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「ケンヘンズレー」

2020/11/06 20:00

　ケンヘンズレーが亡くなったそうです…。
　英国ロックバンドの大御所ユーライアヒープでオルガンとスライドギター、アコースティックギターを担当されていた方です。

　オルガンも良いのですが、ぼくとしては、あののびやかで精神を解放してくれて大空を魔法で飛ばせてくれるようなスライドギターと、幻想的なアコースティックギターのプレイが大好きでした。

　中学時代から40歳代までチョコチョコと一緒にバンドをやっていたドラムの西野が中学時代にユーライアヒープのファンで、ぼくも彼の家でよく聞かされていたため好きなバンドになっていました。
　とくに「悪魔と魔法使い」のアルバムが一番好きでした。

　バンドを映像で見ていると、悪い黒魔術を使う魔術師がギターのミックボックスで、正義の白魔術師がケンヘンズレーっていう感じに見えて、ソロやオブリガードが魔術による攻撃に見えて、ゲームなど無い時代にそんな不思議な世界を見せてくれたな～と思います。
　おまけに、適度にポップさがしっかりあるロック、一般人が理解しやすい味付け程度のプログレ色も加味し、しっかりと演奏の醍醐味もあるバンドでしたから魅力的でした。
　ぼく的な影響は…、やっぱり魔術っぽいとこです(笑)。

　今も続いているユーライアヒープですが、ケンヘンズレー居ないし、ボーカルもすでに亡くなっているデビッドバイロンではないので、実質はミックボックスのみがオリジナルメンバーのバンドになっているため、ぼく的には魅力が半分になっちゃった感がありましたが、ケンヘンズレーが亡くなってしまったので、もう過去の作品でしか魔術のかけ合いは聴けなくなってしまいました。
　さらには、今年のぼくの誕生日に元のオリジナルメンバーのドラマーだったリーカースレイクも亡くなっていたとのこと・・・。好きなドラマーだったなぁ～。

　1970年から50年も経ってしまっているので仕方ないですが、あの頃20代の若者だったレジェンドたちがだんだんと姿を消して行ってしまうのは本当に寂しいですね…。

　自分も61歳、沢山の持病で調子悪く(最近は特に調子悪い…)、この先の音楽人生は長くはないな…とは感じています。

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