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ぼくが一生で一番憧れたギターソロ

2014/07/15 12:30

 ぼくが一生で一番憧れたギターソロは、カーペンターズの「愛にさよならを」という1972年に発表された曲のギターソロです。
 2010年6月5日に心臓病で60歳で亡くなったトニーペルーソというギタリストですが、彼がカーペンターズに加入する理由であり最初に参加した曲であり、リチャードカーペンターがどうしてもファズギターで盛り上がったソロをという希望を果たした曲だったそうです。

 この曲のヒット時、ぼくは当時中学に入ったばかりの頃で、ビートルズとグループサウンズ以外はあまり聞いたことも無かったため、急激にいろいろな音楽に興味を持ち、聴きあさっていた頃です。

 しかし、硬派なロック少年の中でカーペンターズは「女の聴くもの」的なイメージで、みんなの前で「カーペンターズが好きだ」とはとても言えなかった少年阿久津でした。

 このしっとりしたバラードの最期に、教会のコーラスのような重厚なハーモニーの中、情感豊かに弾かれたギターソロは、メロディアスかつエキセントリックであり、少年阿久津の脳味噌にアドレナリンの滝をおこさせ、感動の涙がとまらなかったわけであります。

 この曲にファズギターを欲したのは作曲・作詞のリチャードカーペンターでしたが、マークリンゼーとインスタントジョイがカーペンターズの前座を務めた時のことから、そのギタリストだったトニーペルーソに目をつけて実際に電話で誘ったのはカレンカーペンターだそうです。

 リチャードカーペンターがこの曲をつくったきっかけは、ビング・クロスビーの1940年の映画『愉快なリズム(英語版)』を観ているうち、劇中で苦悶する作曲家の偉大な作品『愛にさよならを』は題名しか言及されていないことに気がついたそうです。
「その曲は劇中で演奏されず、ただ曲の存在が口にされるだけ」なので、「なら、その曲を作ろう」ということで作られた曲なんですね…。

 カーペンターズの曲を聴いていると思う事。
 実は実際の時代よりもかなり古い事を歌っていることが多いように感じます。

 しかし、当時のアメリカ保守層はエレキギター主体のカーペンターズサウンドに違和感を感じていたようで、大変だったようです。(以下ウィキペディアより)

「ラブバラードにファズギターのソロを入れるというリチャードのアイデアによって、「カーペンターズは裏切ってハードロックに転向した」といった嫌がらせの手紙をカーペンターズは受けることになった。またいくつかのアダルト・コンテンポラリー志向のラジオ局は、このソロを理由として、この曲を放送しなかった。(シングルA面としては「涙の乗車券」に次いで初めてこの曲がアダルト・コンテンポラリー・チャートの1位になれなかったのはこれが理由かもしれない。)しかし多くのカーペンターズ・ファンは今日でも、この曲をそのユニークさゆえに高く評価している。ペルーソは「ロックンロールとイージーリスニングを融合させようなんて誰も考えつかなかった事だよ。リチャードの発想には驚かされた。」と述べている。中盤にファズギターのソロを持つ「愛にさよならを」は、パワーバラード (power ballad) の原型だと評されている。」


 カレンカーペンターが1983年2月4日に亡くなり、カーペンターズ劇場の幕は降りたのですが、解散後、しかもボーカリストが亡くなって二度と生では聞けなくなった音楽なのに、カーペンターズは忘れ去られて廃版になるどころか常にどこかで流れ続けています。

 はてさて、当時の自分にとって衝撃的だったこのギターソロが一体自分に影響を与えているのはどんなことだろうか…。考えてみます。

 特徴的には。。。
1.歌メロ弾きからだんだんに感情移入した熱いギターソロになっていく。
2.感情丸出しの連呼のフレーズでメジャーからマイナーへと3度の音を半音下げて連呼するプレイが多い。
3.とても美しいフレージングだがパターンはそんなに多くない。

 そんな特徴だと思いますが、ぼくの今までのギターソロと照らし合わせてみてどうかな…(笑)。
あまり影響ないかも(笑)。

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