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「XPUMP」

2020/05/30 23:00

 驚きました…。きっと機械音痴なぼくだけが知らない事だったのかもしれませんが…。
 台湾製のXPUMPという、100円ライター程度の大きさな1万円未満のサラウンドプロセッサー…。
 「ステレオミニジャックかミニUSB端子から入力されたステレオ音声信号に対してサラウンド効果を追加して、ステレオミニジャックから出力する」というものなのですが、自分としてはもう、もの凄いカルチャーショックです・・・。みんな何年も前からこういう機器を使っていたのかなぁ・・・と思うと、知らなかった自分が残念です(笑)。

 出力先設定がスピーカーかヘッドホンかの選択、モードが音楽用と思われる効果弱と映画ゲーム用と思われる効果大が選べるようになっています。

 まず、なぜこんなものを買おうと思ったか・・・なのですが、コロナウイルス対策の上で積極的な集客ができないために今後来るであろう「無観客ライブのスマートフォンを利用した実況中継ライブ」を実施していかなくてはならないであろう状況で、そのままスマートフォンのマイクで拾ったモノラルの音を配信してもちっとも魅力のある放送音源にはならないだろうと思い、まだどう使うかはっきりしてはいないものの、少しは広がりのある音になるのではないかと思って購入したのですが・・・。

 あまりにカルチャーショックを受けすぎてしまい・・・、なんだかもしかしたらちょっと使用用途が違って来てしまうかもしれません。。。

 当然ではありますが、モノラルの音声入力に対しては「効果大」でも若干音質がドンシャリになるだけで効果はありません。
 しかし、ステレオ音声を入力すると・・・、左右の音声が強調され、中央の音声がクリア感を増して存在感を強く示しつつもやや奥に下がったような定位になり・・・(ここまでは想像していた良い効果だったのですが・・・)、それらすべての音が左右前後だけでなく、扇状に真ん中が高く左右が低くなって聴こえるような高低と、斜め45度くらいまで音が押し寄せる(真っ直ぐにスピーカーと面すように聴いていると、中心から左右45度づつ、あわせて90度の角度で様々な位置から各楽器の音が配置されるような感覚)そんな効果だったのです。

 本当に今の今まで、自宅でバンド録音していて左右とリバーブでの奥行きみたいなものは作れても、ちゃんとした録音スタジオで録音した演奏との違いは「全体のイコライジング」と「左右だけではない高低の音の広がり」だと感じていましたが、このちっぽけなサラウンドプロセッサーを通した音を聴いてみると、イコライジングも含めて「効果弱」「スピーカー」のモードにするだけで解決してしまいました・・・。
 こんなに簡単に「絶対に自宅では不可能な音」と思っていた音がつくれるなんて・・・。

 さすがに「効果大」では通常の録音物を聴くにはくど過ぎますが、でも、比較的小さな場所で反響の良くないところでのライブならば、「効果大」でライブの空気感が出せるかもしれませんね~。期待したいところです。

 さらにはこのXPUMPは充電式で、フル充電で8時間も稼働できるようです。

 そう考えると、「録音時のマスタリング用エフェクター」「ライブをミキサーからラインで録音する場合の時のサラウンドプロセッサー」「映画DVD等視聴時のサラウンドプロセッサー」「カーステレオのAUX端子からスマートフォンの音楽を流す際のプロセッサー」等、フル活用してしまいそうです。

 あ~、こんなに良いものがあると知ってれば、もっとはやく手に入れて使っていたんだけどなぁ。。。

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