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ダダリオEXL120BT

2017/12/06 00:00

 ぼくはとにかく弦のテンションが柔らかくて押さえやすく、弦高も可能な限り低い(強く弾くとヒビるくらい)で、ネックも真っ直ぐよりやや逆反り気味にセットするのが好みです。

 以前は太い弦を張っていた時代もありましたが、一度ギターをやめてから3年後に再度はじめた1993年以後は009~042のニッケル弦を中心に使っていました。

 しかしここ数年は、寄る年波・・・とでも言いますか、指先の感覚は鈍くなって握力も下がり、箸は落とすし、グーパーしても指はのばせないし痛いし、肩や腰が痛くて重いギターはダメだし、チョーキングすると肩や肘に痛みが走ったり・・・。
そうなりますと、対応を楽器側に依存するというか、解決策を考えなければなりませんでした。

ギターを軽くして肩や腰への負担を少なくするためGibson SGを主に使うことにしました。
通常のギターに比べると2/3くらいの重さ(3kgくらい)なのと、形状として普通のギターよりもネック側に比重があるためにボディーにかかる重さは更に軽くて楽です。

そこで、次にもっと楽に弦を押さえられるようにと考えて、この写真のテンションコントロール弦、ダダリオEXL120BT(バランスドテンション・スーパーライト)009~040を、ここ2年くらい気に入って使っています。

なぜ009~042のセットに比べて、この2弦だけが太くて巻弦がすべて細いセット(009~040)が調子良かったのか・・・ですが、以下のような理由でした。

(1) 1弦から6弦まで、指に感じるテンション感が同じでチョーキングミスが少なくなる。(全体的に柔らかくなり、感覚の鈍くなった指に良い。)
 ※写真の下側の表のとおり、009~042のセットに比べ、2弦が太いが巻弦はすべて008~038のセットとの中間程度の細さになっている。

(2) 1弦から6弦まで、発音のタイミングや音量が合っていてコントロールしやすい。
 ※音量が整うため、各弦を同じ強さで弾けるのでスムーズになる。

(3) オクターブピッチが合わせやすい。
 ※テンションが同じなためか、オクターブはほぼブリッヂの中央程度の位置できれいに合う。


 そういった利点があります。
 ぼくはもともとテンション緩めが好きなのですが、それでもセットの中で2弦だけが異常に細くてグニャグニャなのに違和感があった点と、巻弦はできれば細ければ細いほど好きだというところがあったので、とても理想的な弦に感じました。

 でも、残念なのはこれ以外に他社製の009~040という太さの弦は無いこと。
 それにダダリオでも009~042では3セットで割安なセットが販売されていますが、この009~040の弦には割安セットが無く単体売りなこと。

 KEY渋谷店で少し安く売ってもらっているのですが、定年退職後を考えると、同じ太さでもっと安い弦を販売してほしいなぁ。

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