現在はメイプルネックのSG Fadedが楽しくて、そればかりを弾いていますが、1ケ月前までは完全にメインとして使用して来た"Gibson SG '60s Tribute 2013"の2台。
1台分だけですが、ついに細かな仕様変更の最終仕上がりを迎える時がやってきました。
なぜ1台分かと申しますと、「試しに1台やってみて効果的だったら、もう1台も・・・」という考えからです。
これまでの仕様変更点は、
1. ボリュームポッドをAカーブのものに変更
2. ボリューム・トーンつまみをトラディショナルな三角に変更
3. ハイパスフィルターの装着
4. ピックアップセレクター下のプレートを除去
5. ネックを自分の好みなやや逆反り気味に調整
6. 使用弦を009~040のセットに変更
この6点について、2台ともまったく同時に行って来ました。まぁ、弦とネックの調整についてはこの2台に限らずすべて同じになりましたけれど・・・。
これらの変更で何をしたかったのか・・・ですが、見栄えの好みの問題以外は、「音を硬くしたい」「微妙なボリューム操作で音色をコントロールしたい」「ボリュームを下げた際の高域落ちを防ぎたい」「テンションは緩く、裸弦はパワフルに巻弦は出過ぎずにクリアな音にしたい」というところかと思います。
さて、最後の仕様変更は「エスカッションを金属製にする」なのですが、これはやってみないと効果がわかりません。
でもね、ぼくはどうもプラスティックが好きになれないのです。
プラスティックを叩いた音よりも、木材や金属を叩いた音の方が好きなのはぼくだけではないのではないでしょうか?
たとえばぼくはストラトキャスターよりもテレキャスターの音の方が好きなのですが、ストラトキャスターはボディに密着しないでブリッジがフロートしていますし、逆セミアコの如くに弦の下部分がトレモロユニットのバネのために空洞で、ピックアップはプラスティックのピックガードにぶる下げて取り付けられた構造です。
だから、共振という意味ではネックとプラスティックのピークガードとトレモロブロックが作っている音なんじゃないかなぁと感じています。
対するテレキャスターは、リアピックアップはボディーにベタ付けされた金属製のブリッジに、フロントピックアップはボディーに直接ねじ込まれていて、空間もなくプラスティックも介在していません。
おまけに、ピックアップの下側には真鍮が貼られています。
こりゃ、木材と金属しか介在していないのが歴然としてます。ストラトよりも強い音、太さと硬さ、微妙なピッキングニュアンスでの音色変化、プラスティックのパラパラした感じのしない音などが比較した特徴です。
そんなわけで、Gibson SGでも空間のあるプラスティックのエスカッションを金属製のものに換えたら、「ストラト→テレキャスター」の違いに近い変化が現れるかもしれないと期待しているわけです。
しかし、とりあえず装着実施するギターは1本だけ。
さて、どちらのギターに装着すべきか迷っています。
皆さんだったらどっちのギターに装着しますか?
とりあえず、赤と黒の違いですが、ハッキリ言えば赤の方が自分の好みな音がします。
赤は音質のピークが中域に固まっていて低域は少なく、中域の中だけでコントロールして弾くような感じで、自分にはコントロールしやすい音ですが、プラスティックな響きを除去してもっと艶やかな音にしたいと思っています。
黒も大筋は赤と同じなのですが、同じ中域でも赤が高域寄りなのに対して、黒は低域寄りな音です。
たまにパサパサした艶の無い音になってしまうことがあり、エスカッションの金属化は艶のある音を実現してくれるのではないかなと思っています。
土曜日に装着です。
もともと気に入っている赤について先に実施した方が良いのかな。。。
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