このところ、楽器について悩んでいまして…、いや、楽器そのものよりも、変化や設定への対応に自分の身体がついて行けないという、加齢による衰えが問題かもしれませんが…。
次の日曜日は蒔田のわみんでライブ、その際はFender player Telecasterを使うつもりなので関係ないのですが、ここのところ、ずっとFender系のギターばかりを弾いていたせいか、先日使ったメインギターの1本にもしているGibson SG Faded 2017T(写真左)のネックのジョイント角度が同じGibson系のギターの中でも特に強く後ろに反り返っているスタイルなため、一足飛びにまっ平らなジョイント角度のFenderギターから持ちかえた際には強い違和感を感じてライブの最後まで感覚が悪いままで演奏してしまい、とてもコンディションの良い演奏にはならなかったので、Gibson SGの中では一番ジョイント角度が少なくてFenderに近いGibson SG 60's Tribute 2013(写真右)を復活使用していこうかなと、はたと思い、昨日、ケースから引っ張り出して音をチェックしました。
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サスティーンは短い音のギターですが、通常のSGよりも高域に張りがあって、やや低域がカットされた、巻弦はボソボソしちゃいますが、アンプ(ぼくの場合はサンズアンプ)で中高域を上げておけばキーンという感じの高域がしっかり出ます。
元はメインにしていたギターなので悪くないです。
同じギターの黒い方は売却してしまいましたが、こちらは黒い方よりも重量が軽くて先程のお話のとおり、Gibsonにしては巻弦の音がしょぼいかわりに裸弦の音がはち切れんばかりの好きな音(バチンじゃなくてキーンみたいな音)なので、良い感じです。
このギターは、購入した時とはかなり違う見映えになりました。
もともと、オリジナルの状態でピックガードの無いSGスペシャルはこの2013年モデルが最初だったと思いますが、それまでのSGイメージからプラスティックの多くが排除されて、SGとは別のものに見えて異色を放っていました。
もっと335やレスポールみたいな見映えにしたいなと思い、ボリュームやトーンのノブを金色のトラディショナルなハット型に変更し、ボリュームポッドを自分が好きなAカーブのものに変更、さらに苦手なハムバッキングピックアップのモコモコな音の克服のためにフロント側だけハイパスフィルターを装着しました。
これ以後、Gibsonのハムバッキングピックアップ搭載モデルにはすべてハイパスフィルターを装着することになった最初の改造でした。
また、極力、音に関連する部分からプラスティックを除去してみようと、エスカッション部分も重い金属製にしてみましたし、トグルスイッチ下のプラスティックプレートも除去しました。
エスカッションの重い金属化による音の変化は、音の硬さは変わらずに少しだけ音が太くなり、タイトに締まった感じになった気がします。
なお、このギターは艶の無い安っぽいFaded塗装でしたが、オレンジオイルをしょっちゅう塗り込み今はツヤツヤになっています(笑)
この時期のGibsonでは、通常のスペシャル(スタンダードよりも簡略化によって安いモデル)よりも、細かくターゲットを絞り込んだトリビュートシリーズ(50's tribute、60's tribute、70's tributeなど)を中心に販売していました。
当然、SGは1960年代のギターですから50'sはおかしいのですが、レスポールを軸とした50's風という事かと思われ、50'sはネックが太くてシングルコイルピックアップが装着されていました。
ぼくの60'sの方は細めのネックに、いわゆるPAF系と言われるピックアップが装着されています。
感動するような高音質ではないのですが、ルックス的には一番カッコ良く感じているかもしれません。
今週末のライブではテレキャスターを使いますが、その次の週の日曜日はこびとさんでライブ、そのまた次の週の日曜日は地元Sammy'sでライブと続きますので、どちらかでSGを使いたいと思っています。
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