KEY横浜店に面白いギターがあったので音を聴いてみました。
ぼくには必要ないはずの「1音下げチューニング」に適した666mmの超ロングスケールギターで、Dragonflyというメーカーのものでした。
ハンドメイドで高額なギターのためちょっとやそっとでは購入できませんが、ハンドメイドなので左利き用は問題なく作れるようです。
冒頭で述べたとおり、いわゆる半音や1音下げのチューニングに適したヘビメタ専用ギターなのですが、音色を聴いてみるととてもヘビメタに振っているギターとは思えませんでした。
すなわち、やたら低域をブーストするようなギターではなく、長いスケールでダウンチューニングでも分離感や音の張りを保つ特性に加え、トーンがセンタークリックからハイカットとローカットに利くようになっていて、逆にカラッとした西海岸風フォークロックに適した音も簡単に出せそうです。
フロント・リアとも、コイルタップスイッチ付ですからギブソン同様のストップテルピース構造のハムバッキングらしい音と、フェンダーボディー同様のアルダー材やボルトオンのネックジョイントから来るシングル時の音は、積極的なトーンコントロールと相まって、フェンダーともギブソンとも似ない独特でありながら広いトーンをカバーするであろうギターであろうことが想像つきました。
ボディのルックス的にも、ギブソンがテレキャスターを作ったような、またはフェンダーがレスポール作ったような…微妙なカッコ悪さがカッコいいです。
ぼくに超ロングスケールは必要ないし、弦のテンションは極力少なく、弦高は極限まで低い(特に低音弦は少々ヒビッて欲しい)のがぼくの好みですので、逆に、このギターをミディアムスケールで作れないかな…、ピックアップはカバードの方がいいな…等と思って、買えないけど見積もりだけお願いしちゃいました。
けれど、なんでDragonfly(とんぼ)なんだろう…。
まさか英語とは関係なく、ドラゴンがフライで「空飛ぶドラゴン」なのか、ドラゴンのフライで「ドラゴン肉の揚げ物」なのか…、ってか、トンボをドラゴンフライっていう事自体、どういう意味なのかな「フライ級のドラゴン」?
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