォルトのボロくてラジオのようなペラペラな音に感じた迫力のないセラミックマグネットのピックアップに戻して、ハウリング状況を見て、それでもハウリングが酷ければそれは高品質なネックに付け替えて良く鳴るようになったのがハウリングの原因だと考え、シンラインのメインギター化計画を断念する…と昨日の時点では考えました。

 しかし、またさらにお金はかかってしまいますが、もう一つ、最後にやってみたいピックアップの変更の案が浮かんで来たため、この際、やってしまうことにしました。

 写真のスタックタイプのシングルサイズなハンバッキングピックアップに載せ替えるという方法でいく事とし、昨夜注文しました。
 スタックタイプのハンバッキングピックアップとは、普通のハンバッキングピックアップは横向きにシングルコイルがふたつ並んでいる構造ですが、スタックタイプは縦にシングルコイルがふたつ並んで出来ており、そのため、触れ込みを見ますと、ハンバッカーにしてはシングルに近いトーンのようですし、見た目の違和感もありません。

 まぁ、シングルのように繊細なトーン変化や、ボリュームの上下による歪みやトーンの調節などは、やはりシングルよりは疎いであろうなぁ~、結局はどんなにシングルに似せてもハンバッキングはハンバッキングの音なんだろうな~、という悲観的な予測は感じつつも、ハンバッキングだからシングルのような強い高域は抑えられるためにハウリングしにくくなるであろうことと、ハンバッキングなのでハウリングは格段にしにくくなるはずだという期待はできるわけですよね・・・。
 また、よく調べたらこのピックアップはアルニコ5なようなので、セラミックマグネットよりずっといいかな・・・という期待もありです。
 予想するに、ハンバッキングとシングルコイルの中間くらいの音だったとして、そうですね・・・、もともと1973年くらいのハンバッキングピックアップタイプのシンラインを買ったと思えば、それよりはシングルコイルのタイプの音に近くなるだろうと考え、「ハンバッキングなんだ」と割り切れば、こっちの方が好みだと…そう思えるかなと考えました。
 自分の好みのタイプではあきらかにないピックアップなので若干無理はありますが、でも、これが最善の選択なんだと思うようにします。

 なんとなく、元々のボロいセラミックマグネットのピックアップにしたところで、ハウリングが収まる保証もなく、これだけ激しくヒンヒン鳴いてしまっている現状を考えると、考えうる最大の安全策をもって対応すべきかな…というように考えを変えました。
 それくらい、このギターの軽さはこれからのぼくにとって強い魅力のある性能なのです。

 問題は、普通のピックアップみたいに黒と白の2本じゃなくて4本(5本?)のケーブルがリアピックアップから出ていて、ハンダもできない自分には当然取り付け作業はできないからベース村上にやってもらうつもりですが、村上がそういう複雑な構造のヤツの配線がわかるかどうか・・・そこが非常に問題です。
 大丈夫かな…。うまくいかなかったら、また頑張って我孫子の264Guitarsさんまで持っていかないとダメかな…。

 あと、ブリッジプレートを6点ブラスのものにしていますが、スケールをわずかに短くしたためにネジの長さがギリギリだったり、弦がスプリングに引っかかった状態となっているので、穴から弦がストレートにブリッジに乗る最初のスチール製3点のブリッジプレートに付け替えようと思っています。どうも弦がスプリングにかかるのもハウリングの原因になっているような気がしますし、弦が切れやすいのは間違いありませんので…。
 3点のプレートのネジは長いので、オクターブチューニングも6点の方より優位そうです。3点なので微調整には不利ですが、ハンバッカー装着を考えると3点の方が好みの音になりそうな気もします。

 しかし、レジェンド改造ギターの最終価格ですが、「当初は本体38,500円+ネックとピックアップ80,000円=合計118,500円」で終了する(大体フェンダージャパンの価格くらい?)のはずでしたが、さらにピックアップ代24,500円追加でかかり、最悪うまく装着できなかった場合には工賃もかかってしまうので、約150,000円くらいの合計価格になってしまったということで、レジェンド製ボディーと古いギターのパーツを寄せ集めて安くで作るカスタムギターだったはずが、結局は当たり前のギター価格になってしまいました。
 まぁ、ピックアップ分の2万円は他のギターに装着しますので関係ないか・・・。

 お金をかけたからではなくて、自分の健康問題を含めた「軽い」という理想、ほんの少しでも短いスケールで「楽をしたい」という老化対策、後日クリップ式ピックアップを購入してFホールに装着しエレアコとして弾き語りに使うこと…、そういったすべてに対応するギターがハウリング対策を機にノイズレス化するということは非常にグレードアップするとも考えられますし、なんとか納得できるギターになってほしいです。

 外してしまうせっかく作ってもらったピックアップですが、今は2台のうちどちらのどちらのギターに装着するか迷っています。
 今後は軽いギターでないと実際に使うのは厳しいという事を考えると、Fender Vintage siries(1952typoe)に装着するのが良いのですが、ギター的にはPACO製の方がはるかに優れたギターなので重いギターではありますがその方が…というところもあり、迷ってしまうところです。
 いづれのギターもセンターでのノイズキャンセルができるようになり、かつ、現状のピックアップよりも良い音なので性能の向上は間違いないのですが、Fenderは軽いので、その分だけ利はあるものの、音的にはPACOだなぁ…。

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