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カフェライブの意義

2014/09/26 16:50

 さて、あと1日後(9/28)となりました2回目(お試し実施入れて3回目)のカフェムジカでのカフェライブ!

 ロックバンドなら普通は大きな音量でガツンと夜のライブハウスで演奏すればいいのに、なぜ、そうでなくて防音設備もない喫茶店や飲食店で小さな音で、日曜日の昼間にライブを行う方向を推し進めているのか…。

・日曜日の昼間。
・小音量。
・限りなくチャージ料ゼロに近い金額。
・酒中心ではない飲食店での実施。

 この条件を「良し」と考えているのはどうしてか? ということになると思いますが、今日はその辺のお話をしていきたいと思います。

 まずは、昨今のバンド集客状況ですが…、メジャーや超人気インディーズでないほとんどのバンドの場合、お互いのバンドの見合いっこをしている…いわば「バンド仲間とその友だちがお客様」という環境が殆どだと思います。

 ぼくは基本的に友人のバンドや良いなと感じたバンドとは「一緒のステージでジョイントさせてもらいたい」という考えなので、友人のバンドの見合いっこは極力しませんし、人付き合いがあまり得意ではなかったこともあって、その友人自体が少ない寂しい人生なヤツですので集客には非常に苦労しています。

 そこで、なぜ集客しにくいのか(誘っても来てもらえない理由)を考えますと、「子どもと一緒だから行けない」「夫婦二人だと料金が高い」「夜はダメ」等の理由が多かったと思いましたので、「それらの要因は潰す」と考えました。

 すなわち、「夜はダメ」→「休日昼間のライブ」、「夫婦二人だと料金が高い」→「チャージ料はほぼ0円、飲食代もリーズナブルな店」です。
 さらには、ぼくたちのライブは童話的な組曲ですから、「子どもと一緒だから行けない」ではなく「子どもにもかなり向いたロック」である可能性が高いのです。昼間ということで、お酒を中心とした店ではありませんし、その点もお子様向きと言えます。
 また、小音量というのは、大音量で熱気のある力を望む若者にとっては欲求不満ではありましょうが、お子様にとっては苦の無い音であることは確かです。
 その点でも、「さらにお子様にシフトしたロック」となっていると思います。

 そのようなわけでカフェライブでは、「日曜日が仕事の人」を除いて「来られない理由」を完全排除できました。
 あとは距離的な問題で、東京(品川区・カフェムジカ)、神奈川(横浜市神奈川区・ラフィエスタ)の2店に限られるという問題だけですが、定期的に春夏秋冬行うライブはカフェムジカでのライブとし、他は突発的にブッキングしていけばよいかなと思っています。

 追記すると、なぜ酒類中心ではない飲食店を一番のターゲットと考えているか…については、もし、いつでも晴天で、絶対に苦情もなければ公園でピクニック的な(花見的というべきか…)ゲリラライブでも良いと思うのです。
 けれど公共の場なので、誰かひとりでも苦情を公園に言えば演奏は即刻中止しなければなりません。
 また、天気の問題も、「ついさっきまでは天気よかったのに…」という具合で急遽中止も多くなってしまいます。

 そう考えると、「おいしい喫茶店」「リーズナブルで美味しい飲食店」「楽器店」「レコード店」「洋服屋」などでのライブが理想的なのです。

 以前、KEY横浜店でインストアライブをやっちゃおう…という計画もあったのですが、今は中座しています。
 というのも、楽器店ですから何かの宣伝にならなければならないわけで、今、店内にある商品でぼくたちが中心に使っている楽器がないので難しくなっちゃったな…という感じです。
 10年以上前の話ですが、銚子のジョジョというお店の店頭で演奏させていただいたことがありますが、びっくりすることに、演奏の影響でエレキギターが売れていました。しかも小さなお子さんに…。

 レコード店と洋服屋は残念ながらお話がありません…。


 ぼくがライブの方向性について思っていること。
 固定客が多くない自分たちにとって、偶然聴いていただける環境づくりが必要であり、音楽文化の中から子どもたちを追い出さないことが絶対必須だと感じているのです。

 

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