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「HOTONE RAVO MP-10の買い直し」

2021/10/23 17:00

 今日はマルチエフェクターの話題です。
 マルチエフェクターとは言っても、ぼくの場合は基本的な音色はギターアンプシュミレーター(プリアンプ)のTech21 Sansamp classicを使っているので、どのギターアンプ(もしくはPA直)で使っても自分の音色、かつ、自分のバランスで演奏するために主にマルチエフェクターはプレートリバーブとボリュームペダルが主務となり、Sansampと合わせて「普通のギターアンプになる」という感じで、それをリバーブのみか、2種類のディレイのどちらかを加味するか…がマルチエフェクターの基本的なぼくの使い方になっています。

 今使っている”Valeton GP100”は使い勝手も音も気に入っているのですが、弱点が二つあります。
 ひとつは、電池が使えないので電源の無いところでは使えないところ。
 もうひとつは、パソコンを介して様々なセッティングをするのに向いている機種なので、設定がおかしくなった際にパソコンが無いとえらい大変な事になる…という点です。

 そういった意味では、軽くて小さいに加え、エフェクター単体で直ぐに簡単に設定を調整出来る、野外でも困らないように電池でも駆動する、エフェクター音色切り替えの際に誤って他のスイッチを踏まないようにシンプルな構造が良い…という点が、たとえ音色のクウォリティが低下したとしてもライブで使うエフェクターでは欲しい機能だなぁと感じているところでした。

 それに加えて、ここ数ヶ月前からバソコンの状況は最悪で、スイッチを入れて立ち上がるまでに10分以上かかるようになってしまい、Valeton GP100をコントロールするソフトもエラー頻発で、安心して使えない状況になっています。

 今回、福岡の質屋さんから買った"HOTONE RAVO MP10"は、以前所持していたものですが、パソコンでアップデートしたらノイズゲートが切れなくなったり、音が悪くなってしまったため手放したものだし、いろいろと弱点はあるし、販売終了になっている過去のモデルですが、アップデート前は気に入っていたので、買い直す事にしました。

 心配したアップデートはされていない初期状態のモデルだったので、これなら使えそうです。

 リバーブやディレイは、素晴らしい…というレベルではありませんが、まぁ、充分使えるし、セッティングが非常にわかりやすいです。
 また、HOTONE(それに子会社ブランドのValeton)の製品については、他にも壊してしまったけれど小型アンプとかも非常に気に入っており、何となく自分とは相性の良いメーカーに感じています。

 機種としての弱点は、電池が単四なので、継続使用可能時間が短い点(やっとギリギリ1ステージもつ程度)。
 電源アダプターで使用すると、発振音が微かに出てしまう事。
 ペダルに比べて本体が小さ過ぎてペダルに足を置くと気をつけないとエフェクターがひっくり返る。

 そのような問題はあるものの、スイッチやボタンが少なくてライブ時に誤って他の機能を開始してしまうようなミスはしにくい点(たぶん、その機能についてはどのマルチエフェクターよりも優れている)、もし設定がおかしくなっても本体のみで短時間に設定を修正できる簡単な使い方である点、ボリュームペダルの最小値が設定できるだけでなく、パッチ切り替えの度にボリュームがリセットされてしまうものが多い中でMP-10は高額な機種同様にペダルの位置のままきちんとボリュームを引き継ぐ点(この昨日はぼくにとってとても大事です)、若干使用可能時間が短いものの電池駆動する点、使用アンプを定めてしまえばSansamp無しでの音作りも可能なので「野外超小音量ライブ」等では単体使用が可能な点、それらの利点と小型軽量な点を考えると、他のマルチエフェクターがもっと音が優れていたとしてもライブ使用器材としては”HOTONE RAVO MP-10”がぼくには合っていると思いました。

 下のムービーは、ちゃんと曲を弾いているわけではありませんが、リバーブやディレイのセッティングを終了して弾いてみているところです。

https://www.facebook.com/100000728043906/videos/346173930591740/


 ギターをライブで弾く場合に考えられる出力条件は以下の5種類です。

(1) 店や他人様のギターアンプを借用

(2) ZTamp Lunchbox junior(30W)持参

(3) お店のPAにライン直で接続(アンプ未使用)

(4) Tech21 Trademark30(30W)持参

(5) 超小音量野外ライブ(ミニアンプ等)

 (1)(2)(3)では「Sansamp + MP-10」となり、いかに好みのアンプでなかったとしても何とかSansampで好きなアンプトーンに近づける方法をとります。
 大概は、アンプ側はクリーンチャンネルを使用してアンプのトーンを下げ目にし、Sansampのトーンで調整することと、Sansampのパワーアンプドライブトーンのコントロールで好みに近い音に修正できます。
 (3)のライン直では、Sansampの「コンデンサーマイクでのオフ録りシミュレーションスイッチ」をオンにすることで大概はオーケーです。
 (4)ではアンプの歪みを使い、エフェクトループにMP-10を接続することになりますが、単純にアナログリバーブからデジタルリバーブに変更してマスターボリュームを足でコントロールできるようにしただけの使い方になります。基本的にTrademark30のプリアンプ部分はSansampなので、Sansampが必要なくなる事になります。(ただし、出力が微妙なわりにかさばるのであまり使用機会がありません・・・。)
 (5)はボリュームがやっと聴こえる程度の蚊の鳴くような音量下での使用だし(ボリュームによる音圧等を考慮するような繊細な考えは不必要)、使うアンプもほぼ決まっているので、MP-10で歪み音色(アンプシミュレーションも含め)を作って使用ということになるかと思います。

 明日のバンド練習で試して問題が無ければ、ライブでの使用器材をこちらの”HOTONE MP-10”に変更しようと思います。

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