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「Magic doll」

2020/11/16 00:00

 嬉しいことに、こんな老いぼれのギタープレイに興味を持ってくださった方がお二人居られ、その方々から「人形大戦組曲それぞれの曲のギターソロを、ギターだけでわかるように弾いてほしい。」とご意見いただきました。(もう、かなり時間が経ってしまいましたが…)

 そこで、ちょこちょこと1曲づつ、「メインのギターソロをそのプレイするトーンでギターだけで普通に弾く」→「ゆっくりとわかりやすい音で同じフレーズを弾く(右利きにわかりやすいように反転映像で)」というようなムービーをアップしようと思いまして、とりあえず、「Magic doll」のメインのギターソロをアップしてみました。
 世の中のほとんどの方は興味もへったくれもないかと思いますし、興味を持ってくださったお二人も米国人と英国人のようなので、日本語のブログに載せて意味があるのか…という大問題もありますが、もしかしたら日本の皆様にもいつの日かたった1人くらいならば気に入っていただける事があるかもしれない…という気持ちで(笑)アップします。


 この曲を作った2010~2011年はドラマーを探すのを諦め、オケにあわせて演奏することに決定し、もう普通のバンドは出来ないんだなぁと寂しい気持ちの中で、また、あの震災直後のパニックだった時期に自分の音楽の無価値さに啞然として音楽のテーマを「夢や希望」よりも「鎮魂」に置こうとしていた時でした。
 それまでの明るくポップな歌謡ロック路線ではなく、やや暗くてヨーロッパ方向に目が向いて行きました。
 そのような中で制作を開始した「人形大戦組曲」ギタースタイルについては、全曲を通して同じようなフレーズの作り方でプレイしようと思いました。
 また、具体的に違う曲でも同じフレーズを多用し、組曲全体のギタープレイに統一感をもたせるようにしました。
 具体的には、カントリー調のフレーズにメジャー7thの音を混ぜて目立たせ、弾き方やフレーズ全体のつくりはロックらしいプレイスタイルで・・・というような意識を持ちました。
 また、以前よりも歪みが強いギタープレイを目指し、よりロックらしく聴こえるように・・・と努力したつもりです。
 しかし、曲そのものは単調にならず、曲ごとにかなり違うイメージをもたせるようにし、楽器のプレイと楽曲の移り変わりは反比例するような感覚をイメージしたつもりです。
 「鎮魂」を目的につくりはじめた組曲でしたが、だんだんと曲がすすむにつれて希望や夢の方向にシフトしていき、たいしていつもの組曲と結果は変わらない・・・ということになりましたが(笑)、全体のイメージを決めていく、さらにはドラマー脱退後の編成にあったスタイルを構築していく上でも重要だった1曲目でした。

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