BLOG

 

「ぼくのルーツミュージック(2)」■中学生～高校時代

2019/07/19 00:00

■中学生～高校時代

　小学校までは野球やローラースケートで楽しく遊んでいたぼくでしたが、中学に入った途端、なんだかなにをしても楽しくなく、映画”Let it be”の影響でバンドというものに興味を強く抱くことになり、ビートルズ・ラズベリーズ・バッドフィンガー・ローリングストーンズに夢中になりました。
　最初の聴きだしはビートルズでしたが、すでにポールはウイングスを結成していたのでビートルズも新譜のソロへと移行しました。
　この中学最初の頃は単にリスナーで楽器は持っていなかった頃ですが、ぼくはバッドフィンガー「デイアフターデイ」「嵐の恋」「ベイビーブルー」、ラズベリーズ「明日を生きよう」が好きでした。いや、今でも大好きですから、曲調として楽器を始める前に好きになった影響としては、「バンドやるならこんなバンドにしたい」というイメージだったのかもしれません。
　なんとなく英国の気品・ブリテンの牧歌的なイメージのあるバッドフィンガーはまさにぼくのクルマの最大の好みだった英国大衆車Austinのイメージと被りますし、ラズベリーズはいかにも学校の人気者的な雰囲気がする学内パーティーバンド、本来の自分のカタチにあったものと、人気者になりたいな・・・という希望のサンプルだったのかもしれません。

　さらに中学2年の秋、ぼくはエレキギターを手にしました。バンドがやりたくて、楽器は何でも良かったのですが、ドラムは煩いので諦め、ベースは左用がなく諦め、左利き用はギターしか見つけられませんでした。
　先にフォークギターを質屋で買ったのですが、弦が硬くて弾けずに挫折していましたので、まさに「勝者の音楽フォークを諦めて、敗者のロックをはじめた」ということで、「ぼくはギターが弾けない」という卑屈なところから、友人の中ではビリッけつではじめたエレキギターでした。

時はグラムロックブームで、Tレックス・デビッドボウイ・シルバーヘッドにも夢中になりましたが、ぼくはもっと単純なロックンロールのスレイドが好みでした。
スレイドの「グッバイジェーン」「ワーワーワー(Come on feel the noise)」なんかは今でも好きです。
結局単純なロックンロールが好き・・・っていうのはこのギターをはじめたばかりの頃の状況に起因しているものと思われます。
簡単に聴こえるものが好き・・・は、コピーするのが面倒。どうも不良化手前でエレキを弾いてたわけですし勝者のフォークではなく敗者のロックですから、反体制的に卑屈になったのはこの辺のギターのはじめ方に由来しているのかもしれません。

最終的に中学3年の時は好みもグチャグチャになり、グランドファンク・クリーム・レッドツェッペリン・ユーライアヒープ・エルトンジョン・カーペンターズ、高校に入るとフリー・バッドカンパニー・ハンブルパイやウエストブルース&レイング・ベックボガード&アピス・オールマンブラザーズバンド等に夢中になりました。
この時代で他人と違っていたのはあまりディープパープルが好きではなかったことです。どうもドラムとベースが面白く感じられなかったのです。それは今も同じかな。。。
　ベースが8分音符で連打して2ビートでハイハットを開けたまま叩くドラムのリズムパターンがとても嫌いでしたし、今も嫌いです。締まりがないというか、カッコいいノリには感じられないのは、そういうビートを好まないなにかの民族的な意味？
　リッチーブラックモアのギターが嫌いなわけではないのですが、やはりグランドファンクのようなファンキーでタイトなロックの方が好きだし、ツェッペリンのリフ自体がひとつの曲・・・みたいな強い個性のあるリズム、バッドカンパニーのフレットレスならではのベースのノリとガッチガッチタイトなドラム、ハンブルパイのような粘っこくてもタイトなノリの方が好きでした。(今も・・・)

　クリーム・エリッククラプトンはギタープレイよりも、ぼく的にはルックスがカッコいいと思って憧れていた存在でした。(特にクリームの頃)
　フリーのポールコゾフ、ユーライアヒープのミックボックス、カーペンターズのトニーペルーソ、ロギンス&メッシーナのジムメッシーナ、スティーヴマリオット、オールマンブラザーズのディッキーベッツ、それにBBキングがギタープレイとしては影響を受けていると思われるプレイヤーです。
　あまり一貫性のあるプレイヤーではありませんが、ぼくのギタープレイを知る方にはなんとなくこれに大学時代の影響をプラスすればそうだねと思ってもらえるはずです。

　中学時代は、勉強もギターも苦手だった自分が、メキメキとわずか半年くらいで周囲のみんなを追い超して行き、何もなかった自分がロックギターというものでプライドを得ることが出来たため、すべて負け犬な人生からちょっと脱却できた時代。
　高校時代はそれが天狗になっちゃっていい気になってた時代だったと思います。

・・・次回につづく・・・

「「ぼくのルーツミュージック(2)」■中学生～高校時代」を更新

この情報をシェア

COMMENT

何らかのエラーがあり登録できませんでした。
入力に不備があります
「COMMENT」の表示・非表示はBLOG管理ページで

↓↓ 2019年7月の記事 ↓↓

ARCHIVE

TAGS

COMMENT

Blancheのブログに投稿された最新のコメントです。
RSS
BLOGの管理