9月18日のSammy's Hawaiian Cafeでのライブで、先日購入したG&Lのギターを使うつもりだったのですが、リハーサルをしてみたところ、ギターの音の存在感が強く出過ぎて超小型簡易PAから出力するドラムとシンセのオケが弱々しく聴こえてしまってバランスがとれないことが判明してしまいました。
G&Lは小音量の時ではなく、ライブハウス等の大きなPAでしっかりした音で出力できる時に使った方が良さそうです。
すみませんが、告知したにもかかわらず、9/18ライブの使用楽器を変更させていただきます。
もし、G&Lの音を期待して見に来ようと思われていた方がいらっしゃいましたらご免なさい。
でも、9/18に使う楽器はこのユニットになってからは初の楽器にしますので、期待していただけると有り難いです。
とはいっても、ぼくもベースの村上も、以前は自分のメイン楽器にしていた「本来は一番自分らしい楽器」なんです。
このユニットの音楽には向かないだろうと思って使いませんでしたが、先日合わせてみたところ、Gibson SGの中域にあわせたコンビネーションとは違ってアタッキーな感じで悪くなかったので、このFender テレキャスターとプレシジョンベースでやってみることにしました。
また、テレキャスターについては先日ブログで書きましたとおり、1ボリューム1トーンから、2ボリュームにKEY渋谷店にて配線を変更してもらい、かなり今の使用勝手に追従できるようになりました。
こんな感じです。↓
このギターはぼくが1980年代に欲しくてたまらないギターでしたが、当時は左利き用の製造は無くそのコピーモデルを使っていました。
2010年にやっと手に入れることができましたが、次第にこのギターに向かない方向に音楽内容が向いていったため一度は売却するつもりのギターでした。
でも、いざ売却するとなると手放す気持ちになれませんでした。
そして久しぶりに弾いてみると、フレットはペタペタに低くてネックもエッヂのない三角な握りでとても弾きやすいとは言えないギターですが、なぜかぼくにとっては音色やタイム感が一番コントロールしやすいギターです。
なので、音楽内容に向くとか向かないとかは忘れて、このギターでやってみたいと思います。
ちなみに、ぼくがこのギターを持つならば、村上はこのベース(笑)
このプレシジョンベースはぼくが一番好きな音のベースなのですが、弾く方は「サスティーンなし」「音がぶっつぶれる」「音量が安定しない」というコントロールが大変なベースです。
けれど、音は一番村上らしいベースです。
9/18にいい感じで使えれば、Gibson SGの日、Fenderの日と小音量のライブは使用楽器でバリエーションをつけていきたいと思います。
追伸:
一応、ぼくのこのギターは、"Fender USA Vintage siries '52 Telecaster"に間違いないのですが、よく人に覗き込まれて「Japan?」とか「これ、後からFenderのデカールを入れてます?」等と言われてしまうことがあります。
写真を見た方がそう感じられたかもしれないと思い、追記します。
ケースも保証書も間違いなくFender USAですし、商品タグにも"Fender USA Vintage siries '52 Telecaster"と書いてありましたし、当時の正規輸入元の山野楽器の取り扱いで谷口楽器より購入したものなので間違いありませんが…。
じゃあ、なぜ覗き見した方にそう言われるか…ですが、まずは「Nocaster」だからです。
"Nocaster"っていうのは、1949年にエスクワイヤーという名前で1ピックアップのモデルが発売され、1950年にブロードキャスターという名前で今のテレキャスターが発売されたのですが、すでにグレッチのドラムにブロードキャスターというモデルがあったために1951年末にテレキャスターと名前が決まるまではブロードキャスターのロゴを外して1951年は販売していたため、「ギターの名称がないモデル」が存在していました。
ヘッドには「Fender」しかなく、他の文字が記されていないモデル…それが1951年製造のノーキャスターと呼ばれるギターです。
ぼくのギターは左利き用のなせる業とでも言いましょうか…、右利き用のギターのようにオートメーション作業ではできない部分が左利きギターには多く、ヘッドに入れるメーカー名と器種名のデカールなんかも、逆さになることによってスペースがかなり違って来ます。
で、ドーンと真ん中にFenderのデカールを貼ってしまったはいいけれど、"Telecaster"をバランス良く入れる余白を作れなかった…、または、単純に入れ忘れたか、狙ってNocasterにしたかはわかりませんが、"Telecaster"の標記がないのです。
加えて、どこを見ても「Made in USA」の刻印がない(当然ながら、Made in Japanもありません。)のです。
これもデカールが貼れなかったことによって起きているところかと思います。
で、他社のギターをそれ風にしているものと勘違いされてしまうのですが、一応本物で、偶然ノーキャスターになってしまったものかと思われます。
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