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わみんライブの予定とテレキャスター

2018/03/14 00:00

 先日、「妻の入退院等もあってドタキャンの可能性もあるため、自分たち主催のライブは一時中止。こんな状況で誘っていただけるライブがあれば出たいけれど、呼んでくれる人はいないもんね~。」という話をブログに書いたところ、なーんと、前回のライブでご一緒した高雄文さんのカフォンを担当されたタミーさんから4月22日(日)19時に蒔田の「わみん」という喫茶店で行われるライブイベントへのお誘いをいただきました。

 1バンド30分で5組のイベントとなっており、1ドリンク付のチャージ料が1,000円となっています。
 「わみん」は横浜市営地下鉄「蒔田」駅前にある喫茶店のようで、我ユニットのベース村上としては完全に同業者ということになりますね(笑)
 しかも、駅前という立地条件も同じですね。操業も1970年代とそこら辺も同じような環境です。
 コーヒー好きなぼくとしては楽しみです。あっ・・・、泌尿器の医者から「カフェインは頻尿を増悪させるから控えろ」と言われてるんだった・・・(笑)。

 そうそう、タミーさんからのお誘いなので、4/22は、またもや高雄文さんとご一緒のライブとなります。
 これで4回連続して高雄文さんとご一緒させていただくライブとなります。ご一緒するのは飛び石で5回目となり、よく一緒にやっていたNAIさんやコバーンさんよりも続けざまにご一緒しています(記録的だ~)。

 意識していたわけではないのですが、この連続する3回のライブ、時間にすると40分+50分+50分=140分(2時間20分)になりますが、実はオリジナル曲では「レクイエム」以外は1曲も被っていません。
 もともとは3つの組曲を40~45分のライブ3回に分け、1クールを3回のライブで行うとしているぼくたちですが、別にある2008年(だったかな・・・)に作った組曲も復活させようか・・・と計画しています。
 そのため、4/22のライブも「レクイエム」以外は1曲も被りなくライブがやれる予定です。

 さて、追加したい以前の組曲は「マーリンと赤い竜はユニコーンを救う」というまさにアーサー王のお話に感化をうけた内容なのですが、もとにあったドラム等はぼくが無理やり叩いているものでとてもお聞かせできるレベルのものではなく、ライブで使うオケは完全に新たに作り直ししなければなりません。
 すでに演奏も忘れてしまっているので、譜面の苦手な自分たちにとって組曲の復活はかなり厳しい作業が待っています。
 今はドラムよりギターを中心にプレイしていると思われますが友人の野上くん(昔、メシアというバンドのドラマーだった。)が数曲だけデジタルドラムでセッションしてくれた時の音源があるため、そのビデオから音だけ使用してシンセをのせてオケを作ることにしました。
 全曲ビデオがあるわけでなく、ある曲だけ利用できるという感じですが・・・。ビデオからの音で歪んでしまっているため、とても高音質とは言えない1970年代風の音ですけれど・・・(笑)。

 4/22は、その組曲からドラムのない「手紙」、それに「闇の矢」「空飛ぶユニコーン」の3曲を復活させて演奏したいと思います。
 さらに村上がドラムを打ち込んでくれたようなので「吟遊詩人」という曲、また、去年2回ほど演奏した我ユニットのハードロックダンスナンバー(笑)「あやつり人形」も演奏の予定です。
 そのようなわけで、毎回ライブにいらしても同じ演奏曲になる可能性は1/4の確率しかなく、飽きないでお聴きいただけるのではないかと思います。

 さて、やっと上の写真の話題です(笑)。
 ギターの写真を載せているのに、全然違う話題じゃないか・・・と思われたかもしれませんが、ギターの話題です(笑)。

 先日の練習で次のライブでは村上がFenderのベースを使いたがっているようだったので、ぼくも考えました。
 3回前のライブでFenderカスタムショップ製ストラトキャスター(1990年製テキサススペシャル搭載の1957年タイプ)を使いましたが、「赤い竜組曲」には合うものの、他の組曲では全く相性が悪いため、いつでも使えるギターには出来ず、あくまでもネタとしての使用に限られます。

 数回は使っているのですが、2009年購入のFender Vintageシリーズ1952年タイプテレキャスターも、今の組曲ではストラトキャスター同様に「赤い竜組曲」でしか使えないイメージでした。

 20~30歳の10年間、ぼくはテレキャスターをメインに使って来ましたが、それはフロントピックアップの音のコントロールしやすさが一番の理由でした。
 なんとか今の「人形大戦」「続・人形大戦」組曲でも使えるテレキャスターは無いのか・・・と考えていたのですが、両組曲ではGibsonのギターを想定して作っていたため、メイプル指板のFenderギターらしいパキーンという音がサウンドを軽くしてしまい過ぎるのが対応できない原因に思えて来ました。

 そこで、Fender Vintageシリーズ1952年タイプテレキャスターを「1960年代タイプに改良し、1950年代・1960年代・1970年代の気に入ったところをチョイスしたギターにする。」←そんなふうに改良することをイメージして手を加えることにしました。
 現実的には、「ローズウッド指板ネックへの変更」「ピックガードを黒から白へ変更」だけなのですが(笑)、もともと仕掛けをしているギター同士なのでそのようなイメージになりました。

 2009年購入のFender Vintageシリーズ1952年タイプ・テレキャスター・オリジナルの三角グリップでフレットの低いメイプル指板ネックを取り外し、1982年にPACOに特注して作ってもらった1960年代タイプテレキャスター(現在、ピックアップの断線等で使えない)のローズウッド指板ネックを装着してみました。
 PACOのネックをとめるネジ穴がFenderよりも広く、ネックを固定するためにはPACOのギターをとめていたネジを使うため、Fenderのボディー側のネジ穴を広げてしまうので、もう元には戻せないかもしれないな・・・と躊躇しましたが、試してみたい気持ちが勝り、装着してしまいました。

 PACOのネックはフレットもそこそこ減ってしまっていて、チョーキングで詰まる場所が2ケ所出てしまいますし、もうトラスロッドも回せない状況まで締めてしまっていますが、ちょっと通常とは違う独特な仕様、かつ、極上の木材で作られているので、他のネックでは得られない音があります。

 結果として装着は大成功。
 弾きやすくはありませんが、音としては自分が所持するギターの中で最良のものになったようです。

 ピックガードも白にしたため1960年代テレキャスターに見えますが、ボディー材は1950年代タイプなのでアルダーではなくライトウエイトアッシュです。
 また、1960年代のローズウッド指板は通常ぶ厚いローズウッド部分のスラブボードですが、このネックは1970年代のものよりもさらに極薄なラウンドボードなため、通常のローズウッド指板のギターよりも中域がガリッと硬い音がします。
 さらにはペグは1970年代後半から1980年代前半に流行ったシャーラー社のミニ。
 ブリッジプレートも1970年代に流行っていた現在のものよりも金属プレートが薄い6点駒のブリッジ。
 ボリューム・トーンのコントロールは完全オリジナルで、トーンを無くし、リアのボリューム・フロントのボリュームとしています。

 そんな具合で、音も一見したところも1960年代タイプに見えますが、1950年代風の材、1970年代に流行りの仕様等で構成され、年代ごちゃ混ぜのギターになっています。

 老齢化による手首指先に力が入りづらくなったことや足腰の痛みから、軽さと弦の張りの柔らかさでGibson SGをメインとしていますが、音的にははるかにこのテレキャスターがダントツに良いギターになりました。
 たぶん、4月22日に使うと思います。

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