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「3セット1,000円以下の弦で気に入ったもの」

2023/04/06 00:00

 あと1年5ケ月後に職をなくして貧困者となる65歳過ぎてもギターは続けていたい…。
 そのためには、経費節減が重要ですから、円安でどんどん海外製品が高額化する中、まずは必需消耗品の弦代節約の必要性を感じ、激安ギター弦の中から自分に向いた弦を捜す旅を先月からはじめています。

 他にも、唯一の楽しみな外食を控えて他にお金を使わない外出手段を考えるとか、年金額だけではとても生きていくことが出来ないので65歳過ぎに収入源と出来る事がないか…とか、いろいろ考える事はありますが、今は、音楽を続ける経費を極限まで下げ、老化が進む身体に優しく対応する軽い楽器、力の要らない楽器を用意していく…という事が、少しでも長く楽器を続けていける方向に繋がるはずだと考えています。
 もちろん、65歳過ぎは一人ぼっちでボーっとする時間が増えてしまうので、ひとりでどのような音楽を構築して現していけばいいのかを考えなければ元も子もないのですが、その辺は追々…。

 そんなところで、結構、大きな金額になる弦については、気に入っているボトム弦が細い009~040インチのダダリオ社の弦は1セット1,000円を超えてしまいました。
 月に3台のギターに弦を張るとすると月3千円×12ケ月=36,000円が年間の弦経費となり、かつ、切れた際の対応用も考えると40,000円くらいの金額が年間に弦だけでかかってしまうのです。
 しかし、これを3セット1,000円以内の格安弦に変更すれば、同内容でも月額1,000円×12ケ月=12,000円、切れた時用の弦を考えても年間15,000円に節約出来ます。
 今のところ候補は谷口楽器のフェルナンデス製3セット弦、サウンドハウスのオリジナル3セット弦、それに今回新たに知った福岡県のブランドのフェニックスの3セット弦です。
 石橋にて販売の弦は個々の弦が別に梱包されているので、切れた時の対応用にしたいと思います。

 谷口楽器のフェルナンデス弦は弾きやすいのですが、音的にはちょっとタイトさにかけるボヨッとした感じで、かなり我慢を感じてしまうところはあります。また、東京に通わなくなると買いにいけなくなりますから、この弦は選べませんね…。

 サウンドハウスのオリジナル弦は、品質としては悪くないです。いえ、価格を考えると「かなり良い」と言うべきかもしれません。
 裸弦に関しては、自分の好み的にも、アタックは速いし、パワーも普通にあります。
 しかし、巻弦のバチンというようなアタック遅れしやすい音は、ジャラジャラいってくれない中低域の強い音なので、またテンションがキツめで、自分には弾きにくいという点はありました。
 また、ピックが付属しているのですが、オニギリ型のハードで、ティアドロップのミディアムしか使わない自分はゴミに捨ててしまう事になり、もったいないなぁと感じました。
 安売り弦としては一定の基準以上の弦ではありましたが、音はともかく、もっと巻弦のテンションが柔らかいものを捜したいと感じました。

 で、購入してみたのが写真のフェニックスという福岡のブランドの弦。
 弦に保証書がついていたり、弦拭き用のクロスがついていたり、自分の好みにあった小さめのティアドロップのミディアムのピックが付いていたりと、至れり尽くせりな弦です。
 ギタリストのレビュー記事を読んでみると、パワーが小さい欠点と、弦のテンションが緩めな事が書いてありましたから、最近のギターのピックアップのパワーがあり過ぎて困っていて、老化でなるべく力を入れずに楽にギターを弾きたい自分にとっては好都合に感じて来ました。
 早速、劇軽いグレコギターに張ってみて、サウンドハウスのものと比較してみました。

 このような感じで、フェニックスはとくに柔らかく感じませんでしたが、確かに巻弦のパワーは抑えめで、バランスとしてはぼくの好みでした。
 ギラつく音や、うねるような音は無く、サラッとしたバランスの良い音で、ちょっと巻弦のサスティーンが短いのは残念ですが、トータルで見ると従来の安価なギター弦の「安かろう悪かろう」ではない、しっかりした弦に感じました。
 しばらく、グレコのギターにはこのフェニックスの弦を中心に張ろうかなと思います。



 

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