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2/23(日)こびとさんライブの報告

2020/02/24 21:00

 さて、3週毎週日曜日に連続してライブの2回目となった昨夜2/23こびとさんでのライブ、楽しくやらせていただきました。

 特に録音は残していないので口頭だけの報告になりますが、昨夜はここ半年くらいのライブでは一番出来の良いライブになったかなと思います。
 そうなったのにはとりあえずお客様が2人来てくださった点、対バンの方々に恵まれた事もありますし、マスターがオケをガッツリステージに返してくれた点もありましたし、対バンの中に以前2度ご一緒したことのあるとても特徴的なプレイをされるベースの方がおられ、彼のプレイを楽しみに出来たということも、良い意味でテンションを上げてプレイできた点だったと思います。

 ぼくたちBlancheはトップバッター、演奏曲は6曲で1組の組曲「マーリンと赤い竜はユニコーンを救う」を演奏しました。
 つかみも良い感じ、演奏も計画どおりに行き、進行も悪くない。
 いつもはどれかコケるのですが、今回はコケてない(笑)。

 通常のバンドとは違い、ウチの場合はオケにあわせて演奏するスタイルなので、みなさんが通常のギターアンプ等から発する太い音でプレイするのに対し、オケでこじんまりとしたドラムとシンセの音にあわせてギターやベースを出力するため、なるべくラインに近い線の細めなサウンドであわせてバランスする方法として、ラインに近い音色のスピーカーが極力小さいアンプを使ってバランスしています。

 また、ギターもベースもボリュームのコントロールと同時に、ぬける音・ぬけない音のコントロールにも気を使って演奏しています。

 バッキングの時の音量とソロの時の音量の2パターンしか設定がないと、段々に盛り上がるオケを作ったり(人間の演奏でも同じですが・・・)した場合、ギターソロが段々盛り上がる・・・のはずが、オケのバランスに対してギターが段々に盛り下がっていくように聞こえてしまうので、例えば、ソロの出だしは75%のボリュームで、段々85%~100%としないと、バランスしないし、プレイも腑抜けて来るわけです。

 演奏の目的をどこに置くのか・・・ですが、アマチュアとして考えた場合、ギンギンに自分の欲求不満の解消を主としてデカい音を出し続けるのもオーケーだと思うのですが、ただ、誰かがドデカい音を出すと、アンプの限界まで出し切ってそれより大きくはできないので、結局、誰かの音がかき消されて、かき消された方は欲求不満が残ってしまいます。
 しかし、うまい具合にバランスすると「ハコバン風だ!」と言われてしまうかもしれませんが、バスドラとベースの音量や音質を合わせ、バスドラの音量に合わせてスネアやハイハットのボリューム幅を決め、曲の中でのボリュームバランスをスネアやハイハット・ボーカルに対してどのくらいで出力してギターを弾くか等をコントロールすれば、どの楽器もボーカルもきちんと聴こえる演奏ができます。

 たとえば、スネアを思いっきり強く叩いてプレイすると、キックも必死にヘッドを破くくらい強く踏み、フロアタムは裏抜きにして客席側に向けないとスネアとボリュームバランスがあわせられないので、リズムを打っている時にうるさくても、オカズを叩いた時にボリュームが下がって聴こえないということになります。

 ぼくはそれが打ち込みであろうが生のドラムであろうが、バスドラの生音(ステージ上の音量)にあわせて全てをバランスすべきだと思っています。
 その音量の大小に常に順応して、ギターは基本的にハイハットとスネア、ベースはスネアとバスドラというかませ方で骨格を作っていくのが普通の音づくりだと・・・。

 さらに、口でスネアの音を「ダッ」「ダーン」「コン」「カーン」というように言ってみたとして、それはドラマーがやっている作業ではなく、スネアの長さはベーシストが音のオシリの位置で作っている事を知れば、お客様の知らないところでそのメンバーらしい解釈のリズムを共同作業で作っている楽しみも味わえるものです。
 またドラムのオカズでのプレイでは入口だけでなく、出口も強く叩く方がタイトに際立つし、連譜は例えば3連ならば最後の3つ目の音を目立たせた方が全体が際立つというところもあります。

 PAのオペレイション側の方からしても、多分、ステージの上のバランスがいろいろと変化していく様まで曲を知っている方も少ないと思いますので、バンドがステージで出している音をそのままフラットに出しつつ、全体の音量や音圧、イコライジングを決めていく方に技術を費やす方が良いはずです。各々のボリュームのコントロールまでPAオペレーターが細かくやらなければいけないならば、専属のオペレーターが必要でしょう。

 実はぼくのギターのボリュームセッティングとしては、アンプのセッティングはかなりデカくしています。けれど、ボリュームペダルで通常のバッキングの際には10~20%程度のボリュームでプレイし、オブリガードやソロでは70~80%くらい、100%にすることは1ステージ内で10秒無いと思います。

 そんなどうでもいい、ぼくなりのバランス作りのお話を今日はしましたが、あくまで考え方の一つですし、目的が「心地よくひとが聴けるバランスや音づくり」以外にもっと強いものがあればそれは関係ないかと思いますのでご参考程度に・・・。

 さて、写真右上、2番手の「ラフストック」さんですが、先ほどの話のベースの方がいらっしゃるバンドで、とにかく頭脳的なベーシストでして、普通はルートをベースが弾くと思いますが、ギターソロの際、ギターがルートの音を弾くと3度や5度を絡ませたフレーズを流麗に流し、逆にルート連打のシンプルなフレーズも際立たせ、以前見たときはリッケンバッカーでしたが、今回はジャズベにもかかわらず、どのベースでも飄々と自分のプレイをし、エフェクターには常に飛び道具を用意し、ここぞというところで使う・・・うーむ、3リズムのバンドにおいてはかなり理想的なベーシストですね~。
 以前もいいなぁ~と思いましたが、今回も良いなぁと思いました。
 タイプ的に、弾き方等はWHOのベースみたいに弾く方ですが、演奏する曲想は違いますが、プレイの内容は友人の大原君に近いものを感じます。
 さらには、このバンドのギターの人も良いプレイですね~。音も良いし速い!
 ボリュームバランスも上手にコントロールされ、しっかりボーカルが聴こえたバンドでした。ドイツ語のボーカル女性も目一杯感が良かったですね~。勝手に喋って逆切れパターンの喋りは面白かった(笑)
 個人的には好きなタイプのバンドでした。

 写真右真ん中、3番手の「イリオモテヤマネコ」さんはぼくには未知のサウンドのバンド。どうなんでしょう。。。ぼくにはパンクとプログレを足して2で割ったような感じがしたのですが・・・違うかな・・・。
 ぼく的にはテルミンとサックスが印象的でした。
 ドラマーが目立っていたけれど、実はベーシストがバンドのベーシックを作っているのかなぁ~なんて思いながら見ていました。

 さて、4番手は写真左下の「KID'S IN GANG」さん。
 おお~、ベーシストは若くてかなりイケ面の男の子・・・。こういう子たちとライブやりたいんだよお爺ちゃんは・・・と思っていたら、なーんとボーカルの女性の息子さんとのこと。。。そーか、親子バンドはウチだけじゃなかったのですね。
 ギターの方には事前にFaceBookの方に書き込みでご挨拶いただいておりまして恐縮でした。エピフォン・・・誰とかさんモデルと言われてたけど、ぼくにはわかりませんでした・・・。ハードな音でセミアコは珍しいなぁと思って見ていました。
 が、ほとんどはイケ面のベース君に見惚れていましたよ(笑)

 最後の5番手は写真右下の「The Raw Guns」当然、老眼ということかと思いますが、ぼくの歳だとそれは飛び越えた先の「白内障ズ」とか「緑内障ズ」になっちゃいますから、まだまだお若いです。
 曲はぼくのわかる1960年代の曲が中心で聴きやすかったです。ぼくたちの中学生時代の憧れだったクリームやフーをやってくれました。

 そんな感じで、5バンドという長いライブでしたが楽しく過ごさせていただきました。
 またご一緒したいなぁと思います。

 さて、また次の日曜日もライブです。
地元六角橋”Sammy’s Hawaiian Cafe”で3/1(日)お昼12時からのワンマンです。
ニュースのコーナーに詳しく説明しております。超アットホームなお店で演奏後にもおしゃべりできますし、ぜひ、遊びにいらしてくださいね。

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