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帽子

2014/04/28 12:30

 ブログのトップ写真に帽子が二つ…。
 さて、今日は本当にどうでもいい話です。

 実は、左の冬用フエルトの南米の帽子が今最高に気に入っているのですが、昨日、ちょうどその夏用にみたてられる右側の帽子を見つけたので買いました…という、他愛ない内容の日記です。

 ベース担当の村上は帽子が嫌いなのですが、ぼくは帽子が好きで幼稚園時代から被っています。

 帽子好きは頭が蒸れてハゲやすい…の定説通り、ぼくは30歳くらいではもう、かなり薄くなってましたね(笑)。
それにくらべて村上は針金のような頭です!

 昔からバンドのライブでの服も普通にスーツ系のものが多かったぼくは、それにあわせてキチッとしたハットが所持するものの大多数なのですが、昨年あたりから、もっとラフなカッコにしたいと思うようになり、上の二つが特に最近のお気に入りになっています。

 たぶん、ラフな方向に向きたい発想は、バンドライブの方向として、ちゃんとしたステージでのライブではなく、村上の店(普通の喫茶店)での、文字どおり気軽なカフェライブを中核としたいと思っているせいかもしれません。

 また、冬の間ずーっとそうなのでしたが、どうもぼく自身が近年、ジャケットよりもカーディガンのようなものを好んでいて、しかも、やや風変わりな民族チックなものなどが気に入っていることも、ラフな帽子を求めている理由のようです。

 とはいえ、よくもまあこんなに沢山の帽子を所持したものです。。。



 なぜ帽子が好きなのか…。

 よく「ハゲ隠しだろう」と言われますが(笑)、小中学校〜高校生の頃はハゲていませんから、「ハゲ隠し」のために被ったわけではないと思います。

 同様にサングラス(特にミラー等の目線が見えないもの)も好んでいるぼくですが、サングラスは「ボケーッと目をつむっていることが多いし、まるで見当違いな方を向いて喋っていることがあるため、そういった目線を見せないために。」という理由と、「スポットライトが眩しいので。」という理由です。
 でも、サングラスは大学生くらいからで、高校生くらいまではかけていなかったです。

 帽子は、ギターをはじめた中学生の頃にはジーンズ生地のハンティングと、いかにも英国労働者風のベレー帽に近いハンティング、それにウエスタンハットを被っていました。
 高校生からは断然ボルサリーノタイプのハットでしたが、ロックギターと帽子をセットアップしたのはハンティングだったようです。

 そこで、よーく自分の中学時代を思い出してみると…、エレキギターと帽子を結びつける存在が日・英ひとりづついたわけで、その影響で「ギタリストは髭と帽子」なんである…とイメージしたようです。
 いえ、その日本の1人は、その英国人のファッションごとコピーだったので、もとはその英国人1人かもしれません。

 日本人のギタリストは、当時21〜22歳くらいで裸にオーバーオールを着て、真っ赤なロンドンブーツを履き、髭をはやしてジーンズ生地のハンティングを被り、チェリーサンバーストのレスポール・デラックスをオレンジのヘッドからマーシャルのスピーカーにつないで弾いていました。

 ぼくはそのカッコこそがロックギタリストのカッコなんだと信じ、そのまんまコピーしたカッコをしたものです。
 ブルースクリエイションからクリエイションになったばかりの頃の竹田和夫氏ですね。

 当然ぼくの場合は、ギターはGibsonでもGabanでもなく、Grecoでしたし、アンプはローランドだったけど…。

 そくてそのカッコがハンブルパイというバンドのスティーブマリオットを真似たカッコだったことを知るのは、その1年後くらいでした。

 で、ハンブルパイのレコードジャケット裏面で、スティーブマリオットはカッコイイ労働者風のアイルランドのパッチワークのようなハンティングを被り、Gパンではなくてヨレヨレの労働者風のウールズボンを履き、下着かシャツかわからないようなシャツに、これまたヨレヨレのジャケットを着ている写真を発見!

 これこそ本物のギタリストのカッコだと思い、バリエーションをつけながらそのカッコを真似ていたわけです。

 もとから帽子に興味があったせいもありますが、ぼくの頭の中ではレスポールというギターとハンティング帽は一対を成すセットになってしまっていたわけです。

 高校時代には、ZZトップ、ディッキーベッツの影響でウエスタンハットがラインナップされます。

 さて、そんな高校生時代のぼく。
 音楽もカッコも、いつまでもコピーではいけない、オリジナルな方向性を作らなければ…などと思いはじめた17歳(笑)。
 ギターもレスポールではないギターを求めるようになりました。

 巷ではアメリカンカジュアルやアイビーではなく、Jun Rope等のヨーロピアンエレガンスみたいな洋服が目立ちはじめ、もともと青いジーパンがあまり好きではないぼくは、そういったブランドのバギースーツなどに夢中になって行くのでありました(笑)。

 ま、高校がドカンやボンタンが多かったので同じイメージで着やすかったともいえるかもしれません(笑)。

 でも、なんか単にとっぽい不良みたいな雰囲気も嫌なので、ヨーロピアンエレガンスは、あきらかにクラシカルエレガンスなモボモガ風に感じたため、そんな古い洋画のようなイメージをバンドカラーに演出しよう…などと思ってしまったわけです。
 で、バギースーツにボルサリーノハットをあわせたのでした。

 周囲の反応はというと、それはもう冷たいもので、「役者のマネ?」「およそロックっぽくない」「カッコつけてもムダムダ」と言われちゃったわけです(笑)。

 その後、大学生時代はまるで普段着か、礼服で演奏するようになったので帽子は無しでしたが、24〜25歳くらいからはまたハンティングがマイブームになり、その後は毛糸の帽子、そしてまたハットへ…と、自分の中での流行は変遷しています。

 でもまあ、もとをただすと、スティーブマリオットと竹田和夫!
そのギターワークとハンティングを被ったカッコ良さの影響だったと断言できそうです。

 そんな帽子好きの阿久津でした。

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