BLOG

 

Love Peace

2017/12/19 00:00

 ラブピースマークを持ち物に貼ったりするのは、一般人よりもミュージシャンが多いと思います。
 ぼくは最近までピースマークは鳩の足跡のマークで単純に「鳩=平和のシンボル」だと思っていたのですが、調べてみたら全然違って以下のように書いてありました。

「ピースマークは1958年にイギリスのデザイナーでありアーティストであるのジェラード・ホルトムがデザインしたもので、核軍備の縮小を求めるために作られたと言うことです。記号の大元には手旗信号があり核軍縮の「Nuclear Disarmament 」という言葉の頭文字の「N」と「D」の手旗信号を組み合わせた物だそうです。
 1958年に制作されてから1960年代後半のアメリカのヒッピー運動やベトナム反戦運動と共に平和・反戦の象徴として世界中に広まったとされています。」(抜粋)

 「Nuclear Disarmament 」という言葉の意味は「核軍縮」または「反核主義者」だそうです。

 ぼくの好きだったロックの時代は、核軍備の縮小を求めるために作られ平和・反戦の象徴とされたそのマークを楽器に貼ったり楽器に彫り込んだりしているミュージシャンが多かったと記憶しています。
 それで「ロックは単に芸能であって恋の歌しかない。反戦や反核なんて関係ない。」とロックを語ってしまったら、1960年代後半~1970年代前半のロックの黄金期を除いて「ロックンロールのリフがはじまった1950年代と単なる流行歌になってしまった最近だけを考えろ」と言われているようでちょっと悲しいです。

 核被爆国である我が国も核廃絶にはノーと意思表示し、このまま行ったら核を持つ国の仲間入りしそうなので、ぼく自身は「反核主義者」の意識があることを隠さないため、スマイルマークの方ですがラブピースシールを楽器に貼ることにしました。

 自分の音楽に嘘はつきたくないので。。。

 このホームページに載せていますが「レクイエム」という曲がありまして、これはぼくがグループサウンズの曲の中で一番好きだったタイガースの「廃墟の鳩」をモチーフとして自分なりに1989年当時に作った「反戦歌」です。
 「反戦歌」と言いつつ、メッセージが弱かったからか鳩は天使となり、過ちを繰り返す人間を見続けながら、何度裏切られても人間に期待するというような・・・ゴスペルになってしまいましたが、ぼくの中では反戦歌です。
 あまりそういった軍縮に目の行くような時代ではなかった当時ですが、それでも「核を持ち込まない・原子力反対」につながる曲を募集されていたので応募してみた曲でした。見事不採用で、パンクのお姉ちゃんたちの過激なメッセージの曲が採用されましてたが・・・(笑)。

 2番落選の多い自分の人生でしたので、記録にも人の記憶にも残らないでぼくの音楽人生は静かに消滅していくのでしょうが、燃料が燃え尽きて消滅するであろう1年半後(定年退職後の貧困による音楽活動資金欠乏)までは、しっかりライブに立って最後までアピールしていきたいと思います。

 ぼくのロックでは、フォークの方々のように強いメッセージや心を打つ言葉の羅列をお客様に伝える力はありません。
 もっと消極的だし、逆に「強烈な言葉を浴びせられた後の心のドロドロしたイメージ」の表現かもしれないし、「自分を束縛するドロドロを浄化しようとするエネルギー」だったり、言葉を使っていても言葉が主ではなく、言葉もアレンジも各楽器もイメージの表現のパーツであって、すべてのパーツが合わさらないとひとつにならないようなものだと思っています。

 きっと、環境と気持ちの表現が主で、そこには「気持ちいい=自由=みんなも=平和」みたいな漠然とした快感を得たい気持ちがあるのではないかと感じています。言葉じゃなくて。

<直近ライブ情報>

■2017年12月24日(日) 18:30~
 マホガニー (渋谷駅井の頭線出口そば) チャージ無料+1オーダー
 ※出演 コバーン 18:30~19:15くらい
     Beware of Moving Wax doll 19:30~20:15くらい

■2018年1月21日(日) 19:00~
 Sammy's Hawaiian Cafe (東横線「白楽」駅) チャージ無料+1オーダー
 ※出演 高雄文 19:00~19:50
Beware of Moving Wax doll 20:00~20:50

■2018年2月4日(日) 時間・出演者未定
 こびとさん(横浜市営地下鉄「吉野町」駅そば)

この情報をシェア

COMMENT

何らかのエラーがあり登録できませんでした。
入力に不備があります

↓↓ 2017年12月の記事 ↓↓

ARCHIVE

TAGS