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プロローグ

2020/03/15 22:00

 土曜日の夜、雪の降る中でしたがメンバーで集まって話し合い、10~8年くらい前にユニコーン組曲の冒頭にやっていたプロローグ曲をアレンジし直しして、また再度やっていくことに決めました。

 この曲はメンバーの3人以外には、多分、当時ウチのドラマーだった「ごんださん」以外は覚えていないかと思います。(いや、もしかしたら山形さんもひょっとしたら覚えているかも…)

 今度は、ユニコーン組曲の冒頭だけでなく、ライブステージの最初にウェルカムソングとしてやるオープニング用の曲にしていくつもりです。

 通常のバンドのオープニング曲はノリが良くて、ライブとして良い雰囲気にしていくものとして使われる事が多いと思いますが、我々のプロローグは一味も二味も違う、真逆なものかもしれません…。

 前のバンドのノリノリだった良い雰囲気をぶち壊し、集団心理で盛り上がったところを各個人に戻してボーッとシラケさせ、眠りの世界にいざなう…(笑)…、要は、面白かろうがつまらなかろうが、無理矢理こちらの世界観に「性格がひん曲がっていない人ならば…」入って来ていただきやすい環境を作ろうという作戦です。

 じゃ、性格がひん曲がった人はどうアプローチするの?という問題ですが、そういう方は大概、私たちの音楽を気に入ってくださる事が多いと思いますから、心配していません。
 何しろ、首謀しているぼくがかなりのへそ曲がりなので…(笑)。

 そんなわけで、土曜日はギターの主となるバッキング、ベースのフレーズを決め、ドラムパートを打ち込みました。
 次の土曜日の夜にその3リズムを録音し、その翌日にギターシンセやギターソロ、ボーカルを録音しようと思います。

 予定としては、これからユニコーン組曲を全て録音し直しし、CDとして販売するように考えており、その冒頭の曲になりますが、このプロローグだけはホームページのSongにバンドのウェルカムソングとして載せるつもりで考えています。

 しかし、3拍子ワルツの静かめな曲ですが、今回のアレンジし直しにより、やたら忙しいギターのバッキング、静かめな曲なのにベースはやたら動きまわるわ、スラップはあるわで…基本の演奏がけっこう難しくなってしまった(笑)のですが、村上にも昨日は「静かめにスラップして」とか「ノリノリに静かに」とか(笑)無理な注文ばかりつけていたと思います。
ほとんど最初から最後までカチカチにキメだらけだし…(笑)。

 多分、この曲一発でそれまでの流れは断ち切られ、時間は静止し、「なんじゃこりゃ~」の世界に突入出来るものと期待しています。
 いやまあ、良い意味だけではなく、拒絶されてしまうのもある程度仕方ないという計算ではありまして、多分、ぼくなりにはフランスギャルを意識して(意識しただけでまったく似てはいないのですが…、根底のイメージ化をした時に1980年代の頃のフランスギャルのイメージをサウンドに加味した…とお考えいただければと思います。)いる関係もあり、アメリカ的思考オンリーまたは、既存のジャンル内の音楽の優劣を好む一般的には優れたリスナー様にはちょっと理解の範疇にない(許せないし面白くない)ものに聴こえてしまう可能性もある気がしています。

 なんでこんなせっかく盛り上がっているかも知れない世界を止めてしまい、それぞれひとりぼっちの寂しい人間であることを思い出させるような、そして空虚な心に入って行こうとするのか…。
 バカげているなとは自分でもそう思うのですが、自分にとって音楽は歌だよとか、演奏技術だとか、センスだとか…そういう事も魅力要因のひとつなんでしょうが、それ以上にオリジナルな世界観の表現と、それがもし出来たらその無理難題を共有できる可能性への挑戦が音楽だと感じているからなのかな…とも思っています。

 ファンになってくださる方を探す…という活動より、同じような思考を共有できる方々を探しているのかもしれませんね。

 だから?、それがぼくたちのウェルカムソングになります。
 月内アップを目指します。

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