さて、ESPの37年くらい前に購入してネックのトラスロッドをねじ切ってしまったギターのボディーに、メキシコ製”Fender Player Telecaster”のネック・ピックアップを装着したギターですが、音詰まり2ヶ所・強いビビり2ヶ所、なんとなくコニョッとした迫力のない音と、けして満足な状態の音ではなかったのですが、ちょっとサンズアンプのセッティングを変えただけで見違えるように良い感じの音色になりました。
さすがサンズアンプ!
ぼくは宅録でCD制作するようになってから、ギターアンプはパワーアンプとしてしか考えず、実際に音色作りや歪みアンプとして使っているのはアナログギターアンプシュミレーターのサンズアンプを1993年から使っています。
サンズアンプは、普通にアンプらしくプリアンプボリューム・パワーアンプ(のイメージ)ボリューム・トーン・マスターボリュームがあり、右側側面の3段階スイッチでリード(マーシャル風の音色)・ノーマル(メサブギーマークシリーズ風の音色)・ベース(フェンダー風の音色)を選択出来るようになっています。
ディップスイッチは、ハイブースト・ミッドブースト・ベースブースト・クリーンスイッチ(クリーンチャンネルスイッチ)・ブライトスイッチ・ビンテージアンプ風音色スイッチ(高域と低域がカットされた感じ)などのアンプコントロールに加え、ライン録音時にはマイクのシュミレーションも加味できるスピーカーエッジをダイナミックマイクで拾った感じになるスイッチ・コンデンサーマイクでオフ録りした感じになるスイッチなどが付いています。
ぼくが使っているスイッチは、ギターアンプに接続している時はフェンダーギターではハイブーストとミッドブースト、ギブソンギターではハイブーストをオンにして、ギターアンプを使わないでミキサーに直接接続する場合はコンデンサーマイクオフ録りのシュミレーションをオンにしています。
そして右側面のアンプタイプを選ぶスイッチは、ほぼノーマル(メサブギーのマークシリーズを模した音色)にしているのですが、どうもこのテレキャスターはコニョッとした迫力ない感じになってしまうので、試しにリード(マーシャルを模した音色)のポジションに変えてみたところ、うまい具合に音が暴れるようになって、良い感じの音になりました。
凄いなぁサンズアンプ・・・。ちょっとした調整で、様々なギターを統一的に自分らしいアンプサウンドに統一しつつ、各ギターの個性もしっかり強調してくれる・・・。
サンズアンプをアンプとして使い出して、もう28年にもなり、完全にぼくの音=サンズアンプ+空間系簡易エフェクターという感じで定着するようになっていますが、ますますサンズアンプへの信頼が増しました。
そんなわけで、なんとか使えそうなので、このテレキャスターとプレベのコンビで次のライブはやることにします。
話は変わりますが、復刻録音というか、1987年にこのバンドを結成した際の最初のオリジナル曲だった「グッバイメンフィス」という曲を録音しました。
まだトラックダウンはしていませんが、とりあえず、各楽器の録音は完了しました。
1988年に30cmLPレコードで発売していた曲ですが、録音物で欲しかった・・・というご意見をいただいたので、このバンドの最初のオリジナル曲でもあったし、録音し直ししてSongのページにアップしてダウンロードしていただけるようにしよう・・・と考えてのことです。
さすがに4トラカセットでほぼ一発録りで録ったレコードのテイクは薄っぺらく、とても今お聞かせ出来る音ではないので、大雑把には以前のアレンジに近いまま、キーボードを2テイク追加し厚みのあるサウンドにしたつもりです。
来週末までにはアップしたいと思います。
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