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革のジャケット

2020/02/20 13:00

 定年再雇用で働いていますが、うまくクビにならずに最高に働けてあと4年・・・。
給料が半分以下になって5年働く貧乏生活開始ですが、4年経過後の2024年9月にはさらに本当に無収入で貧困な年金生活となるわけです。年金も28歳までは加入しなかったので10年近くカラ期間となっているため、残念なことに普通の方よりずっと少ない額になります。

 定年再雇用のサラリーマン生活も最大であと4年しかないので、ちょっと太って今までの服が入らなかったりしていますが残り期間を考えると会社に行くだけの服をわざわざ買いたいとは思わないわけで、それでいてダイエットできる気もしないし・・・、なるべくオンにもオフにも分け隔てなく着ることが出来て、かつ、死ぬまで長持ちする服を・・・金銭苦で音楽活動ができなくなる4年後の65歳となった後もわずかになるであろう外に出かける機会にも普通に着られる服が欲しいなと思う今日このごろ。

 以前の高い買い物でちょっと失敗したなと思うことが、せっかく元町ヒロキで購入した高品質の革ジャンですが、案外と着る機会が無くて春先と秋の寒くなる手前の時期くらいしか着ることが出来なかったことです。
 10万円以上したのに残念だなぁと思いますが、きっとこれは革ジャンではなくて「リバーシブルの革のブレザー」を買えば、仕事にはバックスキン側で対応し、オフは通常の革の面にして着ればいい感じだろう・・・なんて思っていました。ブレザーなら上にコートも着られるし。。。

 先日、横浜ポルタの地下のヒロキに行ったところ、約16万円のリバーシブルの革ブレザーが会員価格98,000円で売られていて、ジャケットコートがわりにも着られる大きめなサイズの黒いものを、えーいままよっ~という感じで買ってしまいました。
 退職金はマジでもう底をつきそうです・・・(笑)

 もっとピッタリなサイズのものもあったし、色も家族は緑の方が似合っていると言っていましたし、ぼく個人は赤が良かったのですが、赤はサイズがきつめで中にセーターとかは絶対に着られないものでしたし、今後、どのような体型になっても着ることが出来て、下に薄手のセーターを着ること等、様々な洋服にあわせて着られることを考えると、かなりデカめで色は黒という選択になりました。
 黒の革のハンティングとあわせると良いような気がしています。

 歳をとるとたぶん毎日ジャージで一日中家の中で過ごす生活が中心になるのだろうと思いますが(今もすでにそうか・・・)、こんなジャケットがひとつあればたまに外出するときにジャージの上下は回避できると思いました。

 今の音楽活動が維持できなくなってしまったとしても、きっと年に1回くらいは昔のバンドのお仲間がライブに誘ってくれると思うので(今年も4月にあるようです)、そういった時には超満員のお客様の声援の中でギターが弾ける普段の自分にはない唯一の機会ですから、こういう長持ちする渋い服を持っていると、とりあえず死ぬまでこれでいけるかな・・・という感じです。

 しかし、60歳を過ぎても娘とバンドをやっているとは・・・15年前にはじめた頃には思いもしていませんでした。
 ボーカリストを募集するもなかなか定まらず、それならば暇していた娘に歌わせて、まったく音程もリズムもとれなかった普通の女の子の成長をお客さんにも感じていただく・・・というバンド活動でした。
 けっして実力派で凄い歌が絶対ではなく、万人に聴いてもらう普通の「歌のお姉さん風」でもロックとして魅力的な音楽ができる・・・というぼくの考えの証明のつもりでもありました。
 はたして皆様にはどう聴こえたのか・・・、ぼくの挑戦は○だったのか×だったのか・・・。
 個人的には音楽内容としては75~80点くらいの感覚を感じていますが、ドラマー・キーボードプレイヤーのバンドメンバー損失を考えると完成点は50%かな・・・。集客的にはどんどん減る一方だったので限りなく0点に近いかもしれないけど・・・。

 ぼくの人生設計として予定していた時期や行うべきことは今の現状とはかなり違っていて、ぼくが55歳くらいの時に美妃はアレンジにすぐれた若いキーボードかギタープレイヤーと出会い、美妃の音楽活動と結婚相手にその方になってもらい、安心して老後を迎える予定でした。
そして60歳からはぼくは昔一緒に”Kenmi MissTones”というバンドをやっていたボーカルの宮崎謙実氏が生ギターで歌う後ろでエレキの合いの手を弾いて、毎月、Sammy’sで演奏し、元のバンドメンバーに連絡して弾き語りライブで作る新曲でバンドとして”Kenmi MissTones”を再興したい・・・等と思っていましたが・・・、どうも宮崎謙実氏は新たな音楽活動は望んでおらず、ぼくの在籍していた”Kenmi MissTones”の前にやっていてテレビ番組「ぎんざナウ」のレギュラーバンドとして女性に人気のあったレッドショック、そのファンだった方を中心とした集まりの中で過去のものだけをチラッとやれればもういいよ・・・というスタンスで、残念ながら、新たに曲をつくってまた音楽をやる・・・という気持ちにはなってもらえないようです。
まぁ、今の自分の集客力の無さを見れば、これじゃあやっても無駄・・・と感じるのは当たり前なことで、過去の栄光ではあってもちゃんとファンが集まる環境で演奏してナンボだと、ぼく自身も感じるところがありますので仕方ないかな・・・。
ぼくは当時のバンドの他メンバーのように名声を得られたような活動はなく、フェイドアウトしてサラリーマンに転身していった身ですから栄光の過去もありませんので逆にいつでも「今」で、フェイドアウトしながらでも今できることを嫌じゃないやり方でゆっくりと続けたかった。
そのくらいの活動ならば、ギターが弾けなくなるまで、生きている限り、なんとか細々と音楽を続けていけるかもしれない・・・等という夢を思っていたりもしましたが、ちょっと無理かな・・・と諦めてきました。

 でも、美妃のお婿さん候補はいつでも募集していますので、今はそういう未婚の20代後半~30代前半の若手の方々との対バンでライブがしたいなぁ~と感じています。が・・・、現実には「ぼくと同年代に近いお爺さんや50代のおじさん」がほとんどですね(笑)。

 いつまでこのバンドを維持できるのか・・・、ベース村上とはもう37年も一緒にバンドをやって来ていますから、美妃がお嫁に行ってこのバンドが終わっても、村上とは一緒に活動した年数の記録を伸ばしたいので何か一緒にやりたいなと思います。
あと13年一緒にやれば半世紀一緒に活動したことになる(笑)・・・でも、あと13年後にぼくは74歳になる年・・・、持病を考えるとちゃんと生きている自信がないですが、生きていれば「翌年に運転免許証を返納すべき75歳になる高齢者」ですね~。
 クルマがないと気軽に会ったりもできなくなるので、生命があれば、なんとか楽器が弾けてクルマが運転できる74歳まで・・・、おっと、クルマはもう買い替えする金はないので、今の購入1年経過のVolkswagen UP!が13年動いてくれての話ですね・・・。(生まれてこの方、まだ1台のクルマに7年以上乗ったことがない・・・)

 そんなどうでもいい先々のことを思う革のジャケットの購入でした。

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