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ワンダーボーイズ時代のユニホーム

2019/07/07 00:00

ワンダーボーイズ時代のユニホーム。7月14日の渋谷マホガニーでのライブで村上と一緒に着ます。

このユニホームは1990年代にフリーマーケットで自主制作CDを売りながら、オモチャ楽器を使いながら超小音量でライブをやっていた時期に着ていたもので、専用に個人ごと別々にデザインして作ってもらったものでした。

3畳くらいのスペースに最大5人のメンバーが小さな楽器を持って入り、マスコットアンプやオモチャのドラム、はたまた民族楽器で演奏するチンドン屋のようなロックは面白かったのか、表参道や横浜岡田屋のフリーマーケットライブでは地方局のテレビやラジオで取材されたりもした良い思い出もあります。

1996年頃は一番苦しい時…、いや、いつもメンバーが居なくなって苦しい環境でしたけど…、特にこの年は曲だけはたくさんあったけれど、キーボードの片渕と2人だけになってしまい、リズムのオケにあわせてギターとキーボード、生声で喉から血が出るまでフリーマーケットで叫んで歌い続けました。
叫んで叫んで…、チカラ尽きる頃に1枚CDが売れ、また叫ぶ気力を甦らさせて頂いて…、いつも周囲には小さな子どもたちが集まり、託児所のようになっていましたが、いつもCDを買ってくださるのは外人さんか芸能人が最初、そうすると、今まで知らんぷりしていたオトナたちが一斉に前に来て聴きだす…。
外人さん等が2人で見だすと、一気にヒトだかりになる…。
最初から居た子どもたちは人がひけたあとに「なぜオトナたちは外人さんが居ないと知らんぷりしてて、CDが売れた途端に争うように見にくるの?」と不思議に思い、「ぼくたちは楽しいから最初からここに居るのに、オトナは自分が楽しいと思う気持ちすら自分で決められずにマネしかできないの?」と疑問に思うわけです。

「そう。だからオトナにならないでね。」とぼくは思い、ピュアさを失っていく自分を含めたオトナたちが失ってしまってはいけないと感じるものをあくまでイメージですが、叫び続けていました。
将来オトナになってしまう子どもたちに向けてなのか、オトナたちに向けてなのか、自分の心に向けてなのか…よくわかりませんが、たぶん、ぼくがピーターパン症候群なのだという事でしょう。

けれど、「鳥のように空を飛びたい」と夢を追い続ける気持ちを思わないで、「現実を直視しろ」と考えれば、飛行機は無く、「猿は猿で、人間にはなれなかった」という事になるでしょう。

当時はそんな「夢を追い続ける気持ち」「大宇宙的に人を愛する気持ち」を表したかった…。

そんな時に作ったバラード曲を7月14日のライブでぼくが1曲歌います。たぶん、この日限りだと思います。お客様見込みがゼロなのは寂しいですが、ライブからカットすることにしたり(ぼくらのライブが終わればオープンマイクになると思うので、お客様がいなければはやめにライブを終わる判断)、または出来が酷くなければYoutubeにアップすると思います。
出来の問題としては、当時の曲は生声でフリーマーケットで叫んで歌うバランスで作っていたためキーが限界で、実は声がもう出ないんです(笑)。

基本的にマホガニーはライブをブッキングしていない日曜日はオープンマイクなので、ライブが終わればオープンマイクとなる可能性が高く、ライブ終了寸前にオープンマイクに集まって来る人たちがあります。
その人たちにとっては、「はやくライブ終われよ」という気持ちなわけで、集客ゼロでライブやっていればお店の営業妨害をして本来のお客様を入りづらくさせてしまうこととなってしまうので、対バンのお客様も自分たちの演奏前や演奏中に帰られた場合は、そのような際、はやくオープンマイクに切り替えられるよう、ライブは短く終了する方が良いと思っています。
なので、最大では組曲だけをやって30分でライブ終了の可能性もあります。
そのようなわけで絶対にアップするとは限らないので、約束とは思わないでくださいね。

なぜこの曲を今…なのですが、正直、経済的な事情もあってぼく自身、もうあまり音楽活動する時間が残されていないという事もありますし、経済以外にも体力的な(特に夜のライブ後の翌日の勤務)自信を持てなくなってきた事もあり、また万年集客ゼロの危機に苦しむ中、対バンのお客様のみになってしまう(悪いと自分たちの演奏時にはお客様がゼロになる)そんな中で自分たちが主催でライブを続ける無理もあり、歌はおろか、ギターについても神経的な痛みや体調の波で良い時と悪い時の差がハッキリわかる状態・音とは関係なく身体的無理が少ない楽器を選ばなければならない状況になって来たので、過去も今もみんなごちゃ混ぜにすべて出し尽くしたいなと言う、そろそろ人生の総決算を開始しなければならない時期に来たのかな…という思いからです。

皆さんにお会いする前にサヨナラをするようになってしまうのは悲しいので、たった1度でもお会いできれば嬉しいのですが…(厳密には組曲が4つありますので、全曲では4回になりますが…(笑))。

たった1曲だけ復活するワンダーボーイズ時代の曲。片渕の代わりに美妃がキーボードを弾き、村上がコーラスします。(お客様が1人でもいれば…)

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